パチンコ日報

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ひねりゲージで稼働を上げるその2

メーカーから出荷されたパチンコ台は、釘の傾斜角度で3~7度のバラつきがあるほか、命釘の根元の幅も11ミリを下回ったり、風車も左右にずれていたりで、釘打ち機の精度にそもそもの問題がある。



パチンコの利益は玉1個を弾いてもらうことから始まるので、料理でいえば、与えられた素材に対しておいしい味付けをしなければならない。



にもかかわらず、パチンコ業界は与えられた素材をそのまま提供しているようなもので、釘に対する探究心がまるで足りない。



まずい料理を提供し続ければ、レストランであれば客はやがてはいなくなる。まさに今のパチンコ業界全体の現状がこれで、客離れが加速しているのは世界的不況や5号機問題だけではない、ということ。



玉が小刻みに弾み、お客さまが心地よく感じ、安心して打てる味付けのある釘の提供ができていないから。



業界全体でまずい料理を出せば、お客さまがいなくなるのは当たり前。



各店が与えられた素材をどう調理して、おいしく食べていただくか。



この競争が釘調整だ。



パチンコ台を打って心地よく感じることは、食べておいしいと感じるのと同じこと。



ひねりゲージの話に戻るが、東京にこれを実践しているホールがある。



以前は9000発稼働のホールで、地域では閉店のうわさが絶えないホールだった。3~4年かかったが、今は3万8000発稼働で地域一番店になっている。



そのホールはひねりゲージを実践して1年以上が経過する。洞爺湖サミットで業界全体が機械の入れ替え自粛した時、ライバル店との明確な差が出た。



機械入れ替えをしない同じ土俵で戦うと、稼働で1万発の差が出た。



ひねりゲージは打って心地いいから、お客さんがもう1000円、もう1000円と粘ってくる。



つづく



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ひねりゲージで稼働を上げるその1

かつては3000万人ともいわれたパチンコファンの数が今や1200万人ともいわれている。



パチンコ客が減れば、店舗数も当然のように淘汰されていく。店舗が減ればパチンコ関連業者も併せて淘汰されるのは自然の成り行き。



顧客が減った理由を5号機問題やリーマンショックによる世界的不況などと外的要因を挙げる人は少なくないが、それだけではなく内的要因によりパチンコ離れが進んでいる、と確信している。



で、内的要因の主原因はパチンコ台にあると思う。



年々大きくなる液晶画面のサイズは、必然的に渡りの距離を長くすることになっているが、ここにパチンコをつまらなくする=客離れを生む最大の欠陥がここに隠されている。



本来、命釘とジャンプ釘の4本の間で玉が絡んで、安定的にスタートに玉が入って、お客さまは液晶に集中してパチンコを楽しむことができた。



ところが、渡りの距離が長いと玉の落下速度が速いために、命にも絡まず右側へ流れる死に玉が多いため、お客さまはハンドルの微調整にいらつき、ストレスを感じ1000円打っただけで台を離れてしまう。



無駄な金は使わなくなったから、稼働が上がらない。これこそがお客さまを飛ばす最大の要因になっている。



再度いう。液晶画面の大型化で渡りの長さが長くなり、玉の落下速度が速まり、命釘に玉が絡まず、死に玉が多いために、お客さまはストレスを感じ粘ることがないので稼働の低下につながっている。



もっと分かりやすいたとえで説明しよう。



スキーの上級者コースを思い浮かべて欲しい。初心者コースはなだらかな傾斜でゆっくり滑ることができますが、斜度のきつい上級者コースを滑るには、ターンを繰り返し、スキーのスピードを殺しながら滑っていくところにスキーの醍醐味がある。



長い渡りについても同じことがいえる。



ストレートに渡りを玉が落下するのではなく、玉が小気味よく弾むようなバウンドで、命釘に絡んでいけば、お客さまは安心して液晶に集中することができる。



上級者コースをターンしながら滑り降りるように、渡りをひねることで玉の勢いを殺し、安定的に命釘へ玉を供給することで、お客さまは腰をすえてプレイに集中することができる。



つづく



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会員制について

この会社で2カ月が経ちました。



会社の中身は働いて2日で分かりました。



店長で1カ月…ノルマ達成率は102%で非常に厳しい。



今日が誤算で粗利確保にミスしました。ただ1つ今日の成果で会員の来店数が70人だったことです。1カ月前に比べて約20人の会員増で1日の来店数も50~60人程度でした。



