「大手チェーンの簡易型駐車場は安全上の問題がある。コストを下げるあまり車止めを突き破って2階から転落する恐れがある」と1本の電話が入った。
話を要約すると仕事を取るために安い見積もりを出したようだが、帳尻を合わせるために、車止めの柵の材質を落とし、施工も基準通りにしていない甘さがあるため、万一バックギアでアクセルを踏み込んだときに柵を突き破って車が落下する、というのだ。見た目にも柵の幅が狭く専門家が見れば危険性はすぐに分かるそうだ。
もう、2年余り前の話だがそれが表面化することもなく、同じような施工方法で各地に設置されていっているようだ。
これ、今問題になっている耐震強度偽装建築と同じ構図を感じさせられる。
施主からは建築費を大幅に削られながらも、元受の設計事務所はそれでも仕事を取る。で、どこでコストを削減するかといえば、目に付かない場所ということになる。
ボヤを起こしたホールでは柱に埋設された電線の工事に配管を施工していなかったことが原因とされている。
コスト削減の厳命がこうして手抜き工事を誘発するわけだ。
とくにコスト削減に加速がかかるパチンコ業界は、耐震強度偽装問題は決して対岸の火事ではない。
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