パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

読者の投稿を漫画にするパチラン新聞をコミュニケーションツールに活用

先日開かれたぱちんこ情熱リーグで最終審査に残った6店舗のうち、2店舗がオリジナル新聞や地域の情報誌を発行していた。いずれのホールも顧客とのコミュニケーションツールとして活用していた。



このような紙媒体が果たす役割を「パチンコを楽しんで頂くための情報を少しでも多くのお客様に知ってもらうために、新聞による情報提供は欠かせない」と話すのは福岡市西区の「エルグラン今宿」の支店長。



今から3年前、低玉貸し専門店としてオープン。1年前に、少しでも長く遊んでもらえるホール環境を考え、ネットで検索している時に、偶然見つけたのがパチラン新聞だった。パチンコマンガでは絶大な人気を誇る谷村ひとしのキャラクターが目に飛び込んできた。



「攻略系の情報は溢れかえっているが、パチンコライフに密着した情報は少なく、ほのぼのとした雰囲気づくりの中で、『これだ!』と閃き、資料を取り寄せ、すぐにパチラン新聞を採用しました」(同)





パチラン新聞、という名前を初めて聞く人も少なくないだろうが、これは「明るく楽しく健全なパチンコ」がコンセプトの新聞で、毎月1日、11日、21日の月3回発行される。パチラン新聞を発行するグッドハウス社からデータが届き、ホールでプリントアウトして店内に貼り出す仕組みになっている。



新聞の目玉企画は「漫画パチンコ諸行無常」。これは、ユーザーや契約ホールからの投稿された実話を漫画にするもので、ユーザーが経験したことや、心温まるエピソードが文字ではなく、漫画になっているので、注目の定番コーナーになっている。読者は「そうだ、そうだ」とうなずき、共感できる内容が諸行無常の人気の秘訣だ。



一方、「ドンキホーテのパチンコLOVE」は、パチンコを誰よりも愛する谷村ひとしによるパチンコ愛をテーマにした漫画。他誌では読めない内容となっている。



さらに、パチンコユーザーにマッチした星占い、レシピ情報や健康情報は役立つ。



「店内活性化のツールとして、パチンコに特化した漫画が欲しいと思っていたので、どんぴしゃの内容でした。わざわざ立ち止まって読んでいるお客様の姿を見ているとやってて良かったと感じます。パチラン新聞は漫画を使って様々なパチンコライフを表現しており、一貫性があるので、ためにもなるし、読みやすく、わかりやすい」(同)



同店ではA1サイズにプリントアウトした4枚をイーゼルに貼りだしているほか、トイレの個室にはA4サイズに縮小したものを設置している。







「パチラン新聞を採用して丁度1年になるのですが、そろそろ当店であったエピソードを投稿して漫画にしてもらおうと思っているところです。当店のスタッフに出会って元気をもらった、というお客様もいらっしゃいます。お客様の息子さんと比べて礼儀正しく、お客様から叱られても、親切丁寧に対応している姿に共感していただいたエピソードがあるので、そういう実体験を投稿したいと考えています」(同)



パチラン新聞の料金は毎号横型3枚(縦型4枚)、月3回発行で、月額5万円~。新聞の内容はチラシやWEB、サイネージにも利用できるほか、同社運営パチンコパチスロファンが集うアプリ(会員数約4万人/サービス14年)で店舗情報を提供できる特典も付く。



今回、お得情報、漫画パチンコ諸行無常、漫画パチンコLOVEの縦型3枚の中から2枚を選択できる月額1万5000円の新プランもリリースされた。





新プラン・サンプル(縦型3枚のうちから2枚を選択)











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業界初の3Dマッピングをホールで上映

プロジェクションマッピング(3Dマッピング)が一躍有名になったのは東京駅や大阪城をスクリーンに上映されて以来だ。立体感のある大迫力の映像が見る人の度肝を抜いた。



11月からのイルミネーションシーズンを迎え、スカイツリー、すいだ水族館、東京ディズニーランド、横浜ランドマークタワー、大阪城、ユニバーサルスタジオジャパン、ハウステンボスなどでプロジェクションマッピングが上映される。



開催場所は公共の場所やテーマパークで上映されているように、まだ、一般の商業施設では馴染みが薄い中、パチンコ業界の先頭を切ってプロジェクションマッピングを企画したのが、滋賀県に本社を置くイチバン・コーポレーションだ。



11月1日から3日間、彦根市の「ICHI-BAN本店」の立体駐車場(55×21m)をスクリーンに3Dマッピングが上映された。





「民間企業でやっているところはないので、やるなら今しかなかった」と話すのは3Dマッピングを企画した高橋芳周専務。



ところが、新台50台分、という費用を聞いてすぐに断念する。



しかし、すぐには諦めきれなかった。取引先のFTコーポレーションに3Dマッピング業者を探してもらったところ、予算の範囲内で収められるところが見つかった。



映像はすべてオリジナル。制作期間は1カ月以上かかった。1回が8分の長さで、30分おきに5回流した。







当日は駐車場を一般開放してパチンコをしない市民にも楽しんでもらった。子供連れの家族の姿が目立ち、立体的に動く映像に子供たちから歓声が上がった。



「滋賀県下初、ということで地域の人に楽しんでもらいたい、ということとブランディングの目的もありました。ホールを10店舗、飲食を10店舗をやっているので、採用を含め知名度を上げたいと思います」(高橋専務)



