OSドラッグの両脇をサンドラッグが固めるかのように競合している。
会社の規模はこうだ。
東京が本社のサンドラッグは直営・フランチャイズを併せて812店舗。対するOSドラッグは本社は東大阪市で店舗数は70店舗。規模の差は歴然としている。地元の人は馴染みのあるサンドラッグ派が多い。サンドラッグのポイントカードを持っていることがその理由。
店構えもOSドラッグの方が古臭い感じがする。免税店ではないので、コロナ前に中国人客が押し寄せることもなかった。
ところが、地元で同じ商品がOSドラッグの方がサンドラッグよりも安い、ということが口コミで伝わり始めた。ポイントカードを持っていたサンドラッグ派が試しに行って見ると確かに安いことがわかった。
OSの話を勤務先のゲーセンの社長に話した。
この社長は以前、ホール経営をしていたが、ホールの方は随分前に廃業して、現在は7店舗のゲーセンを運営している。
社長もサンドラッグ派だったが、早速、入れ歯安定剤をOSに買いに行った。サンドラッグでは960円で販売されているものが、OSでは750円だった。200円以上の違いに驚かされた。
「ファーストアタックは店構えがきれいな方を選ぶので、OSは論外だった。値段を知るともうここしか行かない。顧客を掴むと少々店構えが古びていても行く。太客を掴むのは値段だということが分かった」(ゲーセン社長)
このことを自分の商売に置き換えて考えてみた。
ゲーセンの稼ぎ頭と言えば、今も昔もクレーンゲームだ。クレーンゲームはスロットの設定のようにアームの強弱を調整できる。簡単に取れるようにすると店が儲からないし、全然取れないと誰もやってくれず、他の店に流れてしまう。その調整具合が肝になる。
さらに、人気の商品を置かないことには、ゲームそのものをやってくれない。最近は現金の摑み取りなどの違法クレーンゲームもあるが、この社長のゲーセンには置いていない。
その代わり、iPhone13の中国製ニセモノを3万円で仕入れて、それを景品としている。ニセモノもさることながら、そんな高額景品を置くこと自体が違法である。
「ゲーセンの店構えはクレーンゲームで目玉景品があるかどうかで決まる」(同)と悪びれる様子もない。
話しは横道へそれる。
「パチンコの中にクレーンゲームの要素を取り入れたら面白い。入賞したら玉がでるのではなく、ポイントが貯まり、クレーンゲームができるようにしたら、クレーンゲームファンも取り込める」
出玉ではなく、ポイントでクレーンゲームができる発想は面白い。後は遊技機メーカーの知恵でこれを形にして欲しいものだ。
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