パチンコ日報

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スマホ時代は高速Wi-Fi環境がホールの必須設備に

ケータイ出荷台数の8割をスマートフォンが占める時代。街のあちこちでWi-Fi接続のための通信環境が広がっている。



ファーストフード店やコーヒーショップではもはや当たり前で、パチンコホール内でも増えてきている。



しかし、利用者からするとこれが遅い。Wi-Fiは拾っているが、一向に画面が切り替わらないという経験者は多いと思う。



これでは本末転倒だ。



実は各キャリアから配布されてるWi-Fiスポットは、3GやADSLを利用しており、高速の光回線とは違う。



タチが悪いのは、その不満はお店には伝えられずに去っていくため、実感できないマイナス要素となってしまう。



また、その他のサービスは、ユーザーは有料であったり、時間制限があったりと利用者が望むものとは少し異なっているのがほとんど。



で、自社で運用するWi-Fiは、フリーのためセキュリティが甘く(もしくは使う側はそう感じる)怖さを感じて二の足を踏む。



運営側は事件、トラブルが増える通信手段を解放するのは、事後のリスクがあまりにも大きすぎる。



競合店がひしめく中、数10店舗の全チェーン店が高稼働を誇るホール企業の関係者はこう語る。



「うちに1~2回視察に来ても、何で強いのかなんて絶対に分からないですよ」



その理由はこうだ。



同社では、お客さんの満足を増やすのではなく、不満足要因の排除を徹底しているからだ。



その中で、通信環境も例外ではない。



10年あまり前に話題になったケータイの電波が入る入らないが、稼働に影響していたことを思い出してもらえば分かりやすい。



スマホ時代の流れに一早く取り組み、高速Wi-Fiをパチンコ業界用にカスタマイズした新サービスが今密かに話題を呼んでいる。



GOLUCKが展開するこのサービスの特徴は、Wi-Fi通信につげたスマホの画面を広告媒体にしてしまうという点だ。



スマホの通信ボタンを押すと自動的に画面をジャックし、同社が運営するポータルサイトGORAGGIO(ゴラッジョ※イタリア語のコラッジョ:勇気を出して、元気を出してという意味を語源とする造語)が立ち上がり、設置されているWi-Fiスポットとその周辺情報、スポットにアクセスする人達のニーズに合った情報が展開されるという仕組みだ。





最初にWi-Fi会員の登録が必要となるが、一度登録すると、同Wi-Fiが設置されているスポットで自動的に接続される。



Wi-Fiのセキュリティや万が一の際の警察対応も店舗は全く手放しでいいというのもうれしい。



実は、NTTやSoftBankBBなど通信キャリアのWi-Fiスポットでも、同様にキャリア広告がリダイレクト表示される事をご存知だろうか?



GORAGGIO(ゴラッジョ)はそのパチンコホール版の独自サービスで、設置店舗の情報も優先的に宣伝してくれるというからありがたい。



これまで活用していたWeb媒体の最大の欠点である「サイトに呼び込む、探す、QRで読み込む、お店の会員になる」などというハードルを、Wi-Fiにつなげたい、という顧客ニーズで解消できるということだ。



サービスがスタートして1カ月足らずで、既に全国で100店舗近くの導入が決まっており、設置工事は順番待ち状態だ、という。



通常、Wi-Fiのインフラ整備にはネットワーク工事が発生するため、パチンコホール全体をカバーするには数十万円から、高い場合数百万近くの設備投資が必要になる。



ところが、同社の場合、初期工事費用がほぼ無料で、月額の利用料金で開設できる点が魅力的だ。



このWi-Fi放送局、パチンコ業界中心に街中で使える日も遠くない。



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似顔絵でイメージアップ大作戦

スタッフ紹介を店内に張り出しているホールは少なくない。大抵が写真と名前なのだが、似顔絵を使うスタイルが静かなブームになりつつある。



「写真ではちょっとリアルすぎるので、似顔絵にしたところ、お客様の方から『よく似ているね』『かわいく描けているね』と従業員に声をかけていただけるようになりました。写真より断然、親近感をもっていただけるようになりました。お客様との距離がぐっと近づきました」と話はスタッフの似顔絵を壁一面に張り出しているホールの店長。



似顔絵でサイトを検索しても似顔絵サービスを提供している会社が結構あるが、パチンコ業界でも似顔絵をウリにする制作会社が何社かある。



その内の1社がP-POPで、メインはPOP素材や遊技説明、映像素材を定額制でダウンロードできるサービスを提供しているのだが、似顔絵が好評だ。



注文方法は顔写真のデータを入稿し、入金確認をしてから1週間後の納品となる。似顔絵は1枚4800円で、無料の全身ボディーがサンプルから1体選べる。





似顔絵と組み合わせて使える小物パーツも豊富に取り揃えられているので、組み合わせて使うことにより、キャラクターが引き立つ。



パチンコホールならではの使い方が、店長オススメのPOPに似顔絵を加えること。文字だけよりも注目度が増すことは間違いない。遊技機説明にも似顔絵を加えることで記憶に残る。





