パチンコ日報

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WBC・ヌートバー効果とパチンコ

WBCは決勝戦で日本がアメリカに3-2で勝利し、世界一の栄冠を14年ぶりに取り戻した。侍ジャパンの快進撃は、普段野球を観ないおばあちゃんまでがにわかファンになるほど熱い注目を浴びた。

決勝戦は平日の午前8時からの試合開始だったが、視聴率は42.4%だった。準々決勝のイタリア戦では視聴率は48.7%に達した。これはWBCの歴代視聴率ではトップとなった。テレビ離れが叫ばれて久しいが、国民がこうして一体となって盛り上がるのは国際試合ならでは。

やはり大リーグから大谷翔平やダルビッシュが侍ジャパンに参戦していることも大きいが、1次リーグでは全くのダークホースだったヌートバー選手の走攻守の大活躍が試合を盛り上げた。特にヒットを打って出塁した時のペッパーミル・パフォーマンスは、侍ジャパンの選手にもすぐに伝播するほど、チームと一体になった。観客もペッパーミルを持参して応援するほどだ。

日系という枠でそれまで無名だった彼を招聘した栗山監督の殊勲打とも言える。

1次リーグに比べ、決勝リーグでの活躍はちょっと寂しかったが、このままヌートバー人気をほっておく手はないと、水面下で争奪戦が起こっているのが広告業界だ。

大手広告代理店の関係者が明かす。

「ペッパーミルといえば、胡椒ですから、香辛料を扱っているSB食品は狙っているでしょうね。それと、既にホームランバーというアイスクリームがありますが、ヌート・バーでアイスクリームメーカーも欲しいキャラクターですね。ヌーヌードルでカップ麺も考えられます。鉄壁の守備からは警備会社や保険会社も検討しています。無名だったのでギャラは2000~3000万円と安いのも魅力です」

パチンコ好きでもあるこの広告代理店関係者は、「私見」と断った上で、パチンコメーカーにこう提案する。

「ヌートバーのパチンコが出たら、パチンコ業界のイメージアップにも貢献するんじゃないでしょうか。ヌートバーのパチンコ台なら負けても悔しくない。パチンコと言えば、和田アキ子や中村玉緒を想像しがちですが、タンスのすえた匂いがする。ガラッとイメージを変える一番旬なタレントです」

パチンコ台で野球をモチーフにしたものは過去何機種も出ているので、可能性がないわけではないが、ま、実現性は低い。

ヌートバーとは話はそれるが、実現したら面白いと勧めるのがアニメ「スパイファミリー」だ。帝国劇場ではミュージカル版が上演されており連日満席の盛況ぶりだ。9割が女性ファンで埋まっている。

人気の理由はキャラクター設定が秀逸なこと。

主人公・黄昏は敏腕スパイで任務オペレーションのために急きょ3人の即席家族になる。

妻・ヨルは凄腕の殺し屋、娘・アーニャは超能力者。しかし、表向きは黄昏は精神科医、ヨルは市役所のOLと正体を偽って生活している。娘のアーニャだけが人の心を読むことができるので、2人の真の姿を知っているというわけだ。

スパイファミリーの方がパチンコとしては面白いものが出来そうではある。既に動いているメーカーはありやなしや、と。


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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. まあわかっていての記事であろうが、パチのコンテンツは
    時事ネタが通用する世界ではない。時事ネタが利用できるのは、
    食品業界がパッケージだけ差し替えるとか、百均ぐらいのアイテムを
    コンテンツ寄りに少し形状を変えて販売するグッズ関連
    ぐらいしかない。開発している間に、消費者の興味が薄れてしまうからだ。
    日本人特有といってもいいくらいに、日本人はとにかく飽きっぽい。
    人気コンテンツでも一年持てばいいほうだろう。
    あれほど人気があった鬼滅も、放送しない時期は綺麗さっぱり忘れられている。
    常に情報を提供し続けないとならない。WBCの話題も持って
    一ヶ月程度だろう。パチのコンテンツに使いたくても、開発している間に
    旬が過ぎて、見向きもされなくなる。
    パチに使うコンテンツは、パチ業界自身で生み出さなくてはならない。
    だからこそ、あれほどアニメ業界に金を注ぎ込んでいたのだから。
    スパイ×ファミリーも、パチ業界がアニメ制作会社に金を
    つぎ込んでいれば、パチ化の目はあるかもしれない。
    アニメ作品は金を注ぎ込めば、二期三期と続けさせることができ、
    その間に開発が間に合うかも知れない。
    ただ、作者の意向はいかんともしがたいであろうが。
    作者がパチ業界に理解を示してくれていれば、目がないわけではない。
    ただ、パチ向けかどうかはやや疑問ではあるが。
    一般ゆーざー  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 一般ゆーざー

  3. ダルならこの業界に貢献してくれるんじゃないですか。(笑)
    日ハムに入団間もない頃のファーム生活時代にパチスロ北斗に熱中し、喫煙もしていましたからね。
    が、人間は進歩、成長していくもの。

    全く進歩と学習をしないこの業界とは雲泥の差ですね(笑)
    通りすがりの風来坊  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 通りすがりの風来坊

  5. 負けても悔しくないわけ無いw
    業界人  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 業界人

  7. ヌートバーのパチンコなら負けても悔しくない。


    そんなわけないw
    通行人  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 通行人

  9. ヌートバーをパチンコで汚すのはやめましょう。

    それはそれとしてパチンコに採用される昨今のIPを見渡してみると、おおよそ次のどちらかに当てはまるような気がしますね。

    ・今現在盤石なシェアが確立されているIP
    ・今後シェア拡大が見込めそうもない枯れた/ニッチなIP

    そういやパチンコ業界発の強力なIPって存在しますかね?

    人の褌(しかも使い古された)で相撲を取り続ける業界とのイメージが強いので、仮にイメージアップを図るなら世間一般に認知されるIPを自ら創り上げるべきなんでしょうね。知らんけど。
    三味唐辛子  »このコメントに返信
  10. ピンバック: 三味唐辛子

  11. 遊技機にするには開発~市場投入までのタイムラグが長過ぎ旬を逃してしまうのでは?
    猫オヤジ  »このコメントに返信
  12. ピンバック: 猫オヤジ

  13. 客が、パチンコ、スロットで金儲けが出来るのかだけ。金儲けが出来れば、面白い台、金儲けが出来なければ、糞台。それだけのことである。
    業界の将来を考える会  »このコメントに返信
  14. ピンバック: 業界の将来を考える会

  15. 和田アキ子や中村玉緒がタンスのすえた匂いがするって失礼極まりないですね
    そりゃパチンコのイメージがいつまで経っても上がらないですよ、そんな事言ってんだから。
    パチンコファンのタレントすら敵に回すパチンコぎよ  »このコメントに返信
  16. ピンバック: パチンコファンのタレントすら敵に回すパチンコぎよ

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