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新シリーズ・元店長の放言放題・・・その7「釘を開けただけではお客様が集客出来ない例・・・その3」

過去、閑古鳥店舗を多数視察したことを書いたが、そこには閑古鳥になる多くの共通点がある。



ただ、それが全て閑古鳥の原因になる訳でもない。それを認識してもらったところで、共通している代表例を上げてみたい。



★ほとんどのイベント予定が曜日に合わせて固定されている。



例えば、水曜日は「海物語イベント・デー」とか。金曜日は「遠山の金さん・デー」など。



★ホール内に遊技機の「ホスピス」や「墓場」がある。



簡単に説明すると、稼働が落ちた機種が、ホールの奥に移動され、新台がメインの島に設置されるということ。もちろん、ホスピスや墓場の島の位置は、ホールによって違うのだが、その移動習慣が恒常的に行われている。



業界人の皆さんなら、こんなホールを見たことがあるはずだ。



こういうケースは、弱小店舗しか経験がないベテラン店長にその傾向が強い。



そんなベテラン店長に教わると、若い店長にもそれが伝染していくケースもある。



こうなると負のスパイラルに陥る。



実は「新シリーズ・元店長の放言放題・・・その④「時代の流れを読まなくてはならない・・②」で登場したベテランのA店長の店舗がまさにこのケースだった。



A店長によると、イベント日の固定理由は、ホールが2万発稼働以下で、おまけに新台が少なく、人気機種もないために、多彩なイベントできない、とこぼしていた。



古い機種のホスピスや墓場については、それが当たり前になっていた。



コンサルが入っても、効果に継続性がない根本原因は、上記の様な点を改革するノウハウをコンサルが教育しないことが挙げられる。



つまり、お客様の「導線」を確立する方法をホール側に徹底していないからである。



改装工事や新台入替で入る手数料を目的としたコンサルが過去には大勢いたのも事実。今時そんな手法は通用しない。



「釘を開けただけではお客様が集客出来ない」。これは以前書いた「導線シリーズ」に話が通じるところがある。



話はそれる。



大好評のホール研修があった。



地域一番店ながら私から見たら接客やクリンネス、機械調整などが不合格のホールがあった。



このホールへ主任や店長を連れて行き遊技させた。会社負担は1万円まで。自腹は無制限。遊技と視察で合計4時間の研修を行った。



その後、研修会でこのホールの良い点、悪い点を各自にすべて挙げさせた。それを全体集計した。



結果は「マイナス要因」が「プラス要因」を上回った。



この研修を複数のホール企業で行ったが、結果は同じだった。



スロットのアクリル面が汚れ、従業員の接客レベルがバラバラ。「マイナス要因」が多いのに、ナゼ地域一番店なのか?



この思考が重要だ!



優良店舗の視察と同時に、閑古鳥店舗の定点観測も必要だ。それと優良店舗のマイナス要因を掘り下げ、それを比較が重要だ。



つまり視察でどこを見るのか?



たいていの視察は目に見える表面しか見ていない。まず、このことに気づかなければ、本当の視察にはならない。



教育担当者は、このエントリーをヒントに考えて欲しい。



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