パチンコ日報

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生活導線を作る話・・・その⑬ お客様を知る

毎日沢山の人が集まるパチンコ店。



幅広い年齢層。既婚者、未婚者。男性や女性の他にニューハーフも。職業も様々。国籍も日本人、韓国・朝鮮人、中国人やタイ人…



パチンコを通して人間模様のドラマが展開される。



私の同級生らが編集者やフリーライターをしている。その関係からある出版社から「本を出さないか」と打診された経験がある。



「パチンコを通した人間模様」という企画だった



当時は30兆円産業と喧伝され、世間の目がパチンコに向いていた。

そんなことからこの企画が上がったのだろう。



その依頼に私は「売れませんよ」と即答した。

直感だった。



この手の本はパチンコ関係者には興味があると思われるが、一般人がわざわざお金を出してまで買わないと感じた。



それでも編集者は「できれば裏事情も…そうすれば売れます!」と粘った。

それなら「他の人を当たって下さい」と丁重にお断りしたことがある。



その時、様々なお客様がいたことを思い出した…



国道沿いの店舗。四方八方たんぼだけ。夜はホールの明かりだけしかないような立地。



農繁期は夕方まで店舗はガラガラ。しかし、夕方からは7割以上は埋まる。

朝から大雨だと開店から高稼働。



漁港近くの店舗も同じような状況だった。



海が大シケだと開店から漁師たちが訪れる。あっという間に満台に。

今はやっていないが、当時は掛け持ち遊技も容認していた。漁師ルールがあり、手の届く範囲なら掛け持ちOKとなっていた。



初めて見た時は、本当に驚いた。



手が届く範囲とはハンドルを固定すれば、3台掛け持ちが可能だった。



当時は所轄の取り締まりが緩かったからよかったが、もし、掛け持ちを全面禁止にすればお客様は他店へ流れたはずだ。



田舎にはこんな特殊な店舗もある。大都市や駅前しか知らない従業員は想像もつかないだろう。



こういう地域ではひと仕事終えたら、休みになったら、とパチンコを本当に楽しみにしている人が多い。



出る、出ないの前に自分の「ホール」へ向かうのだ。



馴染みのホールへ行くことで自分が癒されたり、落ち着いたり、顔見知りの常連や従業員と会話ができることが大切なのだ。



行きつけの薄汚れた赤ちょうちんを思い出して欲しい。店の焼き鳥が旨いという以上に、マスターや常連との会話を楽しむために足を運ぶ感覚と同じだ。



そうやって一人また一人とお客様を増やす方法を考える。自店に合う方策、作戦を練る。



世の中には、出玉や新台だけが来店目的ではないお客様もたくさん存在するものだ。



そんなお客様の声を聞けば、店の隅に追いやられている稼動のない台の扱い方も変ってくる。



稼動のない店に必ずある死に台に対しての対処方法にも違いが出てくるはずだ。

この意味をよく考えて欲しい。



続く

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