パチンコ日報

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第2回パチンコ情熱リーグ DAIICHI JアンドZ平野店編

大阪市平野区のJR大和路線加美駅前にある「DAIICHI J&Z平野店」は駐車場もない400台クラスの駅前店舗だ。



いわゆる大阪のおばちゃんが多い店で「毎日負けてもそれでも来てしまう。皆の笑顔が気持ちいいから」「接客がええねんやんか。明るくて入りやすい。トイレがきれい」と評判がいい。





自転車客が多いために、「お客様に喜んでいただきたい」という一心から始めたのが自転車点検サービス。タイヤに空気を入れたり、自転車を磨いたり、オイルを差したり、と細やかな気遣いを忘れない。さらに女性客が多いためネイルケア、ハンドケアのサービスも行っている。



入社2年目の佐々木主任は「店長になりた」という大きな夢がある。パチンコ業界でそれだけの志を持っている女性は珍しい。



佐々木主任は「女性だから」という言葉が大嫌いだった。



「私にだってできるのに。もっともっと仕事を覚え、色々なことをやってみたい、と強く思っても、女性は男性社員のサポートをしておいたらええ。それで終わりでした。こんな世界だから情熱を持ってする意味がない。こんな仕事は辞めてやる、と昔の自分は思っていました」



そしてダイイチで学んだことが「思ったことを発言し、思ったことに挑戦し、失敗することを恐れないこと」だった。





ダイイチは派遣スタッフも使っている。派遣法では一つの場所に3年までしか働けない。派遣スタッフの津島さんが訴える。



「2年以上勤務しているスタッフが何人かいます。7カ月前、後半年で就職するか、辞めるか他店移動するかという話しがきた。後半年で店を離れるのはきつすぎる。社員さんに聞いても分からない。本当のことが分からず裏切られた気持ちで、会社に怒りを覚えた。スタッフ1人1人は大切な存在だったのに。予選もこのメンバーで出たかった。上司は本社に掛け合ってくれたのですが話し合いは平行線のまま。悔しくて皆で泣いた。でもどうすることもできず、離れていくスタッフと残り半年を一緒に頑張ろうと思った。

最後のイベントがダイイチの日。一生忘れないイベントにしようと最後のイベントを楽しんだ。笑顔が絶えない素晴らしいイベントになりました」





派遣スタットと本社の板ばさみになったのが岩佐副店長だった。



「何とかしてあげたい。お互い思いあっているはずなのにすれ違いで、その思いは伝わらなかった。あるスタッフの就職が決まり、喜んで報告すると周りのスタッフも自分のことのように喜んでいた。最高の絆で結ばれていた。新しい絆は作れなかったが、思いをぶつけ合った。分かり合うことは思いをしっかり相手に伝えること。それが本当に必要と気づいた。

私の夢は家族で気軽に来られるパチンコ店作り。私が始めてパチンコ店に行ったのはお父さんとだった。パチンコが趣味のお父さんが自分の趣味のパチンコに誘ってくれた。ダイイチには夫婦や友達連れのお客様がすごく多い。家族の絆につながるダイイチの仕事が大好き」



再び派遣社員の柴田さんが登場。社員と派遣スタッフの間には溝があった。



「今いるメンバーで最高のチームを作りたいと思うようになったのは最近。情熱リーグに出場するに当たりスタッフと社員さんでは思う気持ちに大きな差があり言い合いになった。悔しくて涙を流した。不器用で思っていることの半分も伝えられない。思いを一つにしてチームを作るのは簡単ではない。何度も話し合い、悩み、苦しんだ。

お客様のために何ができるのか。前向きに取り組むことのきっかけを情熱リーグはつくってくれた」



アルバイトと違って派遣社員の立場は、雇用先はまた別の会社にある。帰属意識が高まったときが本物の強さになる好例でもあろう。



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第2回パチンコ情熱リーグ パチンコ玉三郎黒崎店編

プレゼンテーションのトップバッターは新潟市の「玉三郎黒崎店」。2年前に閉店した店舗を買い取ったもので、総台数は258台。国道から外れ視認性の悪い立地の店舗でもあった。







