日本でレンタルビデオ事業がスタートして40年あまり、TUTAYAはレンタルビデオ事業からの撤退を表明しており、昭和のビジネスモデルが終焉を迎えようとしている。
同業ライバル店だったゲオは、中古品販売の「セカンドストリート」に業態転換を進め、こちらは堅調に推移している。
ビジネスモデルの寿命は一般的には20年と言われている。その中でレンタルビデオ事業が40年以上も続いたのは、まだいい方なのかも知れない。ゲオは時流を読んでレンタルからの横展開で中古販売というビジネスモデルのマイナーチェンジを行ったとも言える。不要になったモノを売り、必要な人がそれを買う。SDGsの風潮ともぴったりとマッチした。
パチンコ業界の歴史を戦後から数えるとするならば、ビジネスモデルとしては“80歳”を迎えようとしている。これだけ長く続けてこられたのは、人間が本能的に持つ射幸心を換金という餌で釣って来たからだろう。景品交換も換金もないただの大人の娯楽だったら遠の昔に廃れていただろう。
全盛期には全国津々浦々までパチンコホールがあった。それが地方ともなるとパチンコ空白地帯が生まれている。地方は街の人口減少と共に、遊技人口も減って行くわけだからホール経営が成り立たなくなるのは当然のことだ。
この流れに危機感を持っているグループがある。ホールが一定のエリアから消えてしまえば、そのエリアにまだ残っているパチンコファンが行き場を失うことを恐れている。ファンがまだ残っているのに、ホールが先に消滅することは、業界としても由々しき問題だ。そのためには何らかの方法でホールを救済しなければならないと考えている。
しかし、救済と言っても具体案があるわけでもない。
そもそもパチンコのビジネスモデル自体が限界に近づいているために、このような状況を招いているわけである。つまりビジネスモデルを根本から変える時期でもあるということだ。
パチンコからの横展開での業態転換と言えば、パッと思いつくのはタンポポのような時間制パチンコのような営業形態だろう。ゲーセンの営業許可で、景品交換・換金はないがパチンコは1000円スタートで25回以上は回り、スロットは全6が打てる。となれば、本当の意味でストレス解消の役目も果たすことができる。
パチンコの次のステージはストレス解消産業として生きていくか。

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ポイントサイトとコラボして、勝てば換金可能のポイントがもらえるオンラインパチンコとかの方がまだ可能性があると思います。
初期投資やランニングコスト、失敗した時の撤退費用も安く済みます。
もちろん、この方法で生き残れるとしてもせいぜい数社で、開発者やメンテナンス要員もそこまで雇う必要がないため、多くのメーカーやパチンコ店の従業員はうどん屋などに転身することにはなります。
ピンバック: 日報読者
なる環境は日本にとってはプラスで地域に
パチンコ屋を残す必要はない。
良い風に書いてもパチンコ屋。
ピンバック: 馬鹿
そもそもカジノと違い生活地にあるのがよくない。
ギャンブルは身近ではなくハレの日にすべき。
現状だと旅先の競馬で金杯やG1のみにするとか。
ピンバック: カジノ即時解禁希望
ゲームセンターは喫煙所を用意できる程資金が潤沢なビジネスモデルではなかったということですかね。
ピンバック: 106.133.37.222
特にパチスロはスマート化が完了したらわざわざ店に来て見知らぬ人間の横で遊ぶ必然性は皆無ですし、オンラインでの営業が許可されたら丸ごとそれに置き換わってもおかしくないですし。
店内に「オンラインカジノは犯罪です」なんて広告が掲げられている店もありますけど、店内の遊戯性を(スマート化で)どんどんそれに近づけておいて何を言ってるんだ、と言う気持ちもあります。
超特電機が認められれば個数の上限を外し、パチスロのストック機能が黙認されれば際限なく爆裂度を増加させて規制を喰らい、結局自滅してきたのが業界の歴史ですから、自分たちに便利だからと言ってスマート化を進めると、今度は店舗そのものが不要になって業界そのものが消滅する危険があるのではないか、と思います。
マイホにしていた近場の低貸し店が今年早々閉店してしみじみ思うんですが、現在のこの業界はお客に優しい店はつぶれますね。
ピンバック: tameiki
印象はひとつ
意地汚い
自分らでファンを毎日コツコツと減らしておきながら、一方ではこんな寝ぼけた事をぬかす
残っているファンが1人になるまで、いや0になるまでまだまだ毟り取れる、ということだろうか
自店の客が減ったからこそ自然と出てくる言葉だろうね
その「一定のエリア」の金づるファンが欲しくて欲しくて涎が出ているように見える
あれもこれもじゃなくまずは自分の店をまともにしてから言ってください
ピンバック: 名無し