パチンコ日報

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衰退する地方ホールの現実

西日本で営業するあるホールオーナーの経営意欲は低下の一途をたどっている。かつては10数店舗を構える規模だったが、現在はわずか数店舗にまで縮小している。オーナーの胸の内では「あと12年」と区切りをつけており、それは現在営業している店舗の建て替え時期と重なる。

「このまま投資を続けても回収できる見込みはない。だからこそ、その時が潮時だ」と考えている。

かつてはオーナー自身、お客を集める自信を持っていた。しかし現在では、地元の商圏そのものにお客がいないという現実に直面している。

「魚のいない釣り堀状態で、これではどうすることもできない」と肩を落とす。

客足の減少が続く中、ホールでは会員に対してアンケートを実施した。その中で、ある常連客がこう書いていた。

「私はクルマで1時間かけてこのホールに通っていた。しかし、負けた後に1時間近くかけて帰るのが辛くなった。昔はそんなに感じなかったが、やはり負ける回数が増えたことが原因だ。しかも、昔は納得できる負け方があったが、今は負けると後悔しかない。負ける回数が増えたのは等価交換になってから。打つのを止めたら今ではどこのホールにも行かなくなった」

等価交換が導入された当初、業界全体は潤った。しかし、その反面、客離れが加速したのも事実だ。パチンコは射幸性が高くなればなるほど、短期間での消費金額が激しくなり、結果として客が長く遊ぶことができなくなる。業界関係者の多くはこの問題を理解しているが、それでも等価・高価交換を止められない。

理由は単純で、今、業界全体で低価交換に舵を切れば、残っているギャンブラー層が根こそぎいなくなる恐れがあるからだ。パチンコ業界はギャンブルとしての魅力を高めることで短期的な利益を追求してきたが、その結果として、長期的な客の定着を失うことになってしまった。

遊技人口が増加する要素がない中、大手チェーンですら非効率な店舗が増えている。特に地方では顕著で、商圏の縮小と高齢化の影響で、売上が右肩下がりとなっている。加えて、増税や景気回復の遅れが重なることで、赤字に転落する店舗が相次ぐことは避けられない。
このような状況下で、拡大路線を考えるホールはごくわずかだ。むしろ、前出のオーナーのように「行けるところまで行って廃業」という選択を視野に入れている中小ホールが多いのが実情である。

パチンコ業界に未来をもたらすためには、抜本的な改革が不可欠である。その第一歩として、等価・高価交換の見直しと高射幸機からの脱却が挙げられる。しかし、業界全体がこの問題に対して真剣に向き合う気配はない。

等価交換による短期的な利益に依存してしまった結果、遊技人口が減少し続けている。現在の業界の姿勢は、まるでゆっくりと沈む船に乗りながらも、誰も舵を取ろうとしないような状況に見える。

今後、パチンコ業界が生き残る道はあるのか。それとも、かつての賑わいを取り戻すことなく、衰退の一途をたどるのか。

いずれにせよ、今が業界の分岐点であることは間違いない。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 「低価交換が理想!」と考えている店は、さっさと実行すれば良いのでは?
    自店なら直ぐに実行可能で、他店を出し抜けます!
    トクメイ  »このコメントに返信
  2. ピンバック: トクメイ

  3. 田舎は衰退の一途でしょう。今や2万人以下まで人口が減った地元でも最盛期には6店舗あった。が、今や中小チェーン店1店のみ。少ない金額で勝ち負けが楽しめた。色んな選択肢があった昔。
    今やデジパチばかりで、LTなんて一撃特化の台ばかり。加えて回りもしない。昔から色々言うだけで何の改善も努力もしてこない。年寄りはいずれ来れなくなる。若者は打たない。衰退以外に道はありませんとしか思いませんか?
    定年リーマン  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 定年リーマン