営業形態は1パチ専門。地域の高齢者が主な客層。



設備はパーソナルシステムを導入して、お客様思いの店作りを目指した。



ところが、業績は下降するばかり。目に見えて減る客に、暇を持て余して、やる気もどんどん低下していった。



当然のごとく新台も導入。玉を出しても打開策もなく、この現状を自分たちのせいではない、とまるで他人事のように現実を見ていた。



新しい店長が来てもこの状況を打破するのは難しい、と考えていた。



当時はただの仲良しクラブで常に友達感覚で甘さだけが目立つ職場環境だった。



もしかしたら、閉店するかもしれない不安もよぎっていた。



何とか閉店だけは避けたいという思いの中で、わずか1年半でリニューアルオープンが決定した。



スタッフ2名が異動し、せっかく皆で成功させようと思っていた矢先、納得の行かない思いで始まったスタッフの顔合わせミーティング。



自己紹介が終わり、突然熱い想いを語り始めたのが土屋主任だった。





「オレたちは負けた。競合店にも、何よりも甘かった自分自身に負けた。オレは悔しかった。何をしても上手くいかなかった。答えが出なかった。結果が出せないのはオレのせい。グランドオープンから精一杯やってきたはずなのに。このままでは終わりたくない。スタッフ全員でオレたちはやったんだって胸を張って言える場所にしてみせる」と溢れ出す悔しさに涙が止まらなかった。



もう絶対に逃げないと心に決めた瞬間でもあった。



リニューアルすることになったのではなく、リニューアルをせざるを得ない状況であることがスタッフにも分かってきた。



土屋副主任に触発され女性スタッフの一人もこんな思いに駆られた。



「今のままで本当に皆と一緒にリニューアルに臨めるか正直不安でしたが、皆の役に立ちたい、自分も皆と一緒に輝きたい。皆でこのリニューアルを絶対成功させたい。そう思う気持ちは本物でした」



このミーティングで皆が涙を流しながら、今までいえなかった素直な気持ちぶつけ合った。



心が素直になったスタッフの姿を見て5カ月に赴任してきたばかりの瀧田店長は「もう絶対にこんな悔しい思いをこいつらにさせたくない。このメンバーで絶対成功させる」と強い覚悟と決意が大きくなっていた。



瀧田店長の店作りのコンセプトは決まってきた。



小さい店だからこそできることをやる。弱い店だからこそ格好つけずに泥臭くやる。お客様1人1人に楽しんでもらえる店作りを本気で考え、本気でやる。地域の人に本当に必要とされ、愛される店にすることだった。



改革の第一歩はあいさつから。前向きなコミュニケーションを心がけ、猛暑の中汗をかきながら地域の家庭訪問をつづけ、店の近くでは着ぐるみを着て旗を振った。



そして迎えたリニューアルオープンでは稼働が3倍に上がった。



顧客とコミュニケーションを図る上で次の3段階でのステップアップを心がけた。



1.接点



来店時には「寒いですね。ひざ掛けをお使いください」と一言かけてアクションを図る。客が帰るときも車に積もった雪かきサービスを行い「寒いですからカイロを使って下さい」と言葉をかける。





2.仲良くなる



店内で行うアトラクションやゲーム大会を通じて「私は○○と申します。お客様のお名前は何といわれるのですか」と名前を聞き出して、次からはお客様とは呼ばずに名前で呼ぶことで距離を縮める。



3.絆を築く



実際にあったエピソードがこれ。



常連客の妹さんが耳が不自由だということを聞いた女性スタッフが「私の弟も身体障害者なんですよ。一度店に連れて来てくださいよ」と会話していた。



後日、妹を連れてきたが表情が暗く黙っていた。その時スタッフは絆創膏が剥がれかかっているのを見つけ、会話のきっかけと思い、新しい絆創膏を持ってくると共に、紙とペンを持ってきて筆談を始めた。



