(知恵)=(技術・知識)×(経験)
一つの傾向として物事の理屈や理論を蓄えている人はたくさんいます。しかしその理論等を駆使しての行動が足りずに問題解決にまで至らない場合がままあります。上記の方程式は掛け算で成り立っています。つまりいくら技術や知識があっても経験値が低いと知恵のボリュームも低いということになるわけです。その逆も然りです。
釘の話でいうと、釘を叩く技術も知識もそこそこにある店長がいます。内心では最近の利益の取り過ぎを気にしています。このままでは客離れが起きる。だからセブン機のヘソのピッチを今までの11.80mmから0.2mmアケて、12.00mmにした。しかし目立った効果は現れず稼働が増えたわけでもない。結局問題解決にならなかった、という話をよく耳にします。
ヘソだけに限って言うならば、私なら「開けたい」という意志がある以上は「13.00mmまでアケます。それでも効果が現れなければさらにアケ増しします」とこういうやり方もある、とその店長に話をすると「そんなことは恐ろしくてできない」と完全に否定されます。
人間はとったことのない行動に対して不安を覚えます。不安が大きくなるとそれは恐怖に変わり、さらには反抗という具合に心の内側で変化を起こすのです。この会話は私と店長の何気ない会話でしたから店長の気持ちが恐怖や反抗にまでは至りませんでした。それに私はそのやり方を強制する権限を持ち合わせていませんから。
さて、店長が不安になる理由はなんでしょうか。答えは簡単です。13.00mmというピッチを使用しての営業をした事がないからです。これは昔の話ですが、ホール玉の直径11.00mmに対してヘソのピッチを11.03mmでシメた経験が私にはあります。その逆に14.00mmというサイズを使ったこともあります。これは決して自慢話ではないのでお含みおきください。
ここで言いたいことはその開け閉めのピッチのどれが正しいかではなく、使ったピッチの幅を実際に使用してみて、どのような結果になったのかを知る事が大切だということです。それで成功する、失敗する。それから考え直し、さらに行動する。このようなサイクルがその人の知恵を膨らませていくのです。つまりいくら頭にたくさんのものが詰まっていても行動しなければ何の役にも立たないということです。
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