パチンコ日報

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iPhoneとパチンコ業界

3大ケータイキャリの一次代理店の関係者は、iPhoneとパチンコ業界がダブって見える、という。その心はユーザーの声を反映しないものはいずれ衰退する。

国民の半数がiPhoneを持っている日本では、依然iPhone神話が根強い。残りのシェアをシャープ、京セラ、富士通、ソニー、サムスン、Googleなどのアンドロイド各社が食い合っている。海外ではアメリカ、オーストラリアを除きアンドロイドのシェア率は60~90%でiPhoneは世界では少数派となっている。

日本では絶大な人気を誇るiPhoneは、最近では値上げと円安のダブルパンチで一番高いiPhone13のハイエンドモデルともなると20万4800円、とパソコンをも凌駕してしまう。

ここまで高くなってくるとiPhone神話にも陰りが見えてきている。

「販売店にとってiPhoneは儲け頭であることは間違いないのですが、最近はiPhoneの買い替えスパンが確実に長くなっています。その理由は、値段が高騰しているので、機種変も手軽にできないのですが、使いもしない機能をつけ過ぎて、オーバースペックにして値段を上げ過ぎてきた。値段についていけなくなった若者からアンドロイド切り替えて行っています。アンドロイドはマイクロSDカードが使える利便性が理解されてきた。もし仮に低空飛行を続ける楽天を中国資本が買収したら、中国製の格安スマホが大量に入ってくることになります。今のiPhone人気はこの先10年も持たない」(1次販売代理店関係者)

値段を上げ過ぎて客離れが起ころうとしているiPhone。悪い手本となっているパチンコ業界は何を学ばなければいけないのか?

「スマパチの仕置人はハンドルの位置が上向きに変更されたのですが、これが結構疲れる。ハンドルが嫌いなので大好きだった仕置人も打たなくなった。お客さんのことを全く考えていない。お客さんが求めてもいないことをやっての失敗した例だと思っています。こうしてパチンコユーザーはメーカーから押し付けられたものが嫌だとサイレントマジョリティーとなって去っていきます」とした上で、さらにこう言及する。

「お年寄りの方はiPhoneではなく、操作が簡単ならくらくフォンを使われている。若者が気づいたのは、オーバースペックのiPhoneで、実際使っているのはらくらくフォン程度の機能しか使っていないこと。それなら、価格が安いアンドロイドでいいじゃないか、ということで若者向けのアンドロイド教室が開催されているぐらいです。日本メーカーでアンドロイド製造を続けているメーカーは、今からアンドロイドの時代になることを読んでいます」(同)

ケータイ業界ではアンドロイド勢力によって安いスマホが提供されている様に、パチンコ業界では高品質で低価格を実現しているアイリスオーヤマのように、30万円を切る新台を提供するメーカーが出現することが待ち望まれる。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 実際に使うユーザーの意見を聞かずにやりたい放題やると衰退する。

    名言っぽいけど当たり前のことだわな。

    これが幼児や小学生低学年中学年くらいまでならまだまだ難しいだろうからわからないだろうし「へーなるほどそうなんだ」で許される範囲。
    そこから覚えていけばいい。
    それ以上の年齢なら理解してて当然。

    この業界は…。

    しかし、ユーザーの声を一切無視の考えって昔は違ったよね。多分だけど。
    ユーザーファーストではなかったにせよ、今よりはもっともっと客に寄ってたと感じる。
    やはりあれか、業界人でありながらパチンコを愛するユーザーでもあった人が多かったからか?
    今の業界人はパチンコ楽しむ人は稀って聞いたし。
    今のようにただ射幸性上げるだけで題材なんでもいいだろみたいな薄っぺらい機械じゃなかったもんね。
    出るか出ないかはもちろんあるけど、単純に遊技として面白かった所謂名機と呼ばれる機械が多かったのもそれを裏付ける証拠だろう。

    個人的なことだが、私は以前ちょろっとアフィリエイトをかじっていた。
    あれってこの業界の「ユーザーの意見知らんけど俺らがこれでいいと思ったからこれでいいだろう」なんて考えとは真逆だから、開発責任者あたりは1度マジでセミナーにでも行くといいよ。
    あんたらの考えじゃ絶対成果発生なんてしないから。
    お客様に対する事に関して学ぶこと多いと思う、けどまぁ本気の開発者なんていないから意味ないか。
    しょんぼり  »このコメントに返信
  2. ピンバック: しょんぼり

