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ラッキーナンバー制をアシストする設備機器

ノーパンク営業が業界スタンダードになってしまったが、大阪・京橋駅前に頑なにラッキーナンバー制を守っているホールがある。常連固定客を掴まえているので結構稼働がいい。



42個交換でラッキーナンバー制に業界全体が戻れば、多少お客さんに優しい釘になるはずなのだが、誰もその一歩が踏み込めない。



そのラッキーナンバー制を提唱するのがビスタシステムの金益賛社長だ。ホール経験を基に時系列で規定時間を設け、ステージを自動判別し、玉を交換させる営業をアシストする「VISTA VOA」を開発した。



一言でいえば、自動的にラッキーナンバー営業をアシストする設備機器といえる。



「ラッキーナンバー制に戻せば、1~2割はスタートを回せます。スタート回数を上げれば、その分、当たりやすくなります。お客さんが求めているのは大当たりです。固定ファンが多い海コーナーには特に適しています。結果的に機械寿命が長くなり、同じ粗利を取りながら売り上げは1.5倍から2倍になります。隣のホールが失敗した新台を中古で安く買って、大当たりをかけられるように回せば、失敗した機械も生き返ります。ラッキーナンバー制を導入することで機械代も抑えられる、ということです」(金社長)



この言葉は導入したホールでの実績に裏打ちされたものだ。



「VISTA VOA」は、遊技機の出力端子からの遊技信号情報を論理設定規則によりステージを自動判定し、3色のランプに表示する周辺機器で、遊技機1台に1本付く。





では、システムの説明に入ろう。



1.遊技開始から当たりが出るまでは消灯している。



2.初当たりした時に緑が点灯する。この時点では遊技機の信号で確変か単発かは分らない。時短中、次の大当たりが来て、確変及び連続大当たりなら緑が点滅し、単発なら元(消灯)に戻る。もちろん獲得した持ち玉でそのまま遊技可能。



3.確変及び連続大当たり中は緑が点滅。持ち玉遊技が可能になる。確変及び連続大当たりを消化し、時短が終わると今度は黄色が点灯する。



4.黄色が点灯してから規定時間(例えば1時間)が経過すると、点滅に変わる。これは次に大当たりしたら交換ですよ、というサイン。時短中の点灯は延長され、時短が終わった時、黄色が点滅する。



5.次回の大当たりが来ると赤が点灯。確変及び連続大当たりの場合は赤点灯のままで、時短が終わった時点で赤が点滅し、終了。持ち玉をすべて交換してもらう。



簡単に説明すると遊技をスタートして、赤が点滅した時点で終了ということだ。



導入ホールのお客さんからは時間規定に対する抵抗はさほどなかった、という。逆に「止め時が分かっていい」という声も。





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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. システムは良いと思いますが!?

    確かに京橋の京一会館は42個にもかかわらず非常な賑わいで良いと思います。機種によりラッキーナンバー制で知らないできたお客さんはかなり戸惑うと思います。ですが釘は甘めでかなり遊べる感(等価店等と比べ)があるのであとで42個と判ってもお客さんは悪い印象は無いと聞いています。がしかし、42個ラッキーナンバー制で全てのお店が調整を甘くするとは限りません。オーナー次第で「抜き幅が増えた」等と言う考え方をしているオーナーさんが多数と思います。これは大きな問題です。本来パチンコがどういうものであったかを忘れているかの様です。やるにしても低価交換の良い効果が出るのもかなり時間が掛かるものなんですが(ある意味逆の差別化をしているから)そこまで腰を据えてやる気あるオーナーさんはなかなか居ないのが現状ですね。私も等価反対派で営業でもクライアントには低価交換の良さや昔良かった話をさんざんしますが諸事情によるのか粗利ありきの考え方が以前より強くなってしまっており低価交換は死語にもなりかねないです。低貸には興味あるのにね。
    こぶらかい  »このコメントに返信
  2. ピンバック: こぶらかい

  3. Unknown

    大当たり出目で行わないラッキーナンバー制に、客に不信感が出てきますね。

    また実際このようなシステムは店舗側からの「設定」が可能ですよね?



    かと言って今の時代は、単発絵柄であっても最終ラウンドで昇格とか、本当は確変なのに時短に見せかけて時短最終ゲームで確変に昇格とかあって大当たり絵柄で行うのも難しい。



    今の時代は無制限営業が前提でメーカーも台を開発しているのでLN制は無理なんじゃないかな?

    昔は左右にラッキーデジタルがあったりして、そのデジタルも3、7が出にくかったりしてメーカーもラッキーナンバー制を考慮してたんですがね。



    昔は、CR大工の源さん初回の3,7無制限とかきついラッキーナンバー制あったけど客はびっちりいた記憶があります。



    今のパチンコ台は大きな液晶、動く役物、左右非対称のゲージ、パチンコ屋は高価交換無制限で小さいドル箱、ドル箱ディスプレイ、気持ちの入っていない笑顔の接客・・・



    私の知る限りでは神奈川県川崎市の大島球殿(Pワールド未登録)でラッキーナンバー営業(3、7無制限)を行なっています。あと店名ド忘れたけど、別名で出店している同チェーン店1件も同じくLN制です。

    スガッター10号  »このコメントに返信
  4. ピンバック: スガッター10号

  5. うーん

    甘デジなんかもL/N制にすんのかな?

    それとも定量制?

    等価がはじめて出回ったときはお客様は飛びついたし、それを求めた経緯もありますが。

    色々なスタイルの店があれば、選択の幅も広がり面白いでしょう。
    朝日  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 朝日

  7. 海とかなら良いが

    潜伏機ならどうするんだろうね。 

    影の軍団、南国育ち系などの確変でも電サポ抜けがある台でも交換しなければならないのか?