こういう企画ができる背景には同社の自由闊達な社風に由来するものがある。社内では役職者を役職で呼ぶことが禁止されており、「さん付」で呼ぶフラットな雰囲気を作り出している。



社員のやる気を引き出すために、上からの細かい指示はなく、自分たちがやりたいことを申請すれば、費用対効果でOKが出る。







3Dマッピングを実施する際、細かな注意点がある。



「黒い壁はダメです。今回、駐車場の壁面は金属の格子ですがOKです。建物と同じ引きが必要なのである程度広い駐車場が必要です。何より、音響も重要になってくるので、音を出せる場所が条件となります。大雨や雪の日は上映できません」(FTコーポレーション村木常務)





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月額2万9800円で自社アプリが使える

スマホ時代を迎え、スマホ専用の自社サイトのアプリを導入するホールが増えてきている。ポータルサイトでは顧客を囲い込むことが難しくなっているためで、プッシュ通知を武器に新たな広告・宣伝媒体として、自社アプリが注目されている。



ただし、ネックはコスト。自社アプリ制作費はピンキリで、最低でも数100万円から。機能を充実させると1000万円近くかかるものまである。これでは中小ホールにはなかなか手が出せない。



大手でも中小でも手軽に自社アプリが導入できるように、低価格で制作サービスを開始したのがエヌブロス(本社・大阪市浪速区)だ。アプリはあらかじめ決まったひな形があり、この中に自社の店舗情報などを入れて行く。1店舗当たり月額2万9800円で自社アプリを利用できるのが大きな魅力だ。



同社のアプリを採用しているのが「アロー」の屋号でチェーン展開する大阪の平川商事だ。5月1日から23店舗で導入を開始。アプリのダウンロード数は1万人を超えた。



アプリの利用方法は、2次元バーコードを読み取るか、Googleplay、ApStoreから無料でダウンロードできる。




アプリをダウンロードすると登録画面が立ち上がり、まず、自分がよく行く店舗のお気に入りを登録。男女、年代、好きなジャンル(パチンコ・スロット)を入力するだけ。



一度ダウンロードするとスマホの画面にアイコンが表示されるので、アクセスも簡単に行えるだけでなく、アプリなのでwebサイトよりも動きが早くストレスを感じさせない。





一見、アプリに見えてもwebサイトにリンクを張っているものもある。専用アプリでないと立ち上がるだけで時間がかかり、使うのが嫌になるものもある。



トップ画面は上半分が5枚のスライドショーになっていて、1~2ページは本部オススメの情報が流れ、3ページ目以降はGPS機能で最寄りのホールの情報が流れる仕掛けになっている。





下半分はボタンで「店舗検索」「新台・機種情報」「出玉情報」「収支カレンダー」「最新情報」「動画」「マイページ」「プッシュ通知履歴」「インフォメーション」「このアプリを紹介する」「ホームページ」「Facebook」で構成されている。この項目はカスタマイズできる。



「第3のITがアプリといわれており、アプリは常に進化していきます。今後ゲームを入れたり、ポイントシステムを入れたり、とバージョンアップも行う予定です」(中山光昭社長)



アプリはチラシやDMと違って効果測定が簡単に行える。プッシュ通知を送った場合の開封率が管理画面で把握できる。どういう内容のプッシュ通知が見られたかを分析することによって、より戦略的に集客を図ることができる。





「アプリを導入したからといって勝手にお客様が増えるものでもありません。導入ホールでは高い評価を受けていますが、現場では使い方を色々考えながら努力して成果を上げられています。活用していただければこんなに格安の集客ツールはありません」(同)



月額2万9800円で自社のオリジナルアプリが使えるのなら、トライしない手はない。





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来店動機に出玉情報は重要なファクター

パチンコ業界にはユーザー向けの数々のサイトがある。ピーワールドのようなポータルサイトからホール独自のオリジナルサイト、遊技機情報サイト、動画サイト、と多彩だ。



ユーザーとしてはできるだけ勝てる情報が欲しいわけだが、では、ユーザーが一番欲しい情報とは何だろうか?