  3. 自分も遊技代を資金提供してくれる酔狂な人物が目の前に現れないか長年待ち望んでいる。

    ところがそうした人物が現れる気配すらない。これは一体全体なぜなんだ。待ってんだけど。

    日報で機械代がテーマとして初めて登場したのは調べる限り16年前。近年は頻出お家芸の域。

    16年前というと世界金融危機が始まった頃で第1次安倍内閣が終焉を迎えた時代にも重なる。

    十年一昔、隔世の感がある。だが日報では昔と同じトーンを保ったまま機械代高騰を嘆き続ける。

    ところがその嘆きを受け止めるはずのメーカーが下げるどころか年々機械代を釣り上げている。

    これは一体何故なんだ。マジでさーやってらんないんだけど、と16年。どんだけ〜、と16年。

    今の時代の子どもらが16年後も「そうだったらいいのにな」と無邪気に謳い続けるのか。

    「訴え続けることにこそ意味がある」の負け、「訴えるだけでは何にも変わらない」の勝ち。

    価格破壊は大手メーカーと大手ホールに打撃を与えるため誰もホンマもんの勝負には挑まんけどね。

    知らんけど。
    三味唐辛子  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 三味唐辛子

  5. >海外ではアメリカ、オーストラリアを除きアンドロイドのシェア率は60~90%でiPhoneは世界では少数派となっている。

    はい嘘。
    台湾や香港、ニュージーランド、カナダ、イギリス、オーストリア、ベルギー、スイス、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、など多くの国ではでiPhoneのシェアが過半数超え
    その他フランスドイツなどEU加盟国も4割程度のシェア
    毎回嘘ばっかつかないでくれる?
    あああ  »このコメントに返信
  6. ピンバック: あああ

  7. 安価での機械提供が出来ないと疲弊したホールに余裕は生まれずその先のユーザー増加には絶対に繋がらない。
    だが、とりあえずメーカーはその場しのぎではあるが息は繋く事が出来るらしい。
    ユーザー減少という犠牲を対価に自分たちの明日を確保するという事だ。

    高騰する機械代。

    ここを崩さない限り衰退は絶対に止まらない。
    私は別に「機械代を安くしろー!」なんて言いたいわけではない。
    ホールに属したことも無いただの半スリープユーザーであり、ホールに恨みこそあれど恩など毛頭無い。
    しばらくパチンコなど行っていない。いや、改めて考えるともう随分と行ってないな。

    何が言いたいのかというと、自身らが生き残るために機械代を上げる。上げるという事は自分以外のどこかへ負担を追いやるということ。ホールは押し付けられた負担をほぼそのまま横流しするだけ。当然、最終的にユーザーが犠牲になる。

    この構図ね。

    止めろなんて言わない。
    だが上がったままの機械代をそのままかそれ以上にしユーザーを犠牲にしときながら、一方ではユーザーの増加を求めるなんて都合が良すぎるわけ。
    どちらもなんて無理だから。
    そこを弁えるべき。
    匿名人  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 匿名人

    • 私はAndroidを使っていますが妻と息子は
      iPhoneですね。
      液晶の上部が反応しなくなってしまったので
      最近保険にて機種変更したのですが、iPhoneも
      選択できましたが同じXperiaにしましたよ。
      妻曰く私の様にスマホにあまり関心が無い様な
      者はiPhoneの方が設定関係等が分かりやすくて
      いみたいですね?
      (何言ってんだか実は良く分からないw)

      享楽さんは、社長が開発に口を挟むのを
      止めない限り復活は無いんじゃないですかね?
      無駄な機械代を減らしたいならバッサリと
      付き合いを止めてしまった方が良いと思いますよ。
      (後はサンセイさんとニューギンさん)
      現状だとSANKYOさんとサミーさんにだけ
      忖度していれば問題無い様な?
      私が愛して止まない三洋さんですら今後の
      営業方針次第では切りもありかしら?

      機械代が下がらなくても心を鬼にして落ち目
      のメーカーならバッサリ切る。
      2台だ3台だのの無駄な新台購入を止めれば
      下がったのと変わらないんじゃないですか?
      見守る者  »このコメントに返信
    • ピンバック: 見守る者

  9. iPhoneは世界シェアの2割Androidは8割で売上はiPhone50%Android50%の市場になってましたが、そういう構造なので利益率は圧倒的アップルで優位で株価がそれを表してるとも思えます。価格を下げようと思えば下げれる割と余裕があるのも強みだと思います。


    昭和のデジパチが出る頃の価格は20万以内でスーパーコンビ等は13万程度だったと聞きました。

    特に上場してるメーカー公表の従業員数を見て感じる事は現状の価格と販売頻度を改める事は出来る限りしたくないんじゃないかと考えさせられます。

    iPhoneは販売価格を下げる余地は相当あると思いますが、上場してるパチンコメーカーは販売価格を下げ販売頻度を下げる余地はアップル比較ではないと思います。

    リース制はメーカーにとってもホールにとってもデメリットもありますが、今後の業界全体の利益を考えたら開発頻度も緩やかでも安定した利益を見込めるのは大きい為、固定費削減にも繋がると思いますしその他のメリットもあると思います。

    LN制のデメリットを教えてくれた方がおりましたが、それに対応した信号を出力する事で人の手を介さず解決します。ご指摘ありがとう御座います。

    リース制は業界全体のトータル利益を見た際にはメリットが上回ると思います。
    業界衰退  »このコメントに返信
  10. ピンバック: 業界衰退

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