パチンコ日報

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人手不足倒産にならないためにすべきこと

1杯290円の中華そばで急成長した低価格ラーメンチェーンの幸楽苑が、2018年3月までに全体の1割にあたる52店舗を閉店する、というニュースが流れた。

閉店理由は2017年4~9月期連結決算の最終損益が、同期間としては初めての赤字となったためだ。その要因として、人手不足を背景とした人件費の高騰や、原材料費の値上がりが挙げられる。

安売りにも限界があって290円を止め、500円の新メニューに変更したが、値上げ感が響いてすぐに中止。100円値上げの390円で中華そばを復活させた。

客単価が高ければ人件費の高騰分を補えたかもしれないが、低価格路線の店舗の場合は、人件費が高騰すると採算が取れずに、もろに経営を圧迫する。

人手不足による人件費の高騰はパチンコ業界へも逆風が吹き荒れている。不人気業種は時給を上げて人を募集するしかないが、時給の高さが魅力だったパチンコホールのアドバンテージも今はない。ホール以上の時給を出す業種がどんどん増えている。

4パチが揮わなくなって以来、ホールは年々売り上げを下げており、1パチ主体では幸楽苑のように高い人件費を吸収できなくなる日が来るかも知れない。

人手不足倒産を招かないためには、今いる社員を辞めさせないことが一番だ。いわゆる従業員満足だ。これについては、ホール企業も取り組んでいるところは少なくない。

特に最近は福利厚生に力を入れている。例えば保養施設エクシブが格安で使えたり、働き方によってポイントを与えて、そのポイントで多彩なポイント商品と交換できるシステムを導入している。

確かに、ないよりはましだが、要はモチベーションをいかに上げるかは、関わっている仕事の質によって変ってくる。

パチンコが本当に人々の幸せにつながっている、という自覚さえあれば、おカネには代えられないモチベーションがそこには生まれてくる。

戦後の混乱期の娯楽がなかった時代のパチンコは、仕事帰りに玉を弾いて景品のタバコを取ることが、明日への活力を与える役目を果たしていた。

今どきそんな話を出してもその時代を経験していない世代ではあまりピンとこない。おカネに代えられないモチベーションアップにつながっていたのは、休止になったパチンコ情熱リーグだったりする。

何かと批判も多かったが実際に参加してみると、その取り組みに共感を覚える。お客さんに喜ばれる取り組みを真剣に考え、それを実行して実際に喜ばれ、リピーターにした時が働く側の最高の喜びでもある。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. よくこの問題も取り上げるが、この業界だけが人手不足って風に感じ取られる。
    パチンコ業界だけじゃなく、色んな業界が人手不足で悩んでるって解ってるのか?

    パチンコ業界の人手不足は、それ以外に大きな問題があるだろ
    これだけ嫌朝鮮の時に、誰が好んで在日企業に働こうと思うんだ?
    親不孝者すぎるだろ(笑)
    まずは経営者を日本人にする
    これが一番の解決策。
    パチンカス  »このコメントに返信
  2. ピンバック: パチンカス

    • どう読んだらパチンコ業界だけが人手不足に悩んでいるって風に読めるのかな?いい大人が読解力がまったくないなんて親不孝者すぎるだろ笑
      まずは小学校から通い直す。これが一番の解決策。
      さとる  »このコメントに返信
    • ピンバック: さとる

  3. 出た!「情熱リーグ」
    あんなもん客は誰も望んでませんwww
    カフェイン  »このコメントに返信
  4. ピンバック: カフェイン

  5. 何かのアンケートで「休日数や残業時間」を労働者が重視しているというのがありましたね。サービス残業や休日出勤無しは当然として、店休日復活や時短営業なんかを考えるべきなんでしょうな。
    三番  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 三番

