パチンコ日報

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ストック系機種となる中古機活用にチャレンジ

これまでに販売された新規則機は、2021年の1月末で『パチンコ約290機種』『スロット約105機種』となっています。

2018年の後半から登場しましたが、パチンコでは“PF革命期ヴァルヴレイヴ”、スロットは“HEY!鏡”など2021年の後半には3年の検定期間が終了します。

認定機としてそのまま活用できる機種がどれくらいあるかはさておき、コロナ禍の厳しい状況の中では、出来る限り長期使用を目指した機種運用と活用が必須となります。

ファンがついていて、長期的にお店に設置しておける機種を私はストック系機種と読んでいますが、このストック系機種の育成と設置比率アップは、店舗営業における粗利の土台になっていきます。

旧規則機の設置比率が多かった昨年までは、お客様も機種を相対的に見て旧規則機を遊技選択する場合が多かったと思います。

しかし、撤去が進むにつれてお客様の好きだった旧規則機が撤去されるので、新規則機で好きな機種を見つけて頂くためのお店の努力は欠かせないものになります。

これまでも、P機や6号機の中古を再設置したり、購入したりして活用してきていると思いますが、旧規則機の撤去と共に、相対的な価値が高まる機種がP機や6号機の中にも出てきます。

P機の甘デジは既に1円パチンコではストック系機種になっているものもありますが、現在販売されている『遊タイム付き』の機種とスペックは変わらないものもあります。

遊タイム付きの機種としてのメリットは、遊タイム突入からの引き戻しや、投資の目安になる安心感などがありますが、そもそも遊タイム突入は『4~8%』くらいなので、出玉性能としては遜色ない機種も過去に存在しています。

スロットであれば、射幸性が低下したと言っても、短時間での瞬発力がある機種が6号機でも販売されてきました。
もちろん、中古導入に当たっては【お客様にどんなメリットのある機種か?】という訴求をしながらチャレンジしていく必要があります。

中古を導入する際は、出来れば新台と一緒に導入して、類似機種や特性などでコーナーとしての訴求を実施したいものですが、中古機のみの入替であったとしても、お客様に対して【お客様にとってのメリット】を伝える工夫が必要になります。
お店に台を置いておくだけでは機種のファンにはなってくれません。

ストック系機種でも、CR北斗無双のような多台数のメイン機になっているものはお客様も興味関心を持ってくれますが、失敗例としては長年使用してきた機種の訴求をしなかった結果、新たなファンをつけられなかったということがあります。

多台数設置ではないが、長年使用出来たということは機種の面白さなどお客様にとってのメリットがあった結果です。

このような失敗例も意識しながら、これまでのP機や6号機の中古を選定して、導入した後にどのように活用していくかを考えてストック系機種を目指す必要があります。

良いものでも、伝わらなければ認知されません。
良いものというのは、お客様によって異なります。

機種の特性から、どんな顧客メリットを提供できるのかを考えて、中古機にもファンをつけていく取組みをコツコツと継続していくことが大切です。



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機械性能を伝えて次回の来店意欲を刺激する

コロナ禍において、現在来店して下さっているお客様は本当に有難いし大切な方々です。

もちろん、足が遠のいているお客様も大切なのは当然で、いつかまた来店したときのために、休止中のお客様に向けた準備も必要です。

これまでの旧規則機から新規則機への移行期間で、すでに『好きだった機種』『知っていて打てる機種』が撤去され、来店意欲が大きく低下しているライトユーザーが増えています。

射幸性を求めるユーザーの方々は、スロットからパチンコに行ったりする方もいますが、来店意欲が低下している可能性は否めません。

これはコロナ禍の原因ではありませんが、コロナ禍で大きく前年対比を下回る現状としては、これ以上の撤去離反を生まないようにしていくことが求められます。

仲間内でもクライアント様とでも、昔から議論に上がるのが“射幸性が上がればファンが増える”というものです。
私は妄信的にこれに依存する考え方は危険だと常々お伝えしています。

“射幸性が上がる”ことで、休眠ユーザーが話題を聞きつけ、再度来店する可能性はあります。
“射幸性が上がる”ことで、来店意欲が高まり来店回数が上がる可能性はあります。

しかし、過去何度も規制と緩和の中で射幸性は上がったという事実がありながら、参加人口は右肩下がりという結果です。
人口動態や社会背景も関係しますが、“射幸性”以外にも常にファンを増やす取組み、ファンを減らさない取組みというものを考えて施策として実行することが大切です。

お客様がヘビーユーザー化しているという表現も見受けられますが、私としてはヘビーユーザー化したのではなく、ライトユーザーが減少した結果としてヘビーユーザーの比率が高くなったと考えています。

もちろん、それが善とか悪という話ではなく、どちらのユーザー様も大切にしていくことが重要ですが、私たちの努力はライトユーザーの来店促進にはなっていないということを反省することから見直していく必要があります。