今週思い切って玉を出してるせいか、貯玉・再プレイ数がアップしています。やはり会員増大は玉を出すことがポイントですね。



過去、Kで会員システムを導入し、私もその店の店長してました。



会員システムは予定の粗利を確保出来ないことをそれ以前の店舗で実証済みだったので、財務部に反対の意向を示してましたが本社的にやるということでやりました。



元々35個交換で店アウトは約10000個。



会員システム導入で43個に変更、しかも手数料無料で営業してたので実質等価営業。



アウトは約3倍に上がりましたが粗利は数千万もショート。2カ月後に会社的に会員システムを辞めました。会員システム導入は非常に危険な手法です。



囲い込みや戦略あっての会員システムならば意味があるのですが、ただ

単に周りがやっているからとか来店頻度を求めるだけのツールならば即退去すべきですね。



明日は競合店が五周年記念祭本祭…2日間しっかり優先券配布で私の店を食おうとしています。



ならば!と思いますが焦らずここは静観。



何もせずに釘を開けました。ギンパラ65回、エヴァ66回。



おこぼれ頂いて、薄利営業慣行~それでノルマ未達成なら仕方ない。



9月は新店長就任月間。客は店長交代を知っていますが、本当の意味で関西No.1の実力をお見せ致します。



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店長の本分は人気のない機械を蘇らせること

6日の元店長の記事と他の記事に書いてありましたコメントの感想も含め寄稿させてください。



私は30位以内に入る企業の管理職をしています。



部下たちに何時も話す事があります。自分の管理下に配置された機械の悪口を述べる前にやることはあるだろうと。



弊社では、お客様から支持が得られない機械が出ると、直ぐに機械が悪いと話す店長が続出してました。



SISを見て全国的に稼働が悪いから、己の配下の機械の稼働が悪いのはどうにもならないと諦める。



自分たちに与えられた新台を「クソ台」とも発する。



「自分の会社が購入した機械をクソ台とは、お前は何様だ」と叱った事があります。



以来弊社ではクソ台発言はありません。



40歳そこそこの部下を本部長にしてから、店長達に「クソ台」発言が広がったのが分かった。



その本部長はエリア長に降格して、管理職の再教育をしています。



ネット上で、機械をクソ台クソ台と書いている事が散見されますが、それが若いホール店長に悪影響を与えていると思いますね。



店長の本分を忘れてませんかね。



店長は機械の評論家ではないのですよ。



担当した店舗で、その配下の人材で、人気の無い機械を蘇らせる…これが店長の仕事ですよ。



最近の元店長さんの記事をみていると、その方向に向いている事が分かります。



本日からのシリーズは、機械調整の醍醐味だと題名にありますが、この機械調整の醍醐味を知らない店長が増えたと思います。



元店長さんにはそれを伝えて欲しいです。



機械をクソ台と一蹴する事は、ホール関係者が見ると同意しやすい。



それと共感しやすい。



それに共感していては、管理職として成長が止まります。



店長経験が10年未満の人達は、もう1回でいいから店長の本分を考えて欲しいな。



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今の若い店長に足らないこと

パチンコ日報の記事は全国の店長に見てもらいたい、と思うことがたびたびある。



それは、店長の使命と仕事の基本部分が書いてあるからだ。



そんな話の数々の拡大版を全日遊連や同友会や単組で講演していただきたい、と思うぐらいだ。



ギンパラ2はエヴァンゲリオンほど、ひどい状況ではないが、苦労している店長は全国的にいると思う。



その大半は…〝機械が悪いから〟と投げ出している。



こうした傾向に警告を発しているのがパチンコ日報の記事だと思う。



ギンパラの特性にこだわらないで、その特性を逆手にとる元店長さんの視点や思考を、もっと若手店長に伝承させて欲しい。



各組合は、経験則のない話をする講師を呼ぶよりは、パチンコ日報に時々でる「いい話」を組合員に読ませる方が効果があると思う。



全国の若手店長は、店長としての仕事を再確認して欲しい。



自分の店にある機械台の悪評を述べたり、機械台の評価をする全国のコンサルや専門家に傾倒するのではなく、自分の子供(自分の店に設置された機械台)を伸ばす努力や躾をする努力を忘れてはならない。



今の店長たちに足らないのは、そこだと思う。



以上



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