特筆すべきは、その成果である。単なるゆるキャラでは終わらず、ファンが「推しキャラ」を軸に実際の温泉地を訪れるという動きを生み出したことだ。いわゆる聖地巡礼だ。現地には等身大パネルや限定グッズが設置され、宿泊施設や商店街とも連動することで、地域経済にも波及効果をもたらしている。さらに声優イベントやライブなど、リアルとデジタルを融合した展開により、継続的な話題づくりにも成功している。
つまり温泉むすめの本質は、「興味のなかった層に動機を与えた」点にある。温泉そのものではなく、キャラクターを入口にすることで、これまで観光と無縁だった若年層やオタク層を取り込んだ。ここに、他業界が学ぶべきヒントがある。
このアイデアを早速取り入れたのがガソリンスタンド業界。ガソスタむすめ共通の合言葉は「ガソリンスタンドが目的地」だ。「ガソスタむすめ」に会うために、わざわざ当該スタンドを訪れるファン同士のコミュニティーの場ともなっている。
では、この成功モデルをパチンコ業界に当てはめるとどうなるか。
現状、パチンコは打つ人しか関心を持たない構造に陥っている。未経験者にとっては、遊び方が分からない、怖い、いくら使うのか不安、といった心理的ハードルが高く、入口の時点で弾かれてしまう。いくら機械性能を上げても、新規層が入ってこない限り市場は縮小する一方だ。
そこで提案したいのが「ぱちんこむすめ」構想である。
擬人化された温泉むすめが温泉地の「案内役」であったように、ぱちんこむすめは「遊び方の案内役」として機能させる。各ホールや地域ごとにキャラクターを設定し、初心者に向けて「いくらで遊べるのか」「どの台を選べばいいのか」「どうやってやめればいいのか」といった基本情報を分かりやすく伝える。
スマホでの疑似体験コンテンツと連動させ、実際のホールで同じ流れを体験できるようにすれば、初来店のハードルは一気に下がる。
重要なのは、キャラクターの役割を「射幸心の煽り」ではなく、「安心感の提供」に置くことだ。これまで業界が軽視してきたのは、まさにこの部分である。勝てるかどうか以前に、「分からないから行かない」という層をどう取り込むかが鍵になる。
さらに、インバウンドとの親和性も高い。多言語対応のぱちんこむすめを用意すれば、日本独自の遊技文化を観光コンテンツとして提供することも可能だ。実際、温泉むすめは海外ファンの獲得にも成功しており、そのモデルは十分に応用できる。
もっとも、キャラクターを作ればすべて解決するわけではない。温泉むすめが成立した背景には、実際の温泉体験という中身があった。同様に、ぱちんこむすめを機能させるためには、低投資で遊べる環境や分かりやすいゲーム性といった土台整備が不可欠であることは言うまでもない。
結局のところ、問われているのは発想の転換だ。「打たせる」から「触れさせる」へ。この一歩を踏み出せるかどうかで、業界の未来は大きく変わる。
温泉むすめは、観光に新しい入口を作った。
ぱちんこむすめは、遊技に新しい入口を作れるか――。
その挑戦は、まだ始まってすらいない。
追記
各ホールでマスコットキャラクターはたくさんある中、提唱するイメージに一番近いのが岐阜県遊協の公式キャラクター鵜飼まなかだった。お堅い組合イメージがこれだけでもガラリと変わる。
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すぐパクろうとするこの業界の性質なんとかならんのかw
ってのが第一印象
ヒット機種なんかが出たらすく追従するもんねパチ業界は
役物とか演出デザインとかもそうだし
問われているのは発想の転換?
パクリの発想はいつも通り棚の上ですね
でもまぁとりあえずやってみれば?
