パチンコ日報

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業界を復活させるのは機械ではなく斬新な発想を持った経営者


今では地場の中堅企業になっているホール企業が、異業種からパチンコ業界に参入したのはフィーバーが誕生して間もない頃だ。地元周辺にホールがなかったこともあり、先代のオーナーが、フィーバーが最初に導入された新潟のホールまで自らが視察に行き、実際に初めて打ってみて「こんなに面白いものはない!」とパチンコホールを始める決意を固めた。

ところが、オーナーを始め全員がパチンコのパの字も知らない素人集団で始めたものだから、1号店がオープンした初日は玉が出すぎて1時間で閉店を余儀なくされ、大赤字を出してしまう。

メーカーから指南を受けながら、それでも利益よりもお客さんが喜ぶことを優先して会社は大きく成長していった。

過渡期から成長期までは素人集団でやってきたが、素人も長年やっていればみんなプロになってくる。今ではパチンコ運営のプロ集団となったが、逆にプロばかりになってしまったために、「現状を打破できない」と自らを分析する。

「プロになると運営側のことは分かるが、お客さんのことが分からなくなってくる。以前のウチは業界外からの幹部候補生を採用して、パチンコ業界の変な慣習にとらわれることがなかったから伸びた」

そこで求められる人物像が常識にとらわれず人と同じことをしない人。いつもワクワクするような驚きを与えてくれる人。あえて誰も手を付けない場所を攻めて成果を上げるタイプ。

パチンコ業界は自由競争をやっているようで、意外にも護送船団方式だ。一番分かりやすいのが新台導入。競合店が〇〇という新台を4台買ったから、ウチは倍の8台にする。同じ機種を台数で勝負する傾向がある。「右に倣え」をしていれば安心する。それだけ、機械によって稼働が左右されるからだが、競合店と同じ新台を導入していれば、失敗しても言い訳ができる。

護送船団方式の中で競争をやっても、突飛な発想は生まれない。

貧すれば鈍する。勢いのある頃は優秀な人材も業界に入ってきたが、業界自体に魅力がなくなれば、優秀な人材も集まりにくくなっている。

今のパチンコ業界は、“あえて手をつけない業界”になってしまっていることは否めない。誰も攻めようとしない業界で成果を上げられる人材は、喉から手が出るほど欲しい。

これから遊技人口の復活はない、と言われているパチンコ業界の常識を打ち破り、再ブレイクさせるのは、革新的な機械ではなく、斬新な発想をもった経営者の登場だろう。



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