日本人からすると「????」のオンパレードだ。
アメリカを代表するハンバーガーやピザは、むしろジャンクフードでアメリカ人の肥満の原因を作っているともいえる。
どうしてこんなことになったかというと、アメリカ社会特有のロビー活動の賜物だ。アメリカの政策は得てしてロビー活動で決まる。
例えば、アメリカでは日常的に起こっている銃乱射事件。学校現場でも無差別乱射が起きる物騒な社会だ。そのたびに銃規制の機運は盛り上げるが、結局は全米ライフル協会の圧力で議員は法案作りに腰を上げない。全米ライフル協会は全米最強のロビーストとも言われているほどだから、議員への影響力は絶大だ。
で、ピザがどうして野菜なのか問題。アメリカの公立学校は給食を運営する費用がないため、ピザチェーンなどのメニューを生徒たちの昼食に受け入れている。そんな給食のジャンク化で子供の3分の1が肥満化している。
これに危機感を抱いた当時のオバマ政権(特にミシェル夫人)は、公立学校の学校給食にもっと野菜やフルーツなどのヘルシーフードの導入を計画した。
しかし、学校給食は利権化していたために、ジャンクフード会社をバックにつけた議員たちから猛烈な反対攻勢を受ける。その時の反転材料が「ピザはヘルシー。だって大さじ2杯分もトマトソースがかかっている」とトンデモ理論を持ち出した。
こんな理屈がまかり通るのがアメリカで、2011年1月の改正歳出予算案の中で給食において「ピザは野菜」とカウントされるようになってしまったわけだ。
こんな話とパチンコがどう結びつくのかと訝るだろうが、パチンコ業界はアメリカのロビー活動をもっと見習えということだ。
「パチンコ業界は窮地に立たされている割にロビー活動が足りない。一部のメーカーはやっているかもしれないが、メーカーが自社のためにやっているようなもの。業界全体でやっているわけではない。それは業界が将来のビジョンを描いていないから。例えば、何年後には換金合法化というような明確なビジョンがないから」(事情通)
最近の国内の規制緩和で業界団体からのロビー活動が奏功したものと思われる事例がある。それが電動キックボードの異例の速さでの規制緩和だ。
元々原付一種のカテゴリーで免許とヘルメットが必須だった。電動キックボード事業者がインバウンド需要などを見込み、国へ対して「ヘルメットなし、免許なし」を要望していた。電動キックボードのシェアリングが始まってわずか3年で規制緩和されたことは、強力なロビー活動があったことが想像に難くない。
では、パチンコ業界にとって将来的にいいこととは何か? 業界を育成するのではなく、風営法違反を取り締まることしかしない警察庁から他の省庁に変更してもらうことだ。
そのためには新たにパチンコ業法を制定して、パチンコ営業を風営法の枠から外すことが必要になる。そのためのロビー活動が今後必要になる。このロビー活動は一朝一夕でできるものではない。業界を応援してくれるパチンコ族議員を当選させることもその第一歩となる。3度目の正直で次の選挙で当選させなければならない。
ホールの淘汰が進み、パチンコ業法に業界の将来を見出すホール企業が生き残れば、その日もやってくる。
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