このシリーズの中で、「各台計数を導入しても、玉積みは行い、玉を流す場所は、その台で行えば良い。つまり、現行の各台計数機の台下の受け箱の形状やシステムを変更する」と書いた。
この件で複数の方から質問をされた。
「これってどういう意味???」と。
この件を理解したオーナーの一人は「コストがそんなにアップしなければ、その方式を採用する」と前向きだった。
どういう意味か。
一言でいうと「各台計数機のリバーシブル化」である。
つまり、「玉積みも可能」。
それでいて「各台計数も可能」ということである。
設備メーカーは開発に着手しているだろうか?
このシステムのメリットは、競合店が玉積みによる出玉演出で攻勢をかけてきて、客を奪われた場合でも、営業方法を簡単に変更できるところにある。
これだけでも、各台計数機切り替えに躊躇しているホールに、セールストークとして有効になる。
それと、高稼働店では各台計数機は魅力的だが、それ以下の稼動店では、従業員の手間がかかっても、出玉演出の魅力は捨てきれない。
そんなオーナーにも、納得してもらう設備になると思う。
もう一つのテーマである「機械メーカーの海外進出」の話。現実可能かは別として読んで欲しい。
パチンコ超初心者のフランス人経営者が考えた内容だからだ。
機械メーカーの海外進出の第一候補地は、だれでも予測できる「中国」である。
いうまでもなく中国は共産党の一党独裁政権。
しかし、市場は鄧小平の政策で「豊かになれる者からなれ!」とのスローガンの下、実質経済の自由化が推進されている。
フランスと中国は、チベット問題の人権問題で両国間の関係は冷え込んでいる。
しかし、これは一時的な問題だと彼らは考えている。
欧州人経営者は中国市場を日本人経営者よりもずっと以前から注目してきた。
例えば、フォルクスワーゲン社は、サンタナを早くから現地生産をしている。
現在でも上海大衆汽車で生産されていて、タクシーやパトカーといえばサンタナだ。
余談だがサンタナは、日産の座間工場でも生産されていた。若い人は知らないだろうが、日本でも国産VWが走っていた。
これも余談だが、パチンコも台湾や韓国で流行っていた時期がある。
私のかつて同僚が、何人も台湾で働いていた。
昔の台湾の機械はこんな具合だった。
「777」が揃えば7連チャン、「000」が揃えば10連チャンが確定された。
現在は法律で首都「台北」では営業禁止になっている。地方に行けばパチンコもあればスロットもある。換金も可能だが、日本と同じで合法化されていない。
今はどうか分らないが、私が台湾に頻繁に渡航していた時は、なんでもあり(笑)。
掛け持ちOK、飲食物は全て無料提供。タバコも無料だった。
朝5時までの営業や24時間営業。
海外の合法カジノと同じ感覚だ。
話を戻す。
欧州人は中国の共産党独裁政権が、現状のままが続くとは思っていない。
欧州から中国へ進出して昔から成功をしている会社は、中国共産党に大きなパイプを持っているケースが多い、という。
この話はデリケートな部分なので、あとは想像して欲しい。
欧州人経営者は話す。
パチンコを日本の様にギャンブル化させないで、ゲームとして段階を追いながら浸透させれば、あの巨大市場で拡大が可能だ、という。
私は彼らにこんな質問をしてみた。
「なぜ、日本のメーカーは市場拡大を目指さないのか?」
すると、
「現在の中国共産党は、マカオの現状を憂いている段階だからそれは無理」
しかし日本のパチンコの現状を見ると「中国で営業許可が下りれば、一気に広がる」
今は無理でも、いずれ進出可能な時期が訪れると確信していた。
それは中国へ自社工場を進出させて20年になる経営者の声なので真実味がある。
手始めに日本の遊技機メーカーは、機械の生産を中国で行うのが第一歩だともいう。
その際、中国企業との合弁が「鉄則」となる。それと中国の窓口(高官など)の選択を間違えないことがポイント。
欧州人経営者の一人は「将来は中国でホール経営をしたい」といいながら帰国した。
(パチンコをお客側としてやるのは嫌だが、経営側としては大きな魅力らしい)
中国人は博打好きな国民。絶対に中国国内でパチンコが流行ると確信している。その時期は、中国の政治が成熟されれば、共産党政権下でも可能だという。
私が生きているうちに、中国でパチンコが流行る日が来るかも知れない。
その時の進出ホール企業は・・・・(笑)。
了
コメント[ コメント記入欄を表示 ]
コメントする