パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

フードドライブを組合の社会貢献活動に

パチンコ業界ではお客さんが必要としない端玉景品を集めて、施設などへ寄付しているホールが少なくない。不要なものを必要な人へ届ける。小さな社会貢献活動である。

業界関係者がスーパーへ行ってあることに気づいたのが下の写真である。





「フードドライブにご協力ください」

フードドライブとは聞きなれない言葉だが、食べ物がなくて困っている人を助けるとともに、食品ロスをなくす活動だ。

食品ロスといえば、最近問題になったのが、コンビニ各社が競った節分の恵方巻販売などがそれ。賞味期限もあるが、大量に売れ残った恵方巻が廃棄される映像をニュースでもみたことがあるが、なんとももったいない光景だ。

フードドライブは家庭で眠っている食品を寄付してもらう仕組み。フードバンクは企業からパッケージが壊れて売り物にならなくなった食品を寄付してもらうのに対して、フードライブは個人からの寄付の違いがある。フードドライブで集められた食品はフードバンクを通じて、福祉施設や生活困窮者のもとに届けられる。

で、フードドライブの取り組みを知った業界関係者は、これを全日遊連の社会貢献活動として取り組んでみてはどうか、と考えた。全国の傘下のホールが取り組めば、大きな力となる。事業費がかかるわけでもないので、取り組みやすい社会貢献である。

各ホールで集められた食品は、それぞれの地域のフードバンクへ発送すれば、フードバンクを通じて困った人のもとへ届けられる。



必要とされている食品は以下の通り。

• お米(白米・玄米・アルファ米)
• パスタ、素麺などの乾麺
• 缶詰、レトルト食品
• のり、お茶漬け、ふりかけ
• 粉ミルク、離乳食
• 調味料(醤油・食用油・味噌)

受け付けられない食品は以下の通り。

• 賞味期限が明記されていない食品
• 賞味期限が切れている食品
• 賞味期限が1カ月を切っている食品
• 開封されているもの
• 生鮮食品(生肉・魚介類・生野菜)
• アルコール(みりん、料理酒は除く)

ちなみに、自宅には缶ビールのおまけに付いていたカレールー2箱が眠っている。カレーはレトルト派なのでルーの出番はない。



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激安量販店で直接店長が一般景品をまとめ買い

景品問屋でも特殊景品を扱っている会社はまだやっていけるが、特殊景品専業ともなると倒産する時代になった。

2月、広島の特殊景品問屋が万歳したことは日報でも紹介した通りだ。

取引先はピーク時に比べ半減、50店舗ほどに減っていた。

特殊景品を扱っていた景品問屋の関係者がこう代弁する。

「1パチになってからといいうもの、取扱高がガクッと減りました。われわれ問屋の手数料は22銭(100円に対して)ですよ。今、コンビニのセブンイレブンで1日の売り上げが65万円ぐらいですが、これに及ばないホールさんもありますからね。景品交換所の手数料が60銭ですが、われわれ問屋は微々たる手数料でやっていますから、ホールの売り上げが減れば自ずと苦しい経営になります」

特殊景品は景品交換のたびに必ず出るが、これが一般景品専業ともなるともっと悲惨だ。

「全盛期で50軒のホールさんと取引がありましたが、去年で13軒まで減っていました。今年に入って一挙に9軒減って今はたった4軒ですよ」(景品問屋社長)

同社は食品雑貨などを取り扱っていてホール以外の取引先があるので、会社が倒産する状態ではないが、パチンコ業界を冷静に分析する。

「一般景品が出なくなった一番の理由は等価交換と貯玉です。40玉交換の時は例えば1万円のGショックは大人気でした。換金しても6000円にしかならないのなら、1万円のGショックに交換した方が得ですからね」(同)

等価交換は換金を後押しするようなもので、警察が推奨する景品の持ち帰り運動とは逆行するものであった。

「等価交換が浸透すると、今度はホールも玉を出さなくなった。ホールが玉を出さないからお客さんも来なくなり、ますます一般景品は出なくなりました」(同)

今年に入って同社と取引を止めた9軒のホールはどうしているかが、分かった。

店長たちがドン・キホーテのような激安量販店でお菓子などを仕入れるようになっていた。送料もかからず景品問屋から仕入れるよりも安い。その情報が横のつながりで流れ、一挙に9軒が取引を止めてしまったようだ。

