パチンコ日報

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新シリーズ・元店長の放言放題・・・その6「釘を開けただけではお客様が集客出来ない例・・・その2」

Bさんはパチンコを覚えるために、近くのパチンコ店に通い始めた。



同僚からのアドバイスで、羽根物からパチンコ入門の扉を叩いた。



もちろん、釘は読めない。



勤務時間外に毎日通った。私鉄勤務時代の蓄えと退職金が潤沢にあったので、思う存分パチンコを打った。



最初は負け放題。



その時の心境を聞くと「悔しさ」が出てきたそうだ。



主任から釘の見方を教わる。



それからだった。ポツポツと打ち止めを経験し始めた。



パチンコを始めて数カ月目のことだった。公休日に朝からパチンコをすることを決めたBさんは、いつものホールへと向かった。



そこの従業員とは顔見知りの仲に。先方の従業員もBさんが競合店の従業員であることを知っていた。



同一ホールで、1日に7回の打ち止めは、日本新記録かも知れない(笑)。



後日、そのホールの店長と話した。



打ち止め4回目くらいで報告を受けた店長は、業界内部の人間しかしらない方法でのゴト行為か、と疑った。



監視カメラ数台をBさんに向けた。



そんな事を知らないBさんは、黙々と遊技した。カメラには一度も顔を向けないでいたそうだ。当然だ(笑)。



私はこの時、気づいたことがある。



★集客や稼働を上げるには、釘を開けるだけでは駄目だ!と言う事である。



この出来事に気づいたのは今から15年以上前。



当時は、40玉や50玉交換が主流の時代。どこのホールでも、集客には釘を開ける!というのが常識の時代でもあった。



Bさんが1日に7台打ち止めしたホールは、閑古鳥が鳴いていたので、釘はほとんどいじらないことで有名でもあった。



だから、羽根物に優秀台がゴロゴロしていることに、店長もお客様も気づかなかったから、Bさんの様な奇跡が起きたのである。



これは重要な事で、簡単に書くとこうなる。



釘をいくら開けても、お客様が足を運ばなければ、誰も遊技をしない。





北海道の大草原の中に、ポツンと1軒だけスロット専門店があったとしよう。全台設定6だとしても、お客様が来なければ、いつまでも閑古鳥店である。



この時から、私は閑古鳥店の視察を始めた。



高稼働優良店の視察は当たり前だが、閑古鳥店の視察を徹底的にした店長は、日本全国で私だけ?



この経験が私の大きな武器となった。



昔、あるホールから立て直しの依頼が来た。



別のコンサルに立て直しを依頼したが、失敗。それで私のところに話が来た。



そのオーナーはコンサルの指示の下、設備や新台や開店資金など合わせて7000万円を投入した。



最初は集客に成功したかの様に思えた、という。



しかし、8カ月過ぎからみるみる成績が落ちて、1年後には改装前と同じ状況になった。



この原因は何か?



私には一目瞭然だった。



この続きは次回以降に書くのでお楽しみに。



昔、一部のコンサルの立て直し方法といえば、大金を投入することだった。



それでは、継続的に成績を維持することはできない。



皆さんの周りにも全面改装を行って半年~1年後に元の木阿弥、というホールはあることだろう。



また、ホールを買収して看板を変えても、成績が上がらないケースも散見される。



昔はこんなコンサルが多かった。その影響から今でもコンサルの印象が悪いのではないだろうか。



つづく



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