「日本人が汚した街を、私たち外国人が掃除している。日本人は何でも外国人のせいにするのに、こうした現実には目を向けない」。
そう主張する内容に、多くの人が反応した。
ところが後に、この画像は生成AIによるフェイクだったことが判明する。渋谷109の位置が不自然であったり、看板に日本語に存在しないカタカナ表記が使われていたりと、冷静に見れば一目で不自然さに気づける代物だった。
にもかかわらず、真に受けた人々が称賛や同調のコメントを寄せてしまったことで、逆に炎上する結果となったのである。
さらに深刻だったのは、投稿者の名前が実在する人物と同姓同名であったことだ。
同姓同名で無関係のTさんのSNSアカウントに、批判や中傷のDMが相次ぎ、怒りや困惑を募らせる事態に発展した。同姓同名というだけで被害に巻き込まれる可能性がある――SNS時代ならではのリスクが浮き彫りになった瞬間でもあった。
この出来事をきっかけにTさんは、「自分と同じ名前を持つ人が全国に何人いるのか」「そもそも名前や店名の由来とはどんなものなのか」という興味が芽生えたという。調べを進める中で目に留まったのが、デルパラ事件だった。ある意味話題の同店は、「出るパラダイス」の略ではないか、と想像を膨らませた。
思い返せば、Tさんは地方を訪れた際に初めて入るホールを決める基準の一つが「店名」だ。「出る」「出す」といった露骨な印象を与える名前を避けている。
そんな中、特に気になったのが業界3位の大手チェーン「キコーナ」だった。
これは、「期待」と「興奮」、さらに勝敗に伴う「泣き笑い」の頭文字を組み合わせた造語だ。勝ち負けの喜怒哀楽を凝縮したようなネーミングで、パチンコの本質を表していると言える。
ちなみに、ダイナムは「ダイナミック」と「アミューズメント」を組み合わせた造語だ。
こうした探究心から、日報に「ホール名由来辞典」を作ってほしいというリクエストまで寄せられてしまった。変わった名前や印象的な名前が多い業界だけに、その由来を知ることはファンにとって新しい楽しみ方になるのではないだろうか。
ホール関係者の皆さんで自店の店名の由来をコメント欄に寄せてもらえば幸いだ。
SNSのフェイク画像から始まった一連の騒動は、思わぬ形で「名前の由来」という別の興味へとつながった。炎上や誤解による迷惑は避けたいものだが、その過程で生まれた小さな疑問が、パチンコホール文化の一端を掘り下げる契機になったのは、一つの発見でもある。
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