P-POPが似顔絵を使って新たにスタートしたサービスが、等身大の似顔絵パネルだ。等身大というサイズからしても注目度は格段にアップする。これが7800円からできる。





似顔絵はデータで支給されるので、色々な展開ができる。似顔絵名刺もその一つで、これは受け取った相手が、顔を忘れない、という効用がある。



さらに、チラシやDM、スタッフブログ、フェイスブック、ツイッターなど用途はいくらでも広がる。似顔絵がワンポイントあるだけで印象深いものになる。



似顔絵はプライベートでも年賀状に使ったり、ケータイの待ち受け画面に使ったり、プレゼントにしても喜ばれる。



なお、同社ではPOPや遊技説明の定額制素材が1週間無料でダウンロードできるサービスも行っている。





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現場の書類作成ミスと労力簡素化と正確な在庫管理が可能になった

一昨年の6月から中古遊技機の運用方法が改正され、ホールは撤去遊技機明細書と中古遊技機確認書の2つの書類を所轄に提出しなければならなくなった。正式な機種名のほか、遊技盤番号、遊技盤の枠番号、主基盤番号などを入力しなければならない。



数字の羅列で間違いやすいが、警察に提出する書類なので間違いがあってはならない。入力後もミスがないかチェックするのに時間を取られている。



機械代削減のために、チェーン店の中古機移動は増えるばかり。それに伴って書類の量も膨大になるばかり。現場の事務担当者からは悲鳴が上がっていた。



静岡県三島市に本社を置くフジコーの本社営業部も同様の悩みを抱えていた。現在チェーン店は7店舗。



「チェーン店の中古機移動の作業自体が、かなり増えたところに2つの書類も増え、書類作成のたびに遊技台の製造番号などを一つずつ手入力していました。2人で書類作成をしていたんですが、入れ替え作業が2店舗、3店舗と重なると夜11時まで残業することもありました。うちのチェーン店はバラエティーコーナーが多いので、1回の入れ替えで移動数がかなり多いほうです。書類作成時間を削減することが課題でした」と語るのは営業部の棚井琴美さん。



現場からの問題点を聞いた総務部の藤澤剛課長は、改善のために早速動いた。撤去遊技機明細書と中古遊技機確認書のほか、変更承認申請書が自動作成できることを必須条件に、遊技機管理システムを販売している会社の選定に入った。



数社まで絞込みができた。システムを動かすためにはデータベースを新たに作成しなければならない。



「当社で作成していた遊技機のエクセルデータは、ソフトの関係で機種名の長いものは、短縮して入力していました。ある会社は『それは正式名ではないので読み込めない』と断られました。また、手入力するのは大変なのですが、アンフィニさんはそれを読み込んでくれました」(棚井さん)



対応の柔軟性だけでなく、各社の遊技機管理システムのメリット、デメリットも見えてきた。



「ランニングコストの安いところは、自動出力できない書類があったり、高いのにQRが取れないとか一長一短ある中で、QRが使えて、基本機能が充実して、なおかつコストパフォーマンスに優れ、こちらの要望にもすぐ対応してくれたのがアンフィニさんでした」(藤澤課長)



昨年8月に検討に入り、10月から導入されたのがアンフィニの遊技台管理システム「Pas-comV2」だった。



店舗に設置されている遊技機のデータベースを作るための初期登録作業が必要になる。1台ごとにセル、枠、主基盤に分離して管理するために、QRコードの読み取りが必要になる。この面倒な初期登録作業(500台クラスで5万円)を同社が代行する。



以降、遊技機の入出庫はすべてハンディーターミナルでQRコードを読み取り、それをサーバーに転送して在庫管理をリアルタイムで行う。



「これまで店舗でQRを読み取ることはなかったのですが、今はQRで読み取っているので、店舗に設置している遊技台とデータ上の台番号が直接リンクするようになりました。それによって撤去するまで発見できなかった間違いもすぐに分かります。入れ替え予定日が過ぎていても設置している機械はエラー表示してくれるのでミスもなくなりました」(棚井さん)



念願だった書類作成の簡素化はこうなった。



新台入れ替え機種と撤去機種の入力が完了したところで、各種書類発行ボタンをクリックするだけ。変更承認申請書、撤去遊技機明細書、中古遊技機確認書などが自動作成される。





一つのソフトですべてが行えるメリットである。



倉庫の在庫管理は本社で一元管理していたが、各店舗から中古機の問い合わせがあるたびに倉庫の在庫リストをメールで送っていた。今は各店舗とも在庫管理システムがネットワークで結ばれているので、倉庫の在庫確認も各店舗から直接見られるようになった。



本社は問い合わせに忙殺されることもなく、チェーン店移動もスムーズになった。



「Pas-comV2」は電子取引にも連動しているので、自社サイトを立ち上げれば旬の台を手数料を取られることなく高く売却できる。これだけの機能が付いて月々のシステム使用料は1店舗当たり1万4000円だ。



1つの入力作業で正確な在庫管理ができて、なによりも面倒な書類作成作業から開放されるのは現場にとってありがたい。



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