パチンコ日報

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地方の零細ホールが直面する現実

道東エリアで、人口は2万2000人あまり。主な産業は農林畜産業。かつては14店舗あったホールが、現在は6店舗まで減っている。そのうちの1軒に勤めるAさん(38)の社員住宅で起こった話だ。

築30年のアパートをホールが所有しており、社員住宅として使っている。

1階は夫婦用で3室、2階は単身者用1ルームが5室という構成になっている。“事件”は1階の夫婦の部屋で起こった。夫婦のうち、女性の方の第六感で、いつも覗かれているような嫌な感覚を感じていた。

部屋をくまなく調べた。天井板の木目の位置が少しずれているのを発見した。よく見ると小さな穴が空いている。小型カメラが取り付けられ、上の部屋から覗かれていたことが分かった。盗撮である。自社社員による犯罪である。

警察に通報する前に、オーナー、店長を交えて2階に住む社員と話し合った。盗撮された動画はハードディスクに収められていた。

なぜ、こんなことをしたか? 

下に住む夫婦社員はまだ若く、夜の営みの声が聞こえてくるのがきっかけだった。畳を剥がしたらもっとよく聞こえるのではないかと思ったのが、小型カメラを付ける動機となった。

盗撮した社員は当然、懲戒解雇となった。

被害者に対して慰謝料を払うことになった。金額は150万円で決着した。

この件があってオーナーは、他の部屋も調べたが、問題はなかった。ただ、2階の1ルームは閉鎖して、倉庫にした。

そんなことがAさんのホールで起こったのだが、2店舗あったホールは、1店舗になっており、先行きは見通せない。営業を続ける6店舗中、1店舗は全国大手、もう1店舗は地元大手で太刀打ちは難しい状況になってきた。

客が多い店よりも、台が自由に選べるAさんのホールのように稼働の少ないホールを敢えて選ぶお客さんに、かろうじて支えられていたのだが、コロナ禍で一変した。

長引くコロナ禍で地元の夜の飲食店は壊滅状態。閉店の嵐だ。酔客は運転代行を使っていたが、飲みに行くお客さんがいなくなったので、運転代行業も風前の灯。田舎なので飲酒運転で帰るお客さんもいたが、そんな人でさえも家飲みに変わってしまった。

Aさんのホールを支えていた客層は、夜の飲食店関係者や運転代行などが少なくなかったので、その影響がAさんのホールを直撃した。

「1パチ、5スロの稼働がいいのは大手ばかりで、ウチのような零細ホールは、釘はガチガチに閉めているので、そりゃ、お客さんも来ませんよ。燃料代が上がっているので、今年の冬が心配です。燃料代をケチって部屋の温度を下げたらお客さんはますます来ませんからね。いつまで持つか分かりません」と自嘲気味に話す。



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