すると小さな声で「ありがとう」と返事が返ってきた。



それ以来、常連さんとなって手話まで教えてもらう仲になり、お姉さんは妹の表情が明るくなった、と喜んでいる。



このようにリニューアルを通じてスタッフは多くのことを学んだ。



・目の前の現実に立ち向かう勇気



・チーム力の重要さ



・客視点の店舗作り



それらの一つ一つを実行することを教えてくれたのが瀧田店長だった。



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第2回パチンコ情熱リーグ オープニング編

開会に先立ち、自らが被災地福島県でホール経営する吉原純浩理事が登壇。3月開催の予定が6月に開催が延期されたことについてこう述べた。



「3月11日に発生した大地震、津波、原発問題で参加300店舗中、100店舗が被害を受けた。緊急理事会を開き、共に実践、共に感動、共に成長する理念と熟慮した結果、延期という苦渋の決断となった。

私自身福島県内などで3店舗の経営に携わっている。震災のあまりの被害の大きさ、放射能、そしてパチンコバッシングの中でパチンコホールの存在意義を改めて考え直した。

そんな時、『いつ再開するんだ』『早く開けて欲しい』というお客様からの温かい声に後押しされて何とか再開することができた。

答えは常にお客様の中に、そしてお客様に最も近い現場にあると思う。

今こそ、こんな時だからこそ、現場を支えるスタッフたちに光を当てる情熱リーグが必要。そんな想いを理事メンバーで共有し、本日の開催に至った」



第2回情熱リーグのオープニングは、よさこい祭りと書道大字パフォーマンスで幕を開けた。





開会のあいさつでは斉藤周平副理事長が、よさこい祭りの演出について次のように述べた。





「よさこい祭りの発足のきっかけは、たった4人の若者の志から始まった。海と山に囲まれ、産業が乏しい高知県を元気にしたい、もっと高知に多くの人に来てもらいたい、という思いだった。50年後の今では100万人を集める一大祭りになった。日本を元気にする絆のネットワークに成長している」と第2回大会のテーマである「絆づくり」とよさこい祭りの関連性を解説した。



そしてパチンコ業界についてこう言及した。



「パチンコ業界には今までにない逆風が吹いているが、こんな時こそ絆が大切。被災地の店舗の経営者もスタッフもいつバッシングの非難を受けるか、毎日びくびくしながら仕事している、と聞いている。

過去、私が在職していた会社で、『パチンコは一生する仕事ではない』とスタッフがいっていたことを聞いたことがある。優秀な社員がパチンコ屋で勤めていたことで結婚を反対され、退職したものもいた。

皆がパチンコを一生の仕事と考えられ、自分の職場が大好きで、毎日ワクワクしながら仕事に行ける業界にすることが私たち世代の仕事だと考えている。

パチンコ店で働く人に光を当て、働く人たちのことが素晴らしい、ということを広く発信していく。

強い絆を作れば、この業界は必ず変わる。誰もがパチンコ屋に勤めています、と自信と誇りを持っていえるようにしたい。もっと皆さんが元気になれるよう頑張る」と決意を新たにした。





決勝に勝ち進んだ5店舗が登場したところで、プレゼンテーションに入っていった。



つづく



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パチンコ情熱リーグ日本一はJOY STAGEに

第2回パチンコ情熱リーグが6月2日、尼崎市のアルカイックホールで開かれた。「絆づくり」をテーマに、参加店舗は301店がエントリー。日本一に輝いたのは愛媛県の「JOY STAGE」だった。





覆面調査の段階では次のポイントが審査対象となった。



1.また来店したいと思うか

2.誰かを連れてきたい、または教えたいと思ったか

3.スタッフは笑顔で明るい接客をしているか

4.店舗の清潔感



1次、2次の覆面調査を経て最終決勝大会に進めるのは5ホール。



1回大会にも参加した「JOY STAGE」は、1次予選であえなく敗退。リベンジの意味を込めてこの1年間頑張ってきたが、その悔しさが、このユニフォームに表れている。