  7. モチベーションをアップさせるのに情熱リーグという紐づけが意味が分からない
    やる気ってのは個々によって変わってくるものだしそれが例えば給料とか昇格だとか単にこの業界が好きで入ったとか色々あるわけで接客が好きだけという理由なら他のサービス業でも何ら問題がない。
    情熱リーグをじゃあ365日毎日実践しているのかと言えば否という事。つまりただのアピールなだけで客からすればなんのメリットも無い。むしろそんな事をするのだったら台の知識と今の規制がどう動いてるか位覚えろという話。

    ポイント制でモチベーションを上げるというのも正直今のご時世には不向き。
    競争社会というのは日本ではかなり薄れている。パチンコ業界も例外じゃない。以前はイベントがあってそれが競争の鍵にもなっていた。出さなければ信用なければ客が根こそぎ持って行かれるそういう事もあった。
    その為に社員だって必死イベント考えたわけだが、そのツケが今の状況を打破できない原因でもある。

    こんな時代遅れな事を新しい事だと思ってやっている業界だから馬鹿にもされるし指をさされて恥ずかしいとか言われるんだよ。
    社員よりバイトの方が詳しいじゃねーかと言われるのはこの業界くらいだろうね。実に恥である
    お花畑か  »このコメントに返信
  8. ピンバック: お花畑か

  9. 情熱劇団休止w

     採算が取れなかったの?  
    ぱちんこは換金がある限り博打乙 劇団博打ではね無理もない

     一般企業でも人手不足 元々時給でつってたパチ屋 時給上げるしかないが、上げれば全部客負担だがその客が来ない
    めんどくさいね・・・廃業したらw
    むんむん  »このコメントに返信
  10. ピンバック: むんむん

  11. 今のユーザーから「恨み」の感情しか返ってこない様な営業
    のホールで「パチンコが本当に人々の幸せにつながってい
    る」という様な綺麗事は先ず無い。
    世間一般では「ホール何て無い方が幸せ」と言う風潮だ。
    そんな世間の悪評の中で働きたいと思うか。

    給料の額だけの話ではない。
    誰も居ない閑散としたホールで、ただ立ってるだけの店員
    は、どうすればモチベーションを保つことが出来るのか。
    窓際族に「モチベーションを上げろ!」と言っても無理なの
    と同じだ。

    ユーザーの賑わいの中にこそ、モチベーションが発揮される
    機会が有る。
    ユーザーが楽しめる・遊べる環境を作り、ホールが活性化す
    ることこそがホール人材を集める最善手ではないか。


    >休止になったパチンコ情熱リーグ
    結局ユーザーへのニーズに合わなかった結果ではないだろう
    か。経営側の偽善臭(押し付け)が強すぎる印象しかない。
    遊漁  »このコメントに返信
  12. ピンバック: 遊漁

  13. >パチンコが本当に人々の幸せにつながっている、という自覚さえあれば、
    >おカネには代えられないモチベーションがそこには生まれてくる。
    全台がボーダー以下のボッタクリ状態&期待感皆無のパチンコでは、
    「人々の幸せ」ではなく「人々の不幸」につながっているので、
    モチベーションではなく罪悪感が生まれるだけ。
    通行人ZZ  »このコメントに返信
  14. ピンバック: 通行人ZZ

  15. 情熱リーグは良いことは少ない気がしますね。
    安くない参加費を払い、業務が終わった後でプレゼンの練習と資料づくり。(予想ですが)
    優勝したからといって他の地域から「情熱リーグ優勝店舗?じゃあ、行ってみよう」とはほぼほぼならない。

    休止になって良かったんじゃないでしょうか。
    123  »このコメントに返信
  16. ピンバック: 123

  17. 福利厚生
    昔は従業員にタバコ支給ってのがあったけど
    今なら最新のiPhone貸与でやる気アップしたりして
    素人  »このコメントに返信
  18. ピンバック: 素人

