繁盛店の集客と不振店の集客方法は違う。
基本は共通することがあるが、機械調整となれば異なることが多い。
例えば、500台の繁盛店は2割程度の調整をして済ませる場合もあるが、不振店は同じ方法が通用しないことがあるので、人気機種にターゲットを絞るケースもある。
新装開店用にスタートを上げる場合、繁盛店は一律調整する場合もあるが、不振店はそれができないこともある。
ある不振店の店長の経験談は興味深いものがあった。
彼はセミナーで集客方法を数多く学んだが、大半はある程度の稼動のある店舗の方法を真似ている。瀕死の店舗が繁盛店になったケースは数少ないという。
その数少ないケースも、人口などから計算上集客が見込める場合が大半。過疎地での集客は困難を極める。
だから集客論を聞く場合、繁盛店と不振店の両方の方法を語れる講師の話が一番役に立つ。
その差別が曖昧な場合、資金もないのに全面改装。7000万円を借り入れて、1年後に元通り。不振店の集客は1年後まで治療の手は抜けない。改装効果に甘んじていれば一年後に泣く。
ホールの集客は他の業界と違う。
小売業なら販売価格をお客さま側が簡単に比べられる。主婦が大根の品質の善し悪しを見抜ける。チラシを見比べてその比較もできる。
しかしパチンコ業界はその全てが通用しない。
主婦が大根の品質を見比べられるように、ホール内の機械台の品質を見比べられない。釘の開け閉めも一部の人には分かるが、普通のお客さま遊んでみなければ体感できない。
チラシは新台紹介を全面に打ち出す。それは当たり前なのだが、繁盛店も不振店も同じでは、不振店の成績は上げられない。
集客戦略を練るならば、開始から3カ月後までのチラシ配布計画も立てておくのがいい。新台に頼らないチラシ内容を継続して、ジワリジワリとお客さまを増やすケースもあるからだ。
集客方法は新台入れ替えとリンクさせた、様々な方策を施す。リンクさせないでバラバラだと、効果が半減するばかりか、中途半端な店舗だとお客様に印象を与えてしまう。つまり信頼を得られないのである。
集客は信頼。
その信頼は出玉だけではない。
パチンコの場合、以下のようなことも考えられる。
パチンコ客の心理はこうだ。
・パターンA/パチンコ店で遊技した時に毎回「快感を得られる」
・パターンB/パチンコ店で遊技した時にX回に1回規則的に「快感を得られる」
・パターンC/パチンコ店で遊技した時不規則に「快感を得られる」
この意味を理解して欲しい。この意味を出玉だけに限らないのがホール運営の極意。集客する場合、出玉に限りこのパターンA/B/Cを当て嵌めたら効果の大きさはこうなる。
A > C > B
Aの一番効果が大きいのは当たり前。
しかしBとCを比べると、「不規則的な快感」の方がお客さまの感動は大きいのである。これは心理学的にも合理的であって、この行動心理を利用しているテーマパークもある。
パチンコ店における不規則的な快感を与える方法を実戦で活用したり、このことを知るホール関係者は少ない。
つづく
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