「イベント全盛期、朝一に並ぶのはイベント台狙いでした。今はイベントが禁止されて、朝一の台選びが一番悩みます。朝はまだ回転していないので、嵌っている台も分かりません。台を選ぶのが億劫になって来て、朝行く意欲がなくなってきているところです」と話すのは会社員のAさん。



Aさんは総合スーパーに勤務している。早番、遅番のシフト制で遅番の時は、パチンコを打ってから出勤するほどのパチンコ好きだった。ところが、最近は朝一から行っても台選びが面倒になってきていて、パチンコから離れようとしている。



Aさんのように朝一から並ぶ熱心なパチンコファンが、ホールから離れて行くことを食い止める必要があるが、ユーザーが欲しいデータはリアルな出玉情報である。



ホールのオリジナルモバイルサイト上で、出玉情報を閲覧できるのが、プレモが展開する「P-モバ2」だ。



「P-モバ2」はスマートフォンはもちろん、フューチャーフォンやタブレットユーザーが快適に出玉情報を閲覧することができるモバイル専用のデータ公開システムだ。



最近では、スマートフォンユーザーに限定したオリジナルアプリでの情報配信がはやっているが、P-モバ2は、特に年配者の利用が多いフューチャーフォンを排除することなく、全てのユーザーに等しく情報を発信することができる。



さらに、ユーザーが出玉情報を見る場合、月額300円かかるサイトもあるが、「P-モバ2」は完全無料で見られることも特徴だ。



写真は出玉情報の画面だ。











数字の羅列ではなく、呼び出しランプをイメージしたデザインになっているので、パチンコ・スロットファンにとってはとにかく見やすい。さらに、累計スタート、総大当たり、初当たり、確変当たり、過去最高大当たり回数、初当たり確率、最大持ち玉の項目をソートをかけて閲覧できるオリジナルのデータビューワーがあるので、抜群に検索しやすくなっている。こうしたデータを元にAさんは、ホールに足を運ばなくても翌日の台選びが自宅からでもできるようになる。



凝った画面を作り込んだアプリによっては、動きが遅く、一つのコンテンツを見るだけで時間がかかり、ユーザーのことを考えて作ったのかと疑いたくなる。こういうアプリは二度と見られなくなってしまう。「P-モバ2」は機能、デザイン、操作性の全てが「データ活用ツール」としての使い勝手を重視した作りになっている。



また、「P-モバ2」はどのメーカーのホールコンにも対応できることも特徴の一つ。同社が独自に開発したデータユニットをホールコンにつなぐだけ。初期費用やイニシャルコストもホール側のことを考えた価格設定になっている。



ホール現場が嫌がる機種の更新作業も、ホールコンとデータが連動しているので、機種の変更作業の手間もいらない。



現在使っているホールのオリジナルモバイルサイトやアプリに「P-モバ2」を埋め込むことで、出玉情報が見られるホームページに変身することができる。出玉情報があるだけで、ホールのオリジナルホームページの利用度も高くなる、というもの。



「出玉情報はユーザーが一番見たい情報であり、ホール様にとっては最強のコンテンツとなります。これを最大限に集客に活用していただくお手伝いをしたい」と話すのはプレモの岸上靖代表。



出玉情報は来店動機になる重要なファクターであることは間違いない。



デモサイトはこちらから

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公道を走れるゴーカートが口コミ効果が期待できる広告媒体になった

アドトラックともサイントラックともいわれる広告手法が、パチンコ業界でも導入されるようになって7~8年が経過した。

大型トラックの荷台の両面に巨大広告を貼り付け、街中を流す。その巨大さから注目度をアピールした。ただの大型トラックではなく、トラックそのものをアメリカ製のものを使用したり、ハマーのリムジンを使用したりで使う車種にもこだわる会社もあった。

ところが、この手法もだんだん効果が薄れてきた感は否めない。今や街の風景と化し、あまり注目されなくなった。

アドトラックよりもはるかに安い費用で、しかも、SNSを使った拡散効果も期待できる広告手法として注目されているのがカート広告だ。マリオカートが広告ののぼりを立てて公道を走っているイメージを想像してもらえば、分かりやすい。

それが1台ではなく、3台も4台も連なって女の子が運転しているのだから注目度は抜群だ。



さらに、最近はその場で写真を撮ってツイッターやフェイスブックやなどのSNSを使って拡散してくれるので、人から人へとどんどん伝わっていく。

これを専門用語ではバイラル・マーケティングと呼ぶ。バイラルとは「ウイルス」という形容詞で、「感染していく」「伝播力が強い」という意味で使われている。人から人へ情報が伝わっていく様子をウイルス(コンピュータ・ウイルス)が増殖していくさまに重ね合わせたものだ。

いわゆる“口コミ”を期待するマーケティング手法でもある。

カート広告がスタートしたのは昨年の夏ごろから。新手の広告手法として、テレビをはじめとした各種メディアでも取り上げられている。パチンコ業界でこのカート広告を取り扱っているのがR8(アールエイト)。

「最近は珍しいものを見ると、ほとんどの人がまず写メを撮ります。何事か分からないと人は疑問を解決したくなり、のぼりの内容に目を向けます。そしてこちらが伝えたい情報が刷り込まれていきます。通行人だけでなく、車を運転するドライバーのほとんどの方にも凝視していただけますので、地方でも十分通用する広告媒体です。お客様がパチンコをしたいと思った時に思い出してしてさえもらえないなんてことにならないよう、店名などを潜在意識に刷り込むツールとして活用して頂ければ幸いです」(上村代表)

カートはのぼりだけでなく車体にも広告を貼りつけることができる。今でも全国対応しているが、今後は名古屋、大阪と順次拠点を増やす予定だ。

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