消費者金融の総量規制によってパチンコ業界の売り上げが減少したように、パチンコと消費者金融は昔から密接な関係がある。
過払い金請求で経営危機に陥っていた消費者金融大手は、銀行の傘下に入ることで、苦境を乗り越えることができた。一方の銀行は消費者金融の個人向け無担保ローンのノウハウを得ることが傘下に収めた目的でもあった。
銀行は本来、担保を取りリスクの低い融資を専門としていたが、長引く景気低迷で企業は投資を控え資金需要は減り続けていた。そこで、銀行が目をつけたのが消費者金融の高金利による高収益性だ。
土日や夜間でも即日融資が可能で、専業主婦や自営業者が、年収による制限を受けずに借入できることから利用者が増えているのが、総量規制対象外の銀行カードローンだ。
個人向けの無担保ローンは、サラ金の貸出と取立てが社会問題化したことを受け、2006年に貸金業法が改正され、総額で借手の年収の3分の1を貸出額の上限とする「総量規制」が設けられた。
消費者金融に適用されている「年収の3分の1以内」の貸し付け上限がない銀行カードローンは、消費者金融の抜け穴となっていた。簡単な審査で数100万円に上るおカネを借りられるカードローンを巡り、国会や法曹界で多重債務問題を助長しているとの批判が強まっていた。
全盛期には10兆円を超えていた消費者金融会社の貸付金額はその後急減し、昨年3月末現在で総額4兆円を割り込んでいる。他方、銀行の個人向けカードローンは増加し、昨年3月末には5兆1000億円を超えている。
個人ローン市場にあっては、消費者金融会社と銀行の立場はすでに逆転しており、銀行が主役なのだ。
銀行が総量規制の適用から除外された背景には、過剰な信用収縮が発生しないよう、金融経路を残しておく必要性や、銀行は独自に審査を行うはずという信頼があった。つまり、最初から「抜け穴」を意図的に残したような経緯があった。
消費者金融を上回る規模で、多重債務につながるおそれが指摘されていることを受け、金融庁が実態を調査してきた。
その結果、国内の銀行は、来年1月からカードローンなどの個人向けの新規貸し出しに関し、即日の融資を取りやめる見通しとなった。家族からの申し出で、新規貸し出しができないようにする「貸付自粛制度」の導入も検討する。これにより、拡大の続いたカードローン利用が縮小に向かう可能性もある。
銀行といえばお固くクリーンなイメージがあるが、バブル経済に加担した張本人で、儲けるためには批判を浴びた消費者金融と同じことをやっている。
さて、パチンコ業界の依存症対策はどこまでやり切れるか。本来、商売として努力していたことを依存症対策に向けなければならない。
飲み屋なら飲み過ぎた客に「今日はこれぐらいにして帰ったら」と声を掛け、帰らせる。パチンコも負けが込んでいる客を帰らさなければならないが、違う店に行けば元も子もない。抜本的対策には管理遊技機で本人を認識させて、設定金額を超えたら玉が出なくなる仕組みにすることなのだろう。
パチンコ業界は叩かれやすいが、銀行だってパチンコ業界に負けないぐらい陰ではあくどいことをやってきているが、イメージのお蔭で世間からはあまり叩かれない。
パチンコのイメージ戦略を電通にでも頼んで世間から必要以上に叩かれないようにしますか?

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今のパチンコ気軽に遊べず、ただお金を摂取されて
いるような印象です。
広告戦略でイメージだけ良くしてもすぐに化けの皮が
はがれるのでお金の無駄です。
ピンバック: 巷を賑わせている事件の犯人は元パチンコ店員
ピンバック: 一般人
ピンバック: ペガサス
ピンバック: サルゴリラチンパンジー
組合「●●を自主規制します!依存症対策します!」
ホール・メーカー「そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!」
の冗談やギャグみたいな流れをどうにかしないと無理でしょうね。
ピンバック: 三番
それで人生を台無しにした人がいかに多かったか・・・
自己責任と言えばそれでお終いですが。
会社人生でもそういった人を何人も対応してきました。
ほとんどが取り立てに窮して会社のお金に手をつけて
しまった人がほとんどです。それくらい当時の取立ては
きつかったようです。
また不幸な人を出さないように銀行カードローンの規制は
必要ですね。
ピンバック: ベン
もういいんじゃないですか。
10時間でこれまでの60000発から19000発までしか出せなくなるんでしょ。
パチンコは充分衰退しますんで、使用金額の総量規制など全く必要なし!
それより今もホールでやっている釘叩きによる「ベース殺し」をなんとかせい。
パチンコにもベースモニタを義務付けるしか、釘叩き不正を防ぐ方法はない。
管理パチンコでは無理でしょう、どうせデータの書き換え屋(裏屋)が繁盛するだけ。
構造的に釘叩きできないようにしなければホールは絶対にゲージ棒とハンマーをはなさない。
ピンバック: ボナンザ
“呑む打つ買う”は江戸時代以前からある、この先何百年も続くものでしょう。
これぞ社会正義のような論調があるが、近代文明の民主主義の英知である刑法を侵さない範囲での遊びをギァーギャー騒ぐ方がどうかしてますね。
日本は自由な社会で遊びや商売も自由でなければらならい。
ピンバック: ザン
と声掛けし、負けてるお客さんは放置する。
商売人ならばそういうことでしょう。
ピンバック: シマンチュ
メージの違いによると書かれていますが、違うと考えます。
何が違うかと言えば、銀行は社会的問題に発展すればお上か
ら規制されるまでも無く、業界内で自主規制を実施出来、問
題が大きくなる前に手を打っている。
一方パチ業界は、お上の規制がかかるまで暴走し、規制後も
抜け道をあざとく探す。
イメージを良くしようにも、実質が伴っていない。
未だに業界こぞってユーザーを殺しにかかっているのだか
ら。
まあ、ユーザーを減らすことが、依存症の減少に一役買って
いるのは確かで、確実な依存症対策だが。。。
ピンバック: 遊漁
新規則で”大衆娯楽”に戻ることを期待します。
ピンバック: ダンシング
無知ですいませんがベース30以下の場合って通報でなんとかなるんでしょうか?というのもネットでそのような事を見かけたので。
25付近だと下振れの可能性がありますが10前後だと言い訳もできないですよね?近場のホールには間違いなくベース20以下の台がゴロゴロしてます。通報で改善されるならそれも手だなと思いまして。
ピンバック: むすめふさほせ
(検定の申請資料に、各釘の釘調整[例 3番釘は12時方向に10度]の一覧表があります。)
台のベース値は、釘調整で大きく変わります。
現状の検定は10度以内の釘調整を認めているので、「検定自体が全く無意味なザル検定」と思います。
http://usami-noriya.blog.jp/archives/2419649.html
パチンコ店に設置されている機械を抜き打ち検定すれば、
未だに全国のほぼ全ての台が検定基準のベース30をクリアしない違法機ばかり。
なのにパチンコ台メーカーは頑としてベースモニタを付けようとしないのは、
パチンコ店の実情を知っているからでしょう。
ピンバック: 通行人ZZ
ピンバック: たそがれパパさん
ピンバック: 回る台を打ってみたい。
会社帰りに、ちょっと一杯飲んだ帰りにふらりと寄って、2000円で1時間勝負できて、勝てば5000円ぐらいになる。
それぐらいが今の「遊技」の感覚です。
業界が大きすぎるから、そういう遊び方ができない構造になっちゃってる。
今の4分の1ぐらいの規模にならないと、本当に遊べる世界にはならない。
ピンバック: 202.219.252.226