ソニーには都市伝説にもなっている「ソニータイマー」という汚名がある。
保証期間を過ぎたころに壊れるためだ。
自分もソニータイマーにやられっぱなしだ。
ミニコンポはCDのトレーが3度も壊れ、デジカメは2年目にシャッターが下りなくなり、ネットMDはリモコンが壊れ、テレビは同心円状に色むらが起こり、スイッチが入らなくなった。
業績が悪化するばかりの名門ソニー。
薄型テレビ「ブラビア」でやっと起死回生を図っている矢先に、またしてもソニータイマーを発動させたようだ。
視聴時間が1200時間を経過すると電源がON OFFできなくなるようだ。対象機種は40万台。訪問してソフト対応で修理するようだ。
この無駄な経費たるや莫大だろう。
日本ブランド戦略研究所はデジタル家電6品目(薄型テレビ、ノートPC、デジタルカメラ、携帯電話、DVDレコーダー、インクジェットプリンタ)の購入者に対して、ブランドの選択行動に関する調査「ブランド支持状況調査2006デジタル家電編」を2006年1月に実施し、その結果を発表している。
それによると、メーカー別では、購入の当初からそのメーカーの製品を買おうと決めていて、実際にその通りに行動した人が最も多かったのは、全ジャンルの製品を通じて「シャープ」だった。
ここから面白い結果が出ている。
近年はブランド力の低下が懸念されている「ソニー」だが、実際に購入した人の行動を見る限りソニーブランドは健在であり、特にノートPCでは実に3分の2以上の人が最初からソニー製品を購入しようと決めていたことが明らかとなっている。
そう、どんなにソニータイマーを発動しようとも熱狂的なソニー信者が存在することを証明する結果である。
特にバイオもほとほと故障の多いパソコンなのだが、ついついデザインに惹かれてしまうのだろう。
ソニーの製品はデザインだけでなく性能も一流、と日本人の頭に刷り込まれている。これこそがソニーが永年にわたって築き上げてきたブランド戦略の賜物だ。
ブランドの指名買いする客はその企業が好きだから買うわけで、価格を重視する度合いが低いそうだ。
パチンコ店にもブランド戦略を採り入れるところが出てきている。
気持ちよく負けさせるためには、それが必要なわけで、出しているように見える演出やスタッフのキモチイイ接客、パチンコをしなくても快適な空間などで一つのブランドを作り上げ、それを地域から全国へと展開していく。
負けてもそのホールが好きだから行く。
ブランド戦略はソニーを反面教師に学ぼう。
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