  19. 企業側の人手不足により倒産、って結局は遊技人口の減少が響いてるでしょ。いくらスタッフにウソの充実感を与えて維持したってホールに客がいなけりゃ倒産するんだから遊技人口回復のために何かをしてくればよかったのにね。
    繁盛して嬉しい悲鳴である人手不足、じゃなく暗い未来に嫌気や不安で辞めいてく人が多数で人手不足、とか恥ずかしいね。

    情熱は結局自己満の世界。個人的にはあってもなくてもどうでもいい。過去の大会で上位にくいこんだホールですら既に存在してない例もあるし。

    これから先どんどん遊技者はいなくなります。そんな未来しかない業界から他業種へ転職するのは賢い人ならあたりまえの選択でしょう。それをいつまで繋ぎ留めていられるかというチキンレースでもしてるのかな?
    働く側の人間の待遇や環境を整備することももちろん大事だが、その働く人間が接客するはずの「客」がいなけりゃ意味が無いのでは?
    凡人  »このコメントに返信
  20. ピンバック: 凡人

  21. やっぱ風俗営業だから、お金以外でモチベーションを上げるのは難しいような気がする。好きこのんで行く業界ではないからね。
    一見のファン  »このコメントに返信
  22. ピンバック: 一見のファン

  23. 幸楽苑さんが店舗縮小に至った背景は、ただ単に人手不足を背景
    とした人件費の高騰や、原材料費の値上がりではありません。
    ラーメン店というのは、回転してナンボですが、ファミリー層を
    顧客に取り込もうとカウンター席メインではなくテーブル席を多く
    したことです。これにより、確かにファミリー層はある程度取り込めましたが、
    カウンターと違い回転率が落ちてしまい、結果として収益が頭打ちに
    なってしまいました。自分の扱っている商品はどういうものなのか、
    どういう客層をメインにした商品なのかを理解しないと、こういう失敗をします。
    自分たちが支持を得たい、得るべき客層を見誤らない。これはこの業界でも
    大切なことではないかと。なお、幸楽苑本社は、店舗縮小した代わりに、
    いきなりステーキとフランチャイズ契約を締結しています。
    立ち食いのステーキ、回転率重視の経営ですね。扱う商品は違えど、基本戦略はラーメン店と同じ。
    基本に立ち返ったということでしょう。
    一般ゆーざー  »このコメントに返信
  24. ピンバック: 一般ゆーざー

  25. 当たり前の事がきちんと出来ていれば少なくとも今の時代でも人手不足に泣く事はないでしょう
    パチンコ屋の店員って少なくとも飲食業界みたいに人を使い潰すのが前提の過酷な職場ではないでしょうし、経験者、有資格者以外はお断りみたいな敷居の高い職場でもない
    リストラやブラックな職場から逃げ出した等でセカンドキャリアを求めてる人やフリーター上がりでも当たり前の社会常識程度は身に付けてて、接客の際に客に不快感を与えなければいいみたいな条件なら、いくらでも働かしてくれって人はいると思いますよ。まして給料は安くないって胸を張れるなら。
    それでも人が集まらないとしたら、新卒とか無駄に高スペックの人を採ろうとしてるからでしょう。
    そういう人が欲しいなら、まず将来30年くらいは安泰な職場だって言う安心感、休みが一般並にきちっと取れて、金の貰えない残業をさせられないと言う安心感、パワハラが横行するような環境ではないと言う安心感、そして野心のある人には出世の道も用意。
    それらがあればですが、ないならないで上に挙げたようにやりようです。
    客だって、パチンコ屋の店員に必要以上のモチベーションの高さとか求めてませんから。
    名無しの通りすがり  »このコメントに返信
  26. ピンバック: 名無しの通りすがり

  27. ちょっとちょっと奥さん聞いて聞いて
    都内23区某パチンコ店アルバイトの最大時給が1875円ですって
    (`・ω・´)キリッ
    最大ってとこがミソよね
    ちなみにその店は割りと大きめの店舗
    でもチェーン店では無いよ
    さてどこでしょう?
    ((´∀`*))ヶラヶラ





