2018年の後半から登場しましたが、パチンコでは“PF革命期ヴァルヴレイヴ”、スロットは“HEY!鏡”など2021年の後半には3年の検定期間が終了します。
認定機としてそのまま活用できる機種がどれくらいあるかはさておき、コロナ禍の厳しい状況の中では、出来る限り長期使用を目指した機種運用と活用が必須となります。
ファンがついていて、長期的にお店に設置しておける機種を私はストック系機種と読んでいますが、このストック系機種の育成と設置比率アップは、店舗営業における粗利の土台になっていきます。
旧規則機の設置比率が多かった昨年までは、お客様も機種を相対的に見て旧規則機を遊技選択する場合が多かったと思います。
しかし、撤去が進むにつれてお客様の好きだった旧規則機が撤去されるので、新規則機で好きな機種を見つけて頂くためのお店の努力は欠かせないものになります。
これまでも、P機や6号機の中古を再設置したり、購入したりして活用してきていると思いますが、旧規則機の撤去と共に、相対的な価値が高まる機種がP機や6号機の中にも出てきます。
P機の甘デジは既に1円パチンコではストック系機種になっているものもありますが、現在販売されている『遊タイム付き』の機種とスペックは変わらないものもあります。
遊タイム付きの機種としてのメリットは、遊タイム突入からの引き戻しや、投資の目安になる安心感などがありますが、そもそも遊タイム突入は『4~8%』くらいなので、出玉性能としては遜色ない機種も過去に存在しています。
スロットであれば、射幸性が低下したと言っても、短時間での瞬発力がある機種が6号機でも販売されてきました。
もちろん、中古導入に当たっては【お客様にどんなメリットのある機種か?】という訴求をしながらチャレンジしていく必要があります。
中古を導入する際は、出来れば新台と一緒に導入して、類似機種や特性などでコーナーとしての訴求を実施したいものですが、中古機のみの入替であったとしても、お客様に対して【お客様にとってのメリット】を伝える工夫が必要になります。
お店に台を置いておくだけでは機種のファンにはなってくれません。
ストック系機種でも、CR北斗無双のような多台数のメイン機になっているものはお客様も興味関心を持ってくれますが、失敗例としては長年使用してきた機種の訴求をしなかった結果、新たなファンをつけられなかったということがあります。
多台数設置ではないが、長年使用出来たということは機種の面白さなどお客様にとってのメリットがあった結果です。
このような失敗例も意識しながら、これまでのP機や6号機の中古を選定して、導入した後にどのように活用していくかを考えてストック系機種を目指す必要があります。
良いものでも、伝わらなければ認知されません。
良いものというのは、お客様によって異なります。
機種の特性から、どんな顧客メリットを提供できるのかを考えて、中古機にもファンをつけていく取組みをコツコツと継続していくことが大切です。

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