パチンコ日報

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ライターイベントより「クルミッ子」?

あるオーナーが担当営業マンから、妙な提案を受けた。

「ライターイベントをやるよりも、クルミッ子を景品にした方が集客できますよ」

オーナーの頭の中は?マークが渦巻いた。クルミッ子とは何だ? 聞いたこともない。

営業マンによると、それは今や全国的に人気のあるお菓子で、百貨店や専門店で販売されるやいなや即完売。購入は一人5箱までという制限が設けられるほどの入手困難スイーツなのだという。

オーナーの関心は一気に高まった。これまで店長に任せていたライターイベントには、正直なところ疑問を感じ始めていた。かつては人気演者の来店告知で客を集められたが、いまはその効果も頭打ちだ。

加えて、広告宣伝ガイドラインの厳格化で、「設定示唆」と受け取られるような文言は一切NG。そこで起用されるようになったのが無名のライター。実際には、「あのライターが来る日は〇〇機種が熱い」といった暗黙の了解を利用していたに過ぎず、その抜け道的な集客法も通用しにくくなっていた。費用を無駄に感じていた。

そんな折に出てきたのが「クルミッ子案」である。

調べてみると、クルミッ子は鎌倉の老舗菓子店「鎌倉紅谷」が手掛けるキャラメル・クルミ・バター生地の三位一体スイーツ。濃厚なキャラメルの風味に、香ばしいクルミの食感、サクッとしたバター生地のバランスが絶妙で、全国のファンを魅了している。


さらに、レトロなリスのパッケージデザインも人気を後押し。エコバッグやマグカップなど関連グッズまで登場し、SNSでも「見つけたら即買い」の投稿が相次ぐ。

その人気を支えているのは、職人の手仕事にこだわる製法だ。一つひとつ丁寧な手作業で工程を進めて行く。機械化していないので大量生産ができない。したがって入荷すれば即完売、常に品薄状態が続く。つまり、単なる「おいしいお菓子」ではなく、“希少価値”そのものがブランド化しているのだ。

オーナーはますます興味を持ち、「これを景品として扱えないか」と考えた。しかし、すぐに現実的な壁にぶつかる。まず、安定的な仕入れが難しい。仮に確保できたとしても、景品コーナーに並べられる数量はごくわずか。さらに、ホール景品としての認知もまだ低く、果たしてパチンコ客の購買意欲を刺激できるかどうかも未知数だった。

とはいえ、営業マンの提案は単なる冗談でも思いつきでもなかった。
ライターイベントに代わる“話題性”をつくりたいという、現場のリアルな発想だ。SNSでバズるものが強い今、希少なお菓子を限定景品として打ち出せば、思わぬ注目を集める可能性がある。

入手ルートも確立されていない。結果がどう出るかは誰にもわからない。ただ一つ言えるのは、ライターイベントが色あせた今、ホールの集客は「出玉」でも「演者」でもなく、“ちょっとしたワクワク”をどう演出するかの時代に入っているということだ。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 確かにクルミッコは美味しいです。藤沢〜横浜界隈の人は馴染み深いです。私も年1くらいでAmazon転売価格で購入しています。ホームの来店ポイント、景品で有れば交換します。他店ならわざわざ行かないかな
    猫オヤジ  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 猫オヤジ

  3. そうなんだ。自分は特殊景品にしか興味がない。
    回る店に行きたいが、そんな店は皆無、まあ回す気がない店に集客なんてできるはずもない
    無理  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 無理

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