パチンコ日報

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スロプロだったことを長所にして業界外の転職に成功

大学を卒業しても定職に就くことなく、スロプロ生活を5年以上続けたA君は、勝てなくなったために引退を決意して他業界へ転職した。除染作業の会社(ブラック企業)やデリヘルの送迎などで迷走した後、自分の“好き”を活かすためにホールへ転職した。

同期の中ではやる気はピカイチだった。パチンコをやったこともない同期に比べれば、知識もある。同期は休憩中にスマホゲームに熱中する中、問題意識を持って仕事に取り組んでいたので、1年ちょっとで主任へ昇格を果たした。

しかし、出る杭は打たれる。

バリバリやる部下はポンコツ店長からすると目障りでしかなかった。

そんな店長らがA君を潰しにかかった。

将来のエースなのに、配属されたのはチェーン店内でも閉店予備軍のような店舗だった。

閉店予備軍に赴任してきたのはポンコツ店長だった。店長らしい仕事は一切できないのに、粗利の取り方が上手いだけで会社には評価されていた。

閉店予備軍に配属され、A君の心も流石に折れた。モチベーションもポンコツ店長によって日に日にかき消されていった。まさにポンコツ店長たちによって潰されてしまった。

業界の将来性もない。自身の年齢も転職チャンスの最後に差し掛かり、転職に備え着々と準備を進めた。

転職エージェントに送った履歴書は180通に及んだ。

A君の経歴では箸にも棒にもかからなかった。履歴書の段階で跳ねられた。

「パチンコ業界は反社会的に見られている。スロプロからブラック企業を経てパチンコ業界ですからね。仕事が終わってから、6~7時間は転職活動に費やしていましたが、4~5月は心が折れました。180通送って反応はゼロですからね」

ある時点から弱点と向き合うようになった。今まで隠していたスロプロを長所として履歴書にスポットライトを当てた。

すると、面白いように引っかかるようになった。

さすがに大手はNGだが、ベンチャー系は「パチスロ経験は面白い!」となる。

面接では勝つためにどのような努力を日々積み重ねてきたかを理路整然と説明した。

面接でも話が弾み、最終面接まで漕ぎつけ、最終的には4社から内定をもらう。晴れて人材系コンサルタント会社に転職することができた。

A君が弱点に向き合えるようになったのが読書だった。ビジネス書から啓発本まで150冊余りを寝ることも忘れて読み漁った。

体力をつけるためにジョギングと筋トレも欠かさなかった。それは自分を変えるための努力でもあった。

そして、A君は自ら道を切り開いた。

ポンコツ上司によって優秀な人材が業界から去ることの悪い典型例である。



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