1年前の11月に1万軒を切り、9993店舗となっていたが、1年間で300店舗減った計算になる。出玉規制が強化される来年からは、旧基準機の販売によって1年間は大幅な客離れも起きないかも知れない。
旧基準機が使える3年間の猶予期間の中に、新たなる営業方法を見出さなければならないと言われているが、その前に旧基準機で3年持たせる思考回路が、全く後ろ向きの発想ともいえる。
数年前グランドオープンした新店が4円専門店としてスタートを切った。新たな試みだった。4円専門店に拘ったのは、16割分岐営業に挑戦するためでもあった。ところが結果からいうと試みは失敗に終わる。現在の等価仕様の機械では無理があったのかも知れない。
しかし、失敗を恐れずに新たなことにチャレンジする勇気が大事である。ファーストペンギンがいないことには、新たなことは生まれない。もっとも、16割営業は過去の体験に戻るだけで新しいチャレンジとは言い難いが、迷ったときは原点回帰である。
「経常利益が年々下がり続けていて、このまま同じことをやっていたら、5年後には経常利益が半分。10年後には利益がゼロになる試算もあります。幸い内部留保はたんまりあるので、すぐに問題になることはありませんが、現社長ではこの危機を切り抜けられない。外部から経営のプロを招聘することも必要との声も挙がっています」(某ホール関係者)
射幸性の高い機械に頼って等価営業を続けることは、すでに破たん寸前にも関わらず、等価営業から脱しきれない組合も散見される。消費税が10%になれば、等価営業など続けられるわけもない。今残っているユーザーの等価志向をいかに変更させるか、あるいは新基準機にいかに客をつけるかに業界の運命がかかっている。
日本初のタクシー会社である日本交通の3代目社長である川鍋一朗氏の経営手腕が注目されている。
2000年、29歳の時日本タクシーに入社。会社は1900億円もの巨額の借金を抱え瀕死の状態であることを初めて知る。バブル時の不動産投資などで抱えた負債だった。
慶応の幼稚舎から大学までストレートで進んだ御曹司は、慶応卒業後はアメリカでMBAの資格を取得。その後コンサルタント業を学ぶためにマッキンゼー日本支社に入社する。
バリバリの金看板を背負い入社してきた3代目についたあだ名は「アメリカ帰りのエコノミスト」。現場を知らずに、会話の端々で横文字を使いたがる御曹司に、現場は白け古参社員からは総スカンを食らう。
社員を見返すために、自ら会員制ミニバンのハイヤー事業を興す。顧客はお金持ちの外国人。英会話ができるドライバーを付けた。数カ月で数千万円の赤字を出し、すぐに撤退する。
2001年、メインバンクから再建計画が突き付けられた。それはメインバンク主導の下での再建の道で、事実上川鍋家が経営から離れる最後通牒でもあった。しかし、川鍋氏はこの銀行案を突き返し、麻布にあった自宅の大邸宅も売却するなど資産を売り尽くし、リストラも断行した。
2005年に3代目社長に就任。
会社では浮いた存在だった3代目は暗黒の5年、リストラの5年を経て、改革に取り組み業績を回復させて行った。
その一つが拾われるタクシーから、選ばれるタクシーだった。大阪では黒いタクシーは珍しくないが、東京はカラフルなタクシーが多い中、黒タクを導入した。ハイヤーをイメージして、タクシーのビジネスクラスを狙い、ドライバーもハイヤー運転手のような選ばれたものでなければ乗れない。
ハイヤーの雰囲気が受けて黒タクを指名する固定客も増えてきた。
次なる改革は「待たせない」。タクシーを呼んで待たせる時間を短