景品問屋の社長の見立てでは、この9軒はいずれ取引をしなくなることは想像がついていた。それほどホールの業績は厳しいものがあった。

「40個交換時代は私どもも儲けさせてもらいました。こちらから提案したものをどんどん仕入れてくれました。色々意味で業界は等価交換を止めなければダメになります」

カジノ解禁後はギャンブルと遊技の明確な棲み分けが必要になり、実質的にパチンコから特殊景品がなくなり、換金ができなくなる、と必然的に一般景品の需要は生まれる。



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電車の有料座席をヒントに有料会員制度

今の昔も稼働を上げるには、新台を導入して玉を出すことだ。イベントが禁止され、集客の最終手段は“新台出玉”の原点回帰になったが、あるホールの営業本部長はこう嘆く。

「ウチは新台入れ替えで競合店よりも玉を出しているのに、集客効果が出ない。新基準機の出玉では5000円入れて5000円取り戻すのも大変な状況になっている」

新基準機の初当たりは軽くなったものの、単発を引けば500~600個の出玉で終わってしまう。こんなことが何度も続けば、お客も追っかけることはなく、パチンコそのものを止めてしまう。新台で玉を出してもその手法は通用しない。

依存症対策で出玉規制が実施された当初は、「出玉を規制は依存症対策にはならない」という意見が大半を占めていたが、真綿で首を絞められるようにジワジワとその効果が表れてきている。

出玉がダメならどうすればいい? 業界人が試行錯誤を重ねる中で導き出したのが優良会員ではなく、有料会員制度だ。

その発想の基となったのが通勤電車の有料席だ。

都市近郊を走る電車に、座って通勤できる座席指定・定員制の有料車両が相次いで登場している。通勤ライナーと呼ばれ、さらに土日も運行するサービスも増えている。

例えば、東急は昨年12月、有料指定席「Q SEAT」を導入。長距離通勤客の帰宅用で、通常運賃の他に400円の指定料金が必要になる。長距離列車に多いクロスシート座席中心の車両を使い、パソコンなどを使う乗客向けにコンセントや無線LANサービスも用意した。

有料席料金を払ってでも座りたいと願う客が多いので、首都圏の鉄道各社は対応している。

で、ホールの有料会員の方だが、当然、年会費などを徴収することになる。年会費の金額設定は不明だが、年会費を払ってでも元が取れる関係性がなければ、有料会員にはなってもらえない。

では、有料会員にはどのようなサービスを提供できるか。自分の好きな台の予約ができれば、朝一から並ばなくても済む。それで設定が入れば有料会員急増間違いなしだが、これはさすがにNGだろう。

普通に考えられることは来店時に1日1杯のコーヒーが無料で飲めるとか、ホールが近隣の店舗と割引サービスを提携して場合は、有料会員は割引率が無料会員の倍にするなどだろうか。これを魅力と感じてもらえば有料会員になってもらえる。

後は警察が有料会員制度をどう判断するか。



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3店方式の父、水島年得物語

全国に先駆けて3店方式が大阪府警に認められたのは昭和36年2月のことだった。それまで景品の買い取りは全国的に暴力団が行っていたが、暴排と戦争未亡人や身障者寡婦の雇用目的に買い取り業務を大阪身障者未亡人福祉事業協会で、景品問屋は大協商事が行うようになった。これが3店方式の原点だ。では、なぜ、大阪府警に認められたのか?

3店方式の生みの親ともいうべきキーマンが水島年得だ。水島のアイデアと行動力がなければ風営法をクリアできなかった。

水島は戦前、大阪府警の警察官だった。昭和11年には警部補としてモンゴルに渡る。19年には17の署を統括する蒙古連合自治政府警察隊長となり、副参事官(今でいう副知事)の要職を兼任する。

終戦後、日本に引き上げてきた水島は、警察を退官して民間人となり、大阪の目抜き通りでもある心斎橋のド真中で75台(名古屋メーカー)のパチンコ店を開業している。

戦後、荒廃した日本で庶民の娯楽として復活したパチンコは忽ち大ブームになる。この人気にあやかってパチンコ景品であった「タバコ」の換金行為をする「買人」が客とパチンコ店の仲介役として利ざやで利益を出す者が登場するようになる。