そのおちんこむすめってやつ
あ、失礼
ぱちんこむすめ、ね
ピンバック: 名無し
当時の機種構成も、デジパチ・羽根物・権利物・一発台・平台と色々な種類があり、
その日の気分や予算で、機種選択が出来た。
しかし今は、デジパチのみで、玉の動きに一喜一憂する事も無い。
加えて、当たらなければ時速約2万円の高速吸込機ばかりの状況では、
「何故パチンコに誘った!」と後々まで恨まれるので、
とても家族・親戚・友人・知人をパチンコに誘えません。
ピンバック: トクメイ
ピンバック: 通りすがりの風来坊
上野の某ホールでは羽根物にばっちり客がついてるんですよね。私が思うに「高射幸性機種の根絶」これが必要だと思います。
ヘビーユーザーが離反する?
それは言い訳だと思います。ヘビーユーザーはその時ある一番射幸性が高い機種を打つでしょう。
メーカーは売りたいから射幸性の高い機械を出し、ホールもヘビーユーザーの離反を恐れて買ってしまう。
もう一度規制するべきですね。スマートとか利権っぽいものとは完全隔離して。
依存しているけど破滅にならないように。それが本当の依存症対策だと思います。
ピンバック: crazydoctor
「キャラ立ち」させるためのコンセプトが難しいと感じます。
「温泉むすめ」は、各温泉地域での泉質や規模の違いなどを
各キャラの特徴に反映させることができるが、
「ぱちんこむすめ」には何をキャラ特性にするのでしょうか。
また、ぱちんこむすめは「遊び方の案内役」だとすれば、
地域やホールのよる遊技方法の違いはほとんどないので、
ごく少数のキャラで事が足りるってことになりますよ。
ピンバック: 疲れ目
そもそもパチンコと温泉は比べられる対象かどうかすら疑問。
大人気の憩いとか健康、リラックスカテゴリのポジティブレジャーと、不人気ネガティブ全開のギャンブルっすよ?
仰られてる方もいますが、単純に中身のない擬人化をさせても意味ありません。
その擬人化させたキャラクターに性格や身体的な特徴などのバックグラウンドを付随してはじめて魅力が出てくるわけで。
地域の何を擬人化するんです?
各ホールに置いてある機械の差すら感じられない今のパチンコ屋を、どうやって擬人化させるのか。
でも、ある意味で興味はあります。
擬人化させるのにはあまりにも少ない材料ですからね。ここからどんなキャラクターにできるのかという点だけで言えば、気にはなります。
はたして若年層やオタク層に推し活ができるようなコンテンツになるのか?
ピンバック: ビクマっ娘! 失敗の再来か
射幸性を上げるとユーザーの求める出玉のハードルは上がってしまう、そしてユーザーの関心も出玉のみに集中してしまう、それはなかなか下がらないし変わらない。
4号機から5号機への流れでも言えることだが、ユーザーは射幸性がなくてもその場の環境に慣れるように出来ている。
現に5号機全盛期は4号機時代に比べれば全然射幸性は高くなかったが、時間と共に受け入れられるようになっていた。
つまり射幸性はその世代の比較で生まれるものであり、必ずしも爆裂機である必要はないわけである。
つまり射幸性に頼りすぎると、それを超える性能の台が出た時に相対的に過去の台が性能が悪く見えてしまう。
つまり自社の商品を自社の商品で競合させ、食い潰している状態だ。
本来高射幸機は限定的に運用されるべきだと私は思う。
いっそ土日のみ稼働とかそういった試みがあっても良いくらいだ。
または来店回数によって解放されるような
あくまでエンタメとしての台。
とにかくマイルド機と爆裂機を同じ土俵に持ち込まないことが望ましい。
出球が強すぎて台の魅力が霞みすぎているのだと思う。
爆裂機をプレミアムシート化することで台の価値も比較的に下がりにくい、マイルド機種と棲み分けができる。
危険性があることを周知して一般ユーザーをあまり近寄らせないようにすることで、ユーザーの高射幸機への慣れも防げる。
極端にいえばYouTuber用の台みたいなものでも置いておけば良いのではないだろうか。
今の時代は時間内に食べ切れたら10000円みたいな客寄せの商品がメインで店に並んでるような本末転倒な状態な気がしてならない。
とまあ業界人でもないトーシローの意見である。
ピンバック: トーシロー
そんな客に限って、出玉で裕福層の生活をさせろ、という考え方だから。
ピンバック: くだらん