パチンコ日報

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AI技術で人間の欲望と感情をコントロールする機械作りを

1994年に公開された映画「LEVEL」は、ホールを舞台に、主演は仲村トオル。石橋凌やベンガル、田口トモロヲ、矢島健一らが脇を固める。当時はパチンコ業界全盛期でそこまでパチンコのイメージも悪くなかったのか、そこそこの役者を揃えている。ストーリーはドロドロだが、こんな内容だった。


豊田一成(仲村トオル)は、恋人の由美との結婚をそろそろ考えているごく平凡なサラリーマンの青年だったが、蒸発し行方不明になっていたはずの父が経営していたというパチスロ店を、父の右腕だった大野木(ベンガル)の強引な誘いにより継ぐことになり、脱サラする。

業績不振で倒れる寸前だった店名を豊田はまず「レベル」と改め新装オープンにこぎつけ、不正操作とサクラにより一気に店を大繁盛させる。

野望に火のついた豊田は親友で元同僚である天才プログラマーの滝(田口トモロヲ)に、人間の興奮度をマシーンが感じ取り、自動的にコインの出具合をコントロールする画期的な″ニュー・パチスロ・マシーン″の開発を依頼。新マシーンの開発は順調な一方、豊田と由美との溝は深まる一方で、ついに由美は滝の許へと去ってしまう。

そんな豊田のもとに、店員のサナエが身を投げ出してくる。一方、「レベル」のやり口に同業者たちは憤慨し、特に「スロッターズ」のバックについているパチスロ・マシーンのメーカー、ガリレオ興産のオーナーであり、裏の世界の実力者でもある堂山(石橋凌)は、大野木を寝返らせ、さらに完成した新マシーンのデータが収まったフロッピーを入手すべく滝にも近づいていった。

豊田とも癒着していた刑事の山崎(矢島健一)が滝の刺客となって現れるが、豊田はその山崎を逆に倒す。由美の手にあったフロッピーを無事手にいれた豊田は捕まってしまうが、協力を拒否して堂山の目の前でフロッピーを破壊する。豊田は袋叩きの目に合うが命だけは助かった。体はボロボロだったが闘志は強く、固く再起を誓うのだった。

以上

印象に残っているのは裏ロムを天才プログラマーに依頼するシーンだ。

豊田が作りたがっていたロムは、人間の感情や欲を操るロムだった。そのためには機械そのものにセンサーを埋め込む。各所に埋め込まれたセンサーが客の興奮度を測る。例えば、掌の汗、コインを入れるスピード、ボタンを押すタイムラグを推し量って行くことでのめり込み具合が分かり、設定は45段階で勝てそうな雰囲気を作る。まさに止められないスロットだった。

約30年前の映画だが、今なら最新のAI技術を使えば人間の感情や欲を操るスロットを作ることも可能だったりする。風営法の枠に捕らわれることなく、資金力に余裕のあるメーカーなら自社の技術を磨くために、AIで人間の感情をコントロールできる機械を作ってみるのも面白い。その技術が思わぬ分野で役立つかも知れない。例えば自動運転とか。どう?



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 昔のBモノ「デートライン2」「トライアンフ」等は36段階設定でしたね(ゝω・)
    猫オヤジ  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 猫オヤジ

  3. 資金力があるメーカー笑笑

    初笑いですよ
    メイン基板  »このコメントに返信
  4. ピンバック: メイン基板

  5. ギャンブルで機械側がプレイヤーの感情をコントロール
    もちろん抑制方向へ制御するんですよね?
    それならやればいいと思いますよ
    ななちゃん  »このコメントに返信
  6. ピンバック: ななちゃん

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