    これが課題な気が……
    レーグバーカリ  »このコメントに返信
  8. ピンバック: レーグバーカリ

  9. Unknown

    等価交換など糞食らえ、’90年代のバレリーナ スーパーコンビ(ルーレット液晶) 初期CR ミルキーバー等々のような、低交換率長時間遊技ラッキーナンバー(タイムサービス)のメリットが活かせる、個性有る面白い大量出玉台の復権を希望して止みません
    メジャー  »このコメントに返信
  10. ピンバック: メジャー

  11. Unknown

    とはならないですね・・・

    昔、パチンコを打っていてLN制の懐かしさに戻ってくるお客はいても、新規顧客や若年層には受け入れられないでしょうね。

    こういうのを原点回帰と言うかもしれませんが、今の世の中全てネット上でボーダ回転数や勝率、期待収支などが新台納入前から誰でも知る事が出来る時代です。

    そんな中でただ単純に釘を甘くするという浅はかな理由でLN制を導入しても、結局客側はいつもと変わらない負け額を得るなら何も画期的なシステムとは言えません。



    客は何が気に入らないのか?



    それは釘がただ渋い事ではありません。

    この業界が儲かり過ぎていることなのではないでしょうか?大手の1000台規模のホールは客の負け額で建った建造物と考えるだけでゾッとしてしまいます。



    話が偉いとこに飛びますが、私個人的にはこのままもっと業界が衰退していく事を望みます。

    そして、本当にサービスとは何なのか?を体で感じ、その行動に移した真のホールだけが生き残れば良いと感じています。



    個人的にはギャンブルというジャンルにおいて交換手数料を取る事自体他の国では考えられません。

    こんな事をやるぐらいなら、日本人だけの特有な文化としてのパチンコではなく、外国人を惹きつける何か施策を打ち出す事が業界発展に繋がるのでは?

    と思っています。



    今のままでは難しいですけどね・・・

    凄いよこれ!!  »このコメントに返信
  12. ピンバック: 凄いよこれ!!

  13. Unknown

    私はLN制で実際に打ったことは有りませんが、今のスペックの機種でやるのではなく、メーカーにも新しくLN制に合う機種を作って貰った上でやってほしいな。。何て思いました。



    潜伏ありの機種はおそらくLN制では無い島に設置して営業してるのでは無いでしょうかね。



    LN制のお店は1万円で4円等価より長く遊べるだけがセールスポイントにならないように、4円等価と比べて回る事以外の魅力を発信するべきだと思います。



    同じ金額で、長く遊ぶだけなら低貸(1円等)がありますから。



    自称プロ客  »このコメントに返信
  14. ピンバック: 自称プロ客

  15. Unknown

    昔のように大当たりで一律2300発とかのまとまった出玉があるのであればラッキーナンバー制に戻す事も可能だろう。

    しかし、今や大当たり毎に出玉が違ったり、玉すら出ない大当たりまである始末。



    メーカーが、あえてラッキーナンバー仕様のスペックを出さない限り、今更ラッキーナンバー制に戻すのは無理じゃないかな。



    felice  »このコメントに返信
  16. ピンバック: felice

  17. Unknown

    面白そうですね。高価交換、台移動自由、出玉の共有アリという流れが回らない釘を導いたのなら、他のやり方を試してほしいというのはあります。



    もちろん皆さんが仰られているように、潜伏はどうするかとか、甘デジとか、他にも特殊なスペックへの対応は工夫が必要かと思いますが、ハナからダメだと決めつけるのもダメでしょうw



    ただ、こぶらかいさんが仰るように、店のやり方が肝心ですね。最近の締め方は異常ですもんね。近くにできた新規店の巨大な店舗と内外装の豪華さには呆れます。もっと安くできなかったのかな…。そして釘はクソ。競合店もクソ。メーカーには1年分の売上を内部留保してるとことかありますし、社長や会長は長者番付の常連でしたしね。



    凄いよこれ!さんが仰るように、業界が儲け過ぎで怒ってるというのは言いえて妙ですね~。回らないとイライラしますが、その裏には「どんだけボッタクリじゃ!」っていう怒りがありますね。今日、新台のSJPを打ったんですが、これも酷い釘で、お客さんみんな怒ってましたし、そりゃ空き台多数でしたわ。



    本当にお客が望むのはコストを最低限にして、できる限りの還元をする店です。豪華さ、接客、サービス、そんなんおまけ程度なんですから。
    たかぞう  »このコメントに返信
  18. ピンバック: たかぞう

  19. Unknown

    LN制と無制限仕様で機械のスペックを変えてとありますが



    今から5年くらい前までは

    それ用の仕様を別でリリースしていましたよ



    ですが、フタを開けてみれば

    LNの店でも無制限仕様(分岐Sが低い機械)を導入する始末



    メーカーの売り方が悪いとの意見至極ごもっともですが

    こうなった結果としてどこが悪いことになるのでしょう

    一撃の期待値を求めて等価を好んだ打ち手?

    利益を求め辛い機械を要望したホールさん?

    上辺の機械の魅力だけをアピールするメーカー?
    元開発室の片隅  »このコメントに返信
  20. ピンバック: 元開発室の片隅

  21. Unknown

    無制限仕様の台をLN制で打ったことは有りますがきついですね。

    京橋のその店は千円単位でしか玉を買えないので特に厳しいです。



    パトラッシュでさえもLN制はお金持ちでしか無理です。
     »このコメントに返信
  22. ピンバック: 客

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