この換金行為に目を付けた暴力団が介入してくるようになる。タバコの換金行為をたばこ専売法違反で規制したが、買い取るパチンコ景品がチューインガムや砂糖に取って替わる。

景品換金利権を巡る抗争が激化する一方だった。暴力団を締め出す方策を模索した結果、水島年考案して誕生したのが3店方式で、やがては「大阪方式」と呼ばれ、全国へ拡大して行った。

時代は前後するが、大遊協が設立されたのは35年2月で、初代理事長に水島年得が就任している。その1年後に水島が考案した3店方式が大阪府警に認められている。理事長としての大仕事が3店方式を府警に認めてもらうことだった。

それまで警察に相手されていなかった業界が、対等に話が出きるようにしたのが水島の最大の功績ともいえる。それができたのも元警察官僚というキャリアだ。水島が生粋のパチンコ業界人だったら、こうもスムーズに3店方式が認められたとは思えない。

水島はどんな人も反対しようのない目標を掲げ、結局なにも実現されない事態を続ける事が多い中、現実をさばいて行く策と人的関係の織り合わせ方に執念を乗せ、「総親和」「孫子の代まで」を業界の標語とした。

42年5月、全国遊技業協同組合連合会が発足して、初代理事長に水島が就任する。

全遊連時代も自民党の大物政治家に対して警察人脈をバックにホール業界の地位を築く。清濁を飲み合わせ、人の事に奔走する稀有の人徳がそこにはあった。

警察官僚から政治家になるケースはあるが、警察官僚からホール経営はない。

今、警察官僚出身のホール経営者が現れたら、釘問題にどう着地点を見出してくれるだろうか。

令和の水島年得の登場が待ち望まれる。


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人間行動学の研究のためにホールの無料ロッカーの番号を調べていた学生の顛末

ホールの無料ロッカーで不審な行動をしている若者を従業員が見つけた。ダイヤル式ロックの番号をメモっている。非常に怪しい。

事務所で事情を聴くことになった。店長はロッカー荒らしの窃盗犯の疑いを持ち、事と次第によっては警察を呼ぶ体制で臨んだ。

「私は大学で人間行動学を研究している学生です。決して怪しいものではありません。研究をしていることを証明するので、自宅まで来てください」と学生は懇願した。

話を聞くと嘘をついているように思えないので、主任とスタッフの2人が学生の自宅まで行った。アパート住まいを想像していたら、大層な豪邸だった。

学生の部屋の本棚には行動学や心理学などの分厚い専門書がびっしりと並んでいる。

人間行動学とは人間の行動を科学的に研究して、その法則性を解明しようとする学問である。

「車の希望ナンバーは見分け方がある。車上狙いは希望ナンバーを狙ってバッグを盗んで財布の中にキャッシュカードがあった場合、暗証番号はまず車のナンバーを打ち込む」と人間の行動パターンを解説した。

で、ホールでロッカーのナンバーを調べていたのは、ダイヤル式の場合、自分が考えた暗証番号はそのままにして解錠するケースが多いため、暗証番号の傾向を調べていた、というのだ。

パチンコと言えばゾロ目は縁起がいいが、さすがにゾロ目はなかった。

今回の調査では3298(ミニクーパー)、0296(オフクロ)、ミラー数字(4桁数字が左右対称、例8008)などがあった。

たまに1234という数字があるが、それはお年寄りが使う傾向が多い。

「最近は4桁では類推されやすいので5桁、6桁の時代になっていくのではないでしょうか」

ホールでは100円が戻って来るカギ式のロッカーもあるが、カギを紛失することも少なくない。マスターキーで急場はしのげるが、そのたびにカギを変えるのもコストがかかるため、ダイヤル式を採用するホールもある。

学生を連れて主任たちは報告のためにホールに戻った。

学生が本当に研究のために調査していることは分かった。学生は一度もパチンコをしたことがなかった。ホールでロッカーの番号を調べていたら怪しまれるという想像も働かなかった。

店長はここでパチンコを体験することを提案した。

初めての4パチで1600発出た。大勝もしていないが、パチンコが面白くなり、それからホールに頻繁に来るようになった。

これをきっかけに、パチンコを打つ人の行動学を研究してもらいたいものだ。



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