「会社へ電話してもつながらないし、ホームページも削除されている。情報を知らないか」と一本の電話が入った。
その会社には随分世話になった。
さっそく、社員のケータイに電話すると落ち込んだ声で「自宅にいる。会社は10月末で解散。社員は全員解雇になった」と途方に暮れていた。
一度は退社して、この1月に3年ぶりに復職して元気にあいさつにきた。その時新人の中年社員も一緒だった。
もう年末。正月が越せるのか?
この会社の社員のとはかなりの数の名刺交換をした。
それぐらい人の出入りが激しい会社で、社長と社員の間には深い溝を感じていた。それでも、会社が存続していたのが不思議なぐらいだったが、ついにその時がきた。
この会社の製品は大手ではP社やD社が採用している。
台間計数システムが各社から出揃ったが、ホールは機会代に汲々として、設備に投資する意欲もなく、メーカーの営業マン自体が「こんなもの売れない」と諦め顔。
設備メーカーの体力勝負もそろそろ限界がきたようだ。
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ある会社の倒産
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