パチンコ日報

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常套手段

警察が取り締まりを行う場合、最も影響力のあるところを狙い撃ちして、警察の本気度をまざまざと見せつけるのが常套手段だ。



その一つが昨年から警察庁が問題視し始めた偽ブランド景品の取り締まり。

偽ブランド商品を摘発するのは生活安全課の仕事。パチンコ店を管轄するのも生活安全課の仕事。



パチンコ業界に偽ブランド景品が出回っている、ということは生活安全課としては2重の屈辱でもあった。



実際、景品商社の営業担当からパチンコ業界に出回っているブランド景品の大半は偽物、と聞いたことがある。



古い話だがプラダはデパートで販売しているものですら全部偽物だった、という話もあるほど。生地や素材は本物でも正規の工場で作っていなかったために、偽物、と見なされたケースだろう。



偽モノは中国から輸入していたが取締りが厳しくなったので、最近は国内の町工場で作っているらしい。



前置きが長くなったが、偽ブランド景品の取り締まり対象の1号で挙げられたのが、北海道の「ダイナム美しが丘店」だ。去年夏、偽ブランド商品を販売していた卸会社が摘発された事件にからみ、同社が取り扱っていた商品を仕入れていたのが「ダイナム美しが丘店」だった。



なんか、古い話を今頃になってほじくり返している、という印象は否めないが、風営法違反で2月6日から10日間の営業停止処分にした。



この程度の問題で営業停止を食らうこと自体が前代未聞なのだが、上場を狙うダイナムにとってイメージダウンは避けられない。





ただ、営業的には稼働があまりよくない店なので、さほどの痛手がないのが不幸中の幸いか。



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