敗退したとき、趙宗在常務は木山理事長に「日本一早く負けたので、日本一早く準備できる」と気合十分の電話を入れている。





そう、ユニホームに「日本一」を堂々と謳っているように、笑顔と幸せが溢れる日本一のパチンコ屋になることを目指します!と全員の気持ちが一つになった成果でもあろう。



「JOY STAGE」はまだ3店舗しかない店舗だ。社員数もアルバイトを含めて50人の規模だが夢はある。



現在28歳の趙常務。



18歳のときに父親が他界したために、急きょ会社を継ぐことに。右も左も分からないときにSOSを出したのが小学6年生のときからの幼馴染の現・藤岡店長だった。



最初は協力を断ったが、趙さんの情熱に負け、18歳の若い2人でスタートした店舗でもある。



自分たちがいいと思ったことは何でも挑戦したが、すぐには業績に結びつくことはなかった…。



詳細は改めて別掲する。



日本一になり趙常務はこう語る。



「素直に嬉しい! この気持ちをどうやって皆に返していけばいいか。とにかく皆に感謝している。まだ未熟な中でこんな経験ができて、これからどんなことが起こるのか非常にワクワクしている。課題も見えてきたのでしっかり立て直し、最高のチームを作っていく。1人1人も自信も付いたし、使命感も生まれた」と喜びを爆発させた。



ここで宣伝を一つ。



懇親会の席で改めて趙常務と名刺交換をさせていただいた。



その時「パチンコ日報さんですか! いつも勉強させてもらっています」と読者の方だった。



やっぱり、パチンコ日報を読むぐらいの研究熱心さがあるからこそ日本一になれたのか、と思った。



読むのは2日に1回とかいっていたが、ルーチンワークで毎日読みましょう。



パチンコ情熱リーグの決勝大会の模様は追々に紹介していく。



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情熱リーグ決勝進出5店舗のある共通点

第2回パチンコ情熱リーグの決勝進出上位5店舗が発表された。



1位から5位までは以下の通り。



1位 玉三郎亘理店(宮城県)

2位 JOY STAGE EVOLUTION(愛媛)

3位 DAIICHI J&Z 平野店(大阪)

4位 JOY STAGE大洲店(愛媛)

5位 玉三郎黒埼店(新潟)



で、この5店舗にある共通点がある。この5店舗へ足を運べば気づくはずだ。



ただ、北は宮城県から南は愛媛県。共通点を探し出すには、近所の1店舗を回っただけでは、分からない。5店舗を回らなければ、気づかないというのでは答えようもない、か。



Pワールドで各店舗のホームページを見てみたが、質問に対する答えをアピールしている店舗はなかった。



設備といえば、設備の部類に入るのだが、「快適に遊技していただくために、肘掛付きの椅子を採用しました」というようにアピールするものではない。



ホール環境を裏方で支えているような設備だ。



そろそろヒントでも出そう。



パチンコ業界の事例研究では、マルハンで採用されていることがNHKで紹介され、一躍パチンコ業界でも注目度が高まった設備、といえばもうお分かりだろう。



五感を刺激するマーケティングの中で、香りによって売上げや滞在時間を長くさせる効果がある、と一般の商業施設やホテル、エステサロンなどにも導入が進んでいるフレグランスデュフューザーがそれ。



上位5店舗には偶然の一致なのか同じ製品が導入されていた。



正確には5店舗中、4店舗が同一チェーンなので、法人数でいうと3社、ということになる。



タバコの臭いを消して、ほのかに香る心地いい匂いがホール内を包み込む。ナノ粒子の香りが長時間空中に浮遊しているので、記憶にも残る、といわれている。



接客はもとより、そうした店内環境まで心配りができるホールが上位5店舗だった。



スタッフも心地いい空気環境の中で、生き生き働けるから高得点につながった、と結論づけるのは強引過ぎるか。



その辺は販売した会社に検証してもらおう。



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