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親の介護のために新幹線通勤からのどんでん返し


ある週刊誌で新幹線通勤しているサラリーマンを取材する企画があった。その中に都内23区のホール企業に勤めるAさん(55)がいた。

Aさんは本社勤務で、親の介護のために軽井沢から新幹線で通勤していた。通勤時間は1時間半。うち新幹線に乗っている時間は1時間ちょっと。東京駅で山手線に乗り換えて会社へ出勤した。

1カ月の定期代は12万5000円あまり。もちろん会社が全額負担だ。この超高額の定期代は、2016年の税制改正によって、それまでは通勤手当の非課税額は10万円までだったものが15万円まで引き上げられたため、Aさんに差額の2万5000円に所得税がかけられることもなかった。

会社が12万5000円の新幹線代を支給するということはそれなりの役職に就いていた、と想像できる。ちなみに年収は1000万円。

2年あまり新幹線通勤が続いたが、今年の春Aさんは新幹線通勤をギブアップ。実家で介護していた親は結局施設に預けた。

Aさんは片道1時間半の通勤が苦痛でたまらなかった。新幹線なので座って通勤できるのだが、往復3時間あまり、毎日座っていることが苦痛に変わった。それまでは本社まで車で15分の場所に住んでいたので、通勤電車に乗ることもなかった。

加えて、奥さんが介護疲れと冬の軽井沢が嫌で、嫌でたまらなくなった。夏は避暑地としてうってつけだが、東京で育った奥さんには冬の軽井沢は堪えた。

軽井沢の標高は1000メートルほど。1、2月の平均気温は-3℃。10月にはストーブを焚きはじめ、3月まで続く。半年間は冬の様なものだ。

慣れない雪かきが日課で、凍結した道路を運転する怖さもあった。都会の便利さのありがたみが日増しに強くなり、ひと冬だけで奥さんは東京の実家へ帰ってしまった。

新幹線通勤を断念すると共に、今年4月に退職する。子供もいなかったので貯えもあったからだ。東京では奥さんの実家で暮らしているが、再び働きたくなり、復職を申し出たが、会社の答えはNOだった。正社員復帰ではなく、業務委託という形で給料も大幅に下がった。

おまけに毎日満員の小田急線で50分かけて通勤している。これならまだ新幹線通勤の方がましだった…とAさん。

親の介護から新幹線通勤となったが、最終的には1000万円の年収も棒に振る結果となった。親の介護問題は誰しもが直面する問題だ。




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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 年金、医療、介護を充実させ安心して生活できる社会と言って、消費税を設け3%→5%→8%そして10%に引上げる。
    なにが100年安心社会だ⁉︎
    老人介護問題、待機児童問題ぜんぜん解決してない。
    逆に悪化の一歩を歩んでる。
    国民をバカにする自民党はボロが出てきたようだ。
    野党はもっとクソですが・・・・
    山本太郎と立花孝志の方が国民のための政治を真剣に考えてる現在の大塩平八郎と言える。
    庶民を愚弄し続けるエリート政治(幕府・自民)では国民を不幸にするだけだ。
    税金を食い物にしてきた既得権益をぶち壊さないと改革はできない。
    令和の百姓一揆しないと
    デルタ    »このコメントに返信
  2. 舞台が軽井沢だったり、福島だったり変わりますが、
    おそらく一部フェイクを交え手、御本人か近しい人の実体験ではないかとおもいます。
    お疲れ様でした。

    今後も今以上に進む高齢化社会、皆で知恵を出し合って解決策を模索したいものですね。
    牛丼通行人    »このコメントに返信
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