たまにパチンコやスロットを打つ業界外の友人(昔から打っているファンです)が、「今は何か面白い台はあるの?」と聞いてきました。

久しぶりにお店に行ったら、以前打っていた知っている台が無くなって、分かる台が無いからジャグラーを打って帰ってきたとのことです。

ジャグラーは打てるが、他の機種が分からないから人気のありそうな機種に座って小冊子を見たがよく分からなかったと。
私が普段からクライアント様に伝えている、撤去離反の兆候が友人にも見られました。

私が個人的に好きな機種で、たまにしか行かない友人でも分かりやすい機種をパチンコとスロットで紹介しましたが、このような機会が無ければ離反していたと思います。

前置きが長くなりましたが、今回のテーマ『機械性能を伝えて次回の来店意欲を刺激する』というものですが、機械性能と言っても詳しく伝える必要はありません。

お客様の“投資金額×投資時間”と“期待出玉”を想像して、いくつかのパターンで興味関心を高める訴求になります。

『低投資×短時間+ミドルリターン』の機種は何か?コーナーは作れるか?
『低投資×短時間+ハイリターン』の機種は何か?コーナーは作れるか?

さらに、ライトユーザーの方々をイメージして、お客様が詳しくなくても分かりやすいか?もしくは、少し説明すれば分かるものか?を踏まえて、機種やコーナーの訴求をするものです。

知っている機種があるうちに、「次の機会にはあの台を打ってみよう」と思ってもらうための訴求が、次回来店意欲を刺激します。

もちろん、次回来店意欲は「今日は勝てた!」ということでも起こりますが、利益を剥離にする努力は出来てもお客様一人ひとりの勝ちをコントロールすることはできません。

射幸性とは関係なく、機械性能としては良い機種がありますが、知らなければ打ってもらうことはできません。
是非ともお店で工夫して、知ってもらい興味を持ってもらえるような訴求を目指して欲しいです。




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今、自店でやるべきことは何か?

コロナの状況下において、法人様や店舗様はそれぞれの事情が異なりますが、現状のお客様を大切にしながら、これからのお店作りを目指していくことは欠かせません。

昨年以前から、旧規則機の撤去から新規則機への移行に関しては『粗利問題』という大きな課題と向き合う必要性についてお伝えしてきました。

コロナ禍で無いときでも、新規則機への移行にはコストがかかるのと、安定した粗利を得られていた旧規則機の撤去による粗利低下という『粗利問題』がありましたが、コロナ禍の状況では更に深刻な『粗利問題』となっています。

現状では、必要経費を賄うための粗利をどう稼いでいくか、新規則機への移行のための機械台の粗利をどう稼いでいくかという課題に対して、【どのレートの、どの機種で?】という具体的なレート毎の機種構成も変化させながら考えていく必要があります。な

お店の業績を上げるには、基本的に4つの視点しかありません。

4つの視点とは、『①競合店からお客様を奪い、自店のお客様の数を増やす ②自店のお客様の来店回数を増やす ③自店のお客様の滞在時間を延ばす ④自店市場で新規ユーザー開拓を行い自店に来てもらう』というものです。

現状のパワーゲームで勝ち抜いている1番店は、引き続き『①の競合店からお客様を奪う』活動が優先順位としては高いものになりますが、1位独占市場による2番店以下は、①によって奪われないようにしつつ、②の来店回数を増やしてもらう工夫と、③の滞在時間を延ばす工夫が重要になります。

その為に、【今、自店でやるべきことは何か?】を考えて、【どのレートの、どの機種で?】これらを実現するかを『粗利問題』と向き合いながら施策を練ることの継続になります。

商売は必要経費と投資に対してリターンが得られなければ成り立ちません。

現状の新台の価格では、入替費用と必要経費を賄う投資にならない傾向が顕著にみられるので、未来の粗利を踏まえた機種構成を想像し、特にこれからのストック系機種(長期的にファンがつく機種)の育成も進めながら【どのレートに、どの機種を導入していくか】を自店の状況に合わせて選定していく必要があります。

営業戦術としては、機種にファンをつけていく取組みも並行していく必要があり、導入しただけでファンはつかないという前提でお店の施策を準備することも求められます。

良い機械というのは、お店にとっては販売台数が多い機種を言うわけではなく、少台数でもストック系機種になる機種という見方も大切です。

更に言えば、他店や全国的にはファンがいなくても、自店ではしっかりとファンがついている機種も良い機種と言えます。
メイン機種にはなりませんが、お店の安定粗利を構築している機種は、長期的に機械台を回収して、ファンも納得して遊んで下さる機種の設置比率です。

特に粗利が低下している現在としては、自店において必要な機種は何か?を考えて投資をしていく必要があります。
自店に必要な機種は何か?どのようなアクションで来店回数と滞在時間を増やしてもらうか?ということを考えて、自店に合った取組みを実施していくことが大切です。

遊タイム付きのライトミドルや甘デジは、ストック系機種になる可能性が高いので、新台としての鮮度が落ちても再訴求してファンをふやす取組や、中古導入でもプロモーションのかけ方によってファンをつけていけるので、ぜひ【今の自店にとって何が必要か】を考えながらぜひともチャレンジしてほしいです。




