パチンコ日報

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新シリーズ・元店長の放言放題・・・その5「釘を開けただけではお客様が集客出来ない例・・・その1」

随分古い話になるが、釘を開けただけでは、稼働が上がらないケースを学んだことがある。



この経験は、私が店長として大きく羽ばたくきっかけとなった話だ。



この話は、本当に分かりやすい単純明快な内容なので、経験の浅い店長さんは、この話を頭の隅に入れておいて損はない。



昔の話でも、今のホール運営にも十分通用する話でもあるからだ。



この話を読んで頂ければ、経験値と机上論の差が理解できると思う。



バブル期に経済評論家が予測が当たらなかったり、ノーベル経済学賞受賞者の理論が万全ではなかったように、情報を集めて机上で空論を描いた話だけを信じてはいけないということを感じ取って欲しい。



パチンコ日報で何度も説いているが、ホール運営で成績を上げるために重要なのは、高稼働ホールの視察だけでは不十分であり、合わせ技をもって成績を上げることが必要である。



羽根物が全盛の頃の話である。



私が関東の店舗管理者をしていた時、3セクの鉄道会社から転職してきたBさんがいた。



勤務歴10年のBさんが、どうしてホールへ転職をして来たのか?



この話が壮絶であった。



専門学校を卒業して、鉄道会社に正社員採用された。



順調に人生を歩んできたBさんに悲劇が起きた。



ホームで何時もの様に、特急通過の監視していた時だった。

15メートルほど前方で人が線路に飛び降り、線路上に横たわったのだ。



そこへ通過列車が。急ブレーキをかけても間に合わない距離とスピードだった。



Bさんは、体が車輪によって引き裂かれる一瞬を目撃してしまったのだ。



その日から、Bさんは普通の精神状態ではいられなくなった。



業務に就けなくなった。ホームに立つと、あの光景が頭に浮かび、脂汗が出て、体が震える。通勤で電車に乗ることもできなくなって行く。



ついには、電車を見るのも嫌になった。



精神的ショックを治療するために、長期休暇に入ったが、電車恐怖症は克服できなかった。



Bさんは子供の頃、包丁で指を深く切ったことがある。それからは包丁が怖くて、りんごの皮も剥けなくなった。



元来の極度の出血恐怖症と今回の飛び込み事故が重なり、重度の精神的ショックとなった。



そしてパチンコ店に就職をするのだが、条件はマイカー通勤ができることだけ。



実は、Bさんはこれまでまったくパチンコをやったことがなかった。



就職した時、本当に何も分からない状態だった。



そんなBさんが、競合店の閑古鳥ホールで、12時間で7台の羽根物を打ち止めしたのだ。



1台打ち止めするのに、平均100分。



後日、その閑古鳥ホールの店長から話を聞けたのだが「ゴトだ」と思ったそうだ。



つづく



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