また通信分野では、1台のケータイで2つの電話番号やメールアドレスを使い分ける「デュアルSIM」型サービスがある。
印刷の世界でも、1枚の用紙に2ページ分をまとめる「2in1印刷」機能が一般的になった。省エネ、省スペース、そして多用途。ツーインワンは、効率化と自由度を同時に求める時代の象徴でもある。
そんな“二刀流”の発想が、ついにパチンコにも登場した。名づけて「ツーインワン・パチンコ」。1台の遊技機に電動ハンドルと手打ち式ハンドルの2種類が搭載されているのが特徴だ。プレイヤーはその時々の状況に応じて、自由に選択して遊技できる。
そもそもこのツーインワン・パチンコにはスタートが1カ所ではなく、複数個所に点在している。
スタート入賞を丁寧に狙いたいときは手打ちモードでゆっくりと玉を弾く。そして、大当たりしてアタッカーが開いた瞬間には電動ハンドルに切り替え、一気に出玉を狙う──まさに“手動と自動の融合”である。
従来のパチンコは、電動化によって玉の勢いもタイミングもほぼ一定になり、機械的なゲーム性が支配してきた。しかし、ツーインワン機では再び「打つ楽しさ」「狙う快感」が甦る。昔ながらの手打ち式のリズムと、現代的な電動式のスピード感。その両方を一台で味わえるのだから、往年のファンにも新規層にも魅力的だ。
もちろん、ホール側には複雑な思いもあるだろう。手打ちモードでは打ち出し速度が落ちるため、時間当たりの売上が減る可能性があるからだ。しかし、逆に言えばそれはユーザーに自分のペースで楽しむ自由が戻ってくるということでもある。
まさに「一打入魂」の時代への回帰だ。パチンコの本質を思い出させるような仕組みだ。
すでに試作機は完成しており、実際に試した関係者によると「単純に打っていて楽しい」と口をそろえる。玉の勢い、指先の感覚、リズムの取り方──電動一辺倒の台では得られなかった人の技量が介在する感覚が戻ってきたというのだ。
このツーインワン・パチンコは、プレイヤーがもう一度、台と対話する喜びを思い出すきっかけになるかもしれない。機械任せでもなく、完全手動でもない。その中間にこそ、新しい遊技の価値がある。
遊技人口の減少が続くなか、パチンコ業界は「どうやって新しいファンを取り戻すか」という課題に直面している。そんな時代に登場するツーインワン・パチンコは、まさに「原点回帰」と「革新」の融合機といえる。
市場投入が待ち遠しい。
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パチンコ店は設置機種で特徴を出し、客もその日の気分や予算で、機種選択が出来た。
しかし今は、当たらなければ時速約2万円の高速吸込デジパチ/パチスロばかり。
ピンバック: トクメイ
今なんて機歴販売ですら大して台数売れてないじゃん。
メーカーの販売する台がいかにクソ台か、いかにボッタクっているかということも
同時に露呈した訳だ。
メーカーはどうすんの? ホールに新台を買わせる資金の種になる遊技者をココまで減らして、台の値上げも大して効果がなくなった。
工場を共同利用? 10万台売ればそんな事を考えなくてもいいのでは?
ヒットできる台を規制如きで作れない、っておまえらの泣き言だろ
遊技者からすれば「そんな事知ったことか。ツマランしその上勝てないから止めた」ただそれだけの話。
ピンバック: アホくさ
単発で打ち出すことも可能なのですが
手打ちモード必要ですかねこれ?w
ピンバック: 業界人
買ったとしてユーザーが面白いと思える調整で置くのかどうか。
過去には新システムの遊技機はいくつかありましたね。
そのほとんどが今は開発されていないと思います。
ちょいパチ、設定付き、遊タイムetc。
そんな過去の遺物たち。
スマパチだって個人的環境下ではまだまだ全然普及してないっすよ。
ツーインワンパチンコ。
ホールの状況が好転しない限り、過去の遺物たちの仲間入りする運命だと思っちゃいますね。
ピンバック: 通行人