で、この「第三」という言葉が、いまパチンコ業界にも水面下で静かに登場しようとしている。
その名もズバリ第三保通協だ。
パチンコやスロットの新機種は、発売前に必ず「保通協」と呼ばれる機関で型式試験を受けなければならない。警察庁の認定を受けたこの試験を通過しなければ、ホールに設置することはできない。
長らくその試験を担ってきたのは保通協1社のみだったが、2018年、国家公安委員会は一般社団法人GLI Japanを新たに指定し、いわゆる「第二保通協」が誕生した。
しかし、今回話題に上る「第三保通協」は、単なる追加機関ではない。そもそもパチンコやスロットの試験を行う場所ではないのだ。
事情通によれば、この新しい試験機関が対象とするのは、まったく新しい「第三の遊技機」だ。
イメージとしては「1万円以下で2~3時間遊べる娯楽」。射幸性よりも遊びを重視した仕組みで、風営法の枠外に位置づけられる見通しだ。
そのため、大型ショッピングセンターの中にも設置でき、景品の提供も可能になるという。従来のゲームセンターとも異なる、新ジャンルのレジャー空間が生まれる可能性を秘めている。
いま、地方ではホールの淘汰が進み、「パチンコ空白地帯」と呼ばれる地域が広がりつつある。娯楽施設が姿を消し、高齢者や家族連れが気軽に楽しめる場が減っている現状を考えれば、この第三の遊技機は、地域レジャーの再生装置となる可能性を秘めている。
「ホールがなくなっても、遊技文化まで失われてはならない」──そうした思いを持つ業界関係者は少なくない。
メーカー側もまた、既存のパチンコ・スロットに限界を感じている。高額化した遊技機、射幸性に偏ったゲーム性、そして高齢化したファン層。どの問題も、もはや“釘調整”のように簡単には行えない段階まできている。
だからこそ、まったく新しい遊びの形を模索する動きが、水面下で着実に進みつつあるのだ。
第三保通協は、単なる試験機関ではない。それは新しい時代の入口を管理する部門のような存在になることが考えられる。
この新機関が正式に動き出すとき、業界は「出玉」ではなく「遊び」で人を呼ぶ時代へと、一歩を踏み出すことになる。
第三保通協という名の下に、業界地図を書き換える日も、そう遠くはない…。
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この試みをどれだけ我慢できるのか。
ただちに形にならない事はすぐ諦めるパチンコ業界。
この小さな種蒔きをはたしてどれだけ待てるのか?ですね。
“再生装置となる可能性”を秘めていたモノなんてのは、過去にいくつかありましたよね。
それをこの業界は育てることはせず簡単に捨てて、安易な超高射幸の道を進んできました。
この「第三の保通協」がそれと同じ道を辿ることがないことを願ってます。
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