前回の質問の答えは、お解りになりましたでしょうか?
今日もある質問を出します。
前回の答えは明日の回で、答え合わせをしたいと思います。だから、今日始めて前回の質問を見たかたは、明日まで考えてみてください。
優秀なコンサルには、得意不得意があります。
得意分野だけを追求していくコンサルもいれば、不得意でも果敢にチャレンジして成績を上げるコンサルもいます。
この業界の一部のコンサルには、不得意な分野にチャレンジできる頭を持たないコンサルもいます。
このブログでも以前書かれていましたが、数カ月で契約解除になったコンサルもけっこういるものです。
大手チェーン勤務を経て独立したコンサルは、地域一番、最速大量新台投入に重きを置く手法を強く勧めて、利益が上がらないでクビになりました。大手の手法が全てに通用すると勘違いするコンサルは多くて、結果「廃業」する人も多いのです。
ホール側がコンサルと契約する際に、相手の資質を見極めるのは大変難しいものです。いい加減なコンサルがはびこったために、この業界ではコンサルアレルギーが強い人は多いものです。
コンサルは基本知識を持つことは最低条件ですが、そのほかにも、頭の柔軟性が必要になります。
ホール企業が、コンサルを見極める際には、その柔軟性を会話から探り出すのが重要です。
その柔軟な頭に必要な発想のひとつをご紹介します。
豊臣秀吉が曽呂利新左衛門に褒美を取らせると言いました。
曽呂利新左衛門に何が欲しいかと訊ねた秀吉に曽呂利新左衛門はこう言いました。
「今日は米一粒でかまいません」
「明日は今日の倍の米二粒」
「そうやって毎日前日の倍の米粒をください」
秀吉は、曽呂利新左衛門はなんて謙虚な奴なのだと思い、その褒美の申し出を認めました。
さて、81日目には、米何粒をもらえる様になるでしょうか?
答え
この質問は倍倍の恐ろしい法則として有名です。
この質問と答えを知った時から、あなたは、商売の面白さと怖さを認識すると思います。
これはある意味、お客様が自店舗から飛んでしまう怖さに通じます。
2417851639229258349412351粒 = 80京5950兆5464億975万2783俵
1俵は人間一人が一年間に食べる量と言われています。
倍倍の法則でもうひとつの質問。
厚さ0.1ミリの紙を42回折りたたむと、厚さは何ミリになると思いますか?
たった42回折りたたんだだけなのに・・・・
1回目の折りたたみで0.2ミリ
2回目の折りたたみで0.4ミリ
10回目だと…102.4ミリ
それが20回目だと…104857.6ミリ≒104メートル
30回目だと…107374182.4ミリ≒107キロ
42回目はナント!!!…439804651110.4ミリ≒44万キロ
44万キロって、地球から月までの距離(38万キロ)より遠いのです。
今日の質問の答えは、パチンコ店のお客様が一気に飛んでしまう怖さを知らしめるのです。
極端な数字ですが、あるコンサルは、数カ月で売り上げを半分にしてしまった人がいます。この法則の怖さを知らないでいたのです。
そこで前回の質問ですが、今日の質問の逆説なのです。
お客様を地道に増やす難しさを悟るための質問なのです。
つづく
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パチンコ業界雑感シリーズNo.4
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