パチンコ日報

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等価営業における傾斜角度とは

通常、盤面の傾斜角度は4分5厘です。



等価営業ではスタートのヘソ釘がどうしても小さくなります。従って締めシロがないために、傾斜を3分5厘に起こす方法があります。



それによって玉がベニヤ面を走らず、ガラス面側を走って早く玉が落ちることにより、釘へ玉の絡みが少なくなり、ヘソ釘を開けられる、という考え方があります。



PKCグループでは、傾斜角度は基本的には4分5厘と定め、傾斜を起こすことはしません。



玉はなるべくベニヤ面を通るように、玉の落下スピードを緩め、盤面上の玉の滞留時間を長くする工夫によって、より多くの玉が盤面で踊っているように見せる釘調整が基本だと考えています。



釘の角度については、PKCグループは釘の角度についてはあまり意識していません。



技術を磨き、訓練を重ねることで、自然と目で判断できるようになってきます。1本1本の釘の角度を測っていたらとてつもない時間を浪費してしまいます。



現在、角度ゲージを使って釘調整をしている人が多い関係上、伝達手段として角度ゲージを使うのであれば相手に伝えやすいということです。



でも、どうしても角度にこだわりたいのであれば、風車上釘の内側釘の角度やスタート誘導釘の左上釘の角度などのポイント釘の角度を取ればいいのであって、全体的にはあまり必要ではありません。



抽象的な表現ですが、全体的な釘の流れを見られる技術があれば、はるかに素晴らしい釘ができるものです。



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1円等価を成功させる釘調整とは

等価営業となると当然のことですが、スタート回数は減少します。



等価営業であってはならないことが、幾度となく襲ってくるスランプです。



お客さまも最初の1~2回は辛抱してくれますが、3回目ともなると嫌になって台を離れてしまいます。



スランプ状態を極力少なくすることが、1円等価営業の最大の課題であり、これをクリアーできなければ、等価競争に打ち勝つことは不可能となります。



気になるスランプ状態を減少させる釘調整とは、こうです。



実戦的にはヘソ穴スタート釘まで、適度の数と体感的に心地いい玉の運びを誘導する釘調整、ということになります。



決して1日のスタート回数が平均しているからいいというものではありません。



お客さまが打ったときの感覚のよさ、心地よさを追求する釘調整のノウハウが私たちにはあります。



ナゼ、スランプはよくないのか遊技中、お客さまは再三スランプ状態が発生すると、体感的にもその台で打つのが嫌になってきます。



実はこの「体感」というキーワードが大変重要なポイントです。



例えば、以下の2つのケースを比較してみましょう。



●スタート回数6回で体感的に違和感のある釘



●スタート回数5.8回で体感的に違和感のない釘



この場合、われわれは5.8回で違和感のない調整を高く評価します。



この0.2回の差は1台ではたいした差にはなりませんが、これを全台で年間ベースで金額計算すると、それはそれは驚くほどの金額になります。



この計算式は業界関係者の皆さまならご存知だと思いますが、PKCグループはこのことを最重要課題だと認識しています。そのための研究努力に尽力は惜しみません。



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聞くと見るでは大違い

1円、2円パチンコに特化して好調だったホールが、2カ月ほど前に4円パチンコを復活して芳しくない、というエントリーのその後。



木曜日の3時過ぎ。



店内は意外と賑わっている。4円コーナーにも客はついているではないか。



店内を見渡しといつも表周りしている社長の姿が見えない。外に出てケータイに電話しようとしたそのときだった。



半そでシャツ姿の社長が自転車の整理を黙々と続けているではないか。



4円をはじめた理由は「そろそろ信頼がついてきたので、4円を2ボックス始めることにした。その第一弾でメイン機種を天国の階段にしたら、これが大ゴケ。真っ青になった」。



そのときのことが、4円をはじめたが芳しくない、という噂の真相だった。



悪夢のような天国の階段は2円と1円コーナーに数台残しただけで、すぐに外して、それから立ち直ってきたようだ。



社長の右腕が辞めたというので、給料も払えない状態かと思ったら、そうでもない。



社長のように表周りするのがしんどくなったようだ。



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ある会社の倒産

「会社へ電話してもつながらないし、ホームページも削除されている。情報を知らないか」と一本の電話が入った。



その会社には随分世話になった。



さっそく、社員のケータイに電話すると落ち込んだ声で「自宅にいる。会社は10月末で解散。社員は全員解雇になった」と途方に暮れていた。



一度は退社して、この1月に3年ぶりに復職して元気にあいさつにきた。その時新人の中年社員も一緒だった。



もう年末。正月が越せるのか?



この会社の社員のとはかなりの数の名刺交換をした。



それぐらい人の出入りが激しい会社で、社長と社員の間には深い溝を感じていた。それでも、会社が存続していたのが不思議なぐらいだったが、ついにその時がきた。



この会社の製品は大手ではP社やD社が採用している。



台間計数システムが各社から出揃ったが、ホールは機会代に汲々として、設備に投資する意欲もなく、メーカーの営業マン自体が「こんなもの売れない」と諦め顔。



設備メーカーの体力勝負もそろそろ限界がきたようだ。



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1円等価が普及すると弱小店、縮小店も 復活できる!

等価交換営業とは緻密さを追求する営業だともいえます。必然的にきめの細かさと内容の熟成度を求められます。



等価交換営業に必要なことは次の3点です。



1,釘調整の根本的な手直し



2,機械台の入れ替え戦略と配置の見直し



3,営業戦略の抜本的改革



この3点は大型チェーン店でなければできない、諦める内容ではありません。



むしろ、小規模店の方が小回りが効き、なおかつ、徹底しやすいぐらいです。



加えて、ホールコストで一番ネックになっている機械代についても、大幅な削減が可能となってきます。



理由は等価のお客さまは勝ち負けという部分には、一方ならぬこだわりを持っているからです。



従って新機種よりも自分が勝負する機種は決めてくる傾向が強いので、頻繁に機械を入れ替えるよりも、出玉サービスで還元する方が喜ばれます。



現在は4円、2円、50銭と貸玉料金のバリエーションも増えていますが、併設方式は絶対に避けるべきです。



1円等価に徹することが成功への本道ともいえます。



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