  5. 衰退ですねぇ…業界が選んだ道なので仕方ないとは思います。

    射幸性の上げ下げでしか物事が動かないから仕方ないですね
    とおりすがり  »このコメントに返信
  6. ピンバック: とおりすがり

  7. 12年で廃業と考えているオーナーの会社で働いている従業員が不憫でなりません。
    12年ごということは、20代は中堅、30代はベテランとして働き盛りの年頃で突然会社がなくなる訳ですよ。

    今のうちに他業態に勤めることをお勧めします。
    P店  »このコメントに返信
  8. ピンバック: P店

  9. 現在はラッキートリガーが離客の原因となっているのは確か。
    1/150で当たっても1/4が当たらない。当たってももらえるのは300玉の実質200ちょいの出玉。それでカウンターはリセット。
    もちろんチャージでもリセット。データカウンターの履歴は1000越えの大台は減った。
    だが客は体感している。当たり回数が何度あっても自分たちへの見返りなど何もないことに。

    何かを語る前に、何かを評する前に。
    自分で、自分の金で打ってみたらいい。毎日。明日も明後日も。
    桜散る  »このコメントに返信
  10. ピンバック: 桜散る

  11. 換金レートを下げる、射幸性を下げる。必要だと思うのですけど「一律に」というのが必要ですよね。等価交換があればそこに集まるし、高射幸性機種があればそこに集まってしまう。そして、そういう営業を可能にするには機械購入費用の削減が必須となります。メーカーも痛いでしょう。そのジレンマを超えて将来のために取り組むことができるのかですね。私はほぼあきらめております。
    crazydoctor  »このコメントに返信
  12. ピンバック: crazydoctor

  13. 荒さが客離れを呼ぶのは真理ではない
    荒い方がドキドキ出来る訳だし、確率の甘い台を使いこなせるホールは少ない、基本的に荒い台こそが集客してきた
    問題は1人の客に求める負担を自制できなかった事につきる
    他のサービス業でいう「値上げ」をやりすぎた
    値上げしすぎたから客が離れ、更に値上げするという馬鹿なことをしたから今に至る
    他の業種なら値下げすりゃいいが、値下げが容易に告知できない、認知して貰えない業種だから厳しい事になっている
    てか、回らない甘デジ並べて高射幸機や換金率を糾弾する体質だからダメなんよ、そもそも甘デジみたいな安定した機種が勝負にならないから荒いの打つわけで
    荒いのは問題ない  »このコメントに返信
  14. ピンバック: 荒いのは問題ない

  15. >等価交換が導入された当初、業界全体は潤った

    この業界全部コレ
    〇〇〇の時は潤ったってやつ
    直近で言えばLT
    低貸し導入時もそう
    そりゃそうだ
    後先考えず短期的な利益しか見てないのだから
    だいたいが目先の利益最優先で客離れ超加速
    同じ失敗の繰り返し
    ということは
    これからも間違いなく同じ事を繰り返すってこと
    なぜなら考え方が変わらんから
    目先の利益だけ
    分岐点?
    いつでも都合の良い分岐点だろうに
    ピンチをチャンスに変えるのもこの業界の十八番
    自分でピンチの穴に入り込んで
    その穴で今はチャンスだと言い張る
    何度も訪れる都合良い分岐点に
    なんの意味があるのか?
    名無し  »このコメントに返信
  16. ピンバック: 名無し

  17. パチンコ業界もディズニーランドと一緒で単価を上げすぎて一般客がついてこれなくなった。
    ディズニーにおいて富裕層は金さえ払えば乗り物も待たずに乗れ楽しい夢の国かもしれないが、一般客は高い入場料を払って何時間も乗り物待ちをしまさに地獄の国。
    パチンコも金持ちの道楽者にとってはLTでの連チャンはたまらなく快楽でいくら遣おうが気にならないのかもしれないが、庶民には生きるか死ぬかの博打。もはや遊戯ではない。
    わずか数年でこんなにも変わるなんて真の娯楽はどこにいったやら
    元ヘビーユーザー  »このコメントに返信
  18. ピンバック: 元ヘビーユーザー

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