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台とお客様のつながり

2021年が始まりました。
皆様、本年も宜しくお願い申し上げます。

昨年からの状況は変わりませんが、自社の生き残りをかけて進んでいく年になります。
店舗を増やしている法人様もあれば、コロナ禍で店舗を縮小した法人様もあります。

それぞれの法人様で事情は異なりますが、業界の商売としてファンを楽しませるという点においては変わらないので、撤去が進む中でも今を振り返り、商売の基本が出来ているかを問い直しながら進んでいく必要があります。

まずは1月11日の撤去がありますが、長期使用してきたストック系機種の撤去に関しては、その機種が好きだったファンの離反を回避するための取組みも重要になります。
(※ストック系機種とは、自店にとって長期使用してきた稼働と粗利貢献機種を武内はそう呼んできます)

代わりの機種を導入するだけでなく、好きだった機種が無くなった後も次の好きな機種が見つけられるように施策を準備しておく必要性が高い状況となります。

残りの旧規則機はストック系機種が多いので、撤去離反が起こらないように『機種が分かる』お店作りが引き続きの課題です。

この取組にやりすぎということはなく、多くの店舗で商売の基本となる“台とお客様のつながり”を作るための取組みが不足しているので、それぞれのお店が「自店は出来ているのか」を振り返り、「どうすれば出来るのか?」を追求して取組まなければ、自店のファンを更に減らしていくことになります。

全国の参加人口が減少する中で、各店が取組むことは自店商圏でファンを減らさない、ファンを増やしていく取組みになります。

新台入替の台数なども市場活性化につながりますが、高額な機械台を多く購入するには予算が不足している状況でもあるので、まずは自店の資源で可能な“台とお客様のつながり”を中心に進めていくしかありません。

ストック系機種というのは、海系やジャラー系だけではなく、設置台数は異なっても『ファンがついている機種』は長期使用できるものになります。

これまで設置してきている新規則機の中にも、ストック系機種になりうるものがあるので、中古で導入する場合は全国での支持だけでなく、自店のお客様にしっかりと訴求して、『自店でファンをつけていく』取組みを実施していくものになります。

大きな課題は各社それぞれですが、お店の具体的な戦術としては商売の基本である『機種が分かる』という状態から、「好きな気機種が見つかった」という結果を作り続けてファンを離反させないことが大切です。

今年は、今のお客様を大切にしながらも、離反から戻ったお客様が好きな機種を探せるお店作り、更には「空き時間にちょっと行くか!」と足を運びたくなるような短時間遊技の楽しさなど、来店動機になる価値をお客様の中に生み出していくことにチャレンジしていくことが欠かせません。

面白い機種があったとしても、お客様に伝わらなければ意味が無いので、とにかくお店でファンに知ってもらう取組みへのチャレンジを充実させていきましょう。



お店としての重要課題は何か?

2020年は、コロナ禍による大きな影響が多方面に広がり、未だに終息が見えていない状況です。
現実として起きていることと向き合い、2021年を進んでいくしかありません。

前回のコラムで「脱皮できない蛇は死ぬ」という、変化があれば自らも変化に対応していくことの必要性を書きました。
来店して下さっている既存ファンの方々が、引き続き楽しんでもらえているかを省みて、これ以上の離反を起こさない取組みは出来ているか?

新規ファンの獲得は簡単ではありませんが、ここまでの参加人口減を真摯に受け止め、『出来ていない・やれていない』という前提でファン増へ挑戦できているか? ということを考えて実践していく必要があります。

これは、ホール企業だけでなく、機械メーカーや周辺機器企業も同様に自らを省みることが重要で、自分たちの立場ばかり考えていては、これからも変わることは出来ないので業界全体は更に縮小していくことになります。

現在は世の中で外出を伴う不要不急の産業は縮小しています。
しかし、不要不急の産業は人間社会や人の心を豊かにする大きな役割があり、いつの時代でも世界中で無くならない商売でもあります。

厳しい状況ではありますが、企業が生き残るために何をするべきかを、これまで以上に更に一歩二歩と進めて変革していき、コロナ終息後には変化し進化した価値をお客様に提供できるよう今から着手して楽しさを提供することを目指すことが大切です。

人は厳しい状況にならなければ、なかなか脱皮しようとはしません。
なんとかなっていれば、真剣に変わろうともしません。

多くの企業が『なんとかならない』状況と向き合っているからこそ変わるための思考と行動が生み出されます。

「なんか変だよ」「これでいいの?」と、これまでやってきたことでも本当にお客様のお役に立っているのかを考えて、『過ぎたるは猶及ばざるが如し』でちょうどいい状態に戻したり、物によっては無くても良いものもあるかを振り返る必要があります。

逆に、不足しているものもあるので、変わろうとする力がある今だからこそ、根本から見直して挑戦することが今のタイミングです。

繰り返しコラムではお伝えしていますが、お客様が好きな機種を見つけられなければ離反していきます。

特にライトユーザーの方々や、毎日お店に遊びに来るが好きな機種以外は台が分からない、知らないというお客様に対して、【好きなものが見つかる】お店作りは大きく不足している取組みです。

今のファンを大切にし、コロナ禍終息後には新規ファンの獲得を目指して、この状況を乗り越えて参りましょう。



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