    Keep Yourself Alive♪
    チャオ!
    宗ちゃんパチンコパチスロぞっこん命歴38年(`・ω・´)  »このコメントに返信
  28. ピンバック: 宗ちゃんパチンコパチスロぞっこん命歴38年(`・ω・´)

  29. いろんな要素があるとは思うしコメントでもいろんな意見がでてますが、個人的に思うのは、単純に職場環境の悪さなんじゃないかなと思う。
    現代の健康志向の高まりがもろに出てますでしょ。
    今は「健康>価格>利便性」のデータがあるらしいです。これにあてはめるならパチンコホールは真っ先に除外されるでしょ。あの劣悪な店内で長時間…なんて上記の思考の持ち主なら考えられないはず。

    煙草に騒音、これをなんとかできれば遊技者から見てもスタッフから見ても違う未来が見えて来るのでは?
    通行人  »このコメントに返信
  30. ピンバック: 通行人

  31. 厳しい時代ですね。
    上層部が利益を得る為にはお客様には出玉以外の部分で来店動機に繋げてもらわねばならず、スタッフにもお金以外に働く意義を見出してもらわねばならない。

    パチもスロも全台ギリギリボーダーいかないくらいの調整でいいんじゃないですかね。
    プロを排除出来るし一般の方をターゲットにするなら普通に打ってくれるのでは。
    カニミソ  »このコメントに返信
  32. ピンバック: カニミソ

  33. 楽しく打って貰ってちょくちょく勝ってもいいけど大勝ちはさせない、って方向に行くしかないと思うんだけど、それは儲からないから店はやりたくないのはよく分かる。

    昔のパチンコ屋ってコンビニくらいの広さの店ばかりだった。大きくてもコンビニ2軒分くらい。大半はゲーセンになってしまい、そのゲーセンも淘汰されてしまったが。

    店側の言う「新規客の開拓」は結局他店の客でしかなく、100歩譲っても休眠客。どう考えても喫煙・騒音問題は避けて通れないのに、客が逃げるから、他店に奪われるから手をつけない。心情的には分からないでもないですが。

    結局のところ、個々の店・オーナーは「緩やかな衰退」を望んでいるのだと思う。稼げるうちは稼いで、稼げなくなったら店を畳む。

    では大手はどう考えているんだろう。多分大手も同じ考え。稼げなくなったら店を畳み別分野に力を入れる。稼げる間はしっかり稼ぐ。

    おそらく店舗数が5000を切ってもこのスタンスは変わらないとみてます。

    高齢者はいずれ店に来れなくなる(色々な意味で)し、若者は引退を公言してる数の多いこと。

    来年の一年間で店も客も見切りつけるんだろうなあ。
    秒殺  »このコメントに返信
  34. ピンバック: 秒殺

  35. パチンコ屋の店員さんと言ったら給料で還元するしかないでしょうね、劣悪でイメージも悪い環境で働いているんですから、通常の企業の1.5倍、2倍の給料は当たり前、食事や交通手当(タクシーなど)。人件費が捻出できないレベルならばパチンコ屋みたいな風俗産業をやってる意味ないですよね?

    情熱リーグは・・宗教じみてて引いてしまう若者も多いと思いますよ・・
     »このコメントに返信
  36. ピンバック: 獣

  37. パチンコ店舗は、パーソナル化で人材不足は解消できますよね。客同士でトラブルにならないように警備員とカウンター要員、システム要員がいれば後は不要になるのでは、店舗管理は、管理職が夜に回れば良いでしょうし、設定管理もいずれはリモートでできるようになりそう。

    パチンコ台の軽量化はメーカーの課題ですね。メーカーに設置から撤去まで義務づけたらあっという間に軽量化されそう。

    店舗運営業務のアウトソーシングもありそうですね。
    元ベビーユーザー  »このコメントに返信
  38. ピンバック: 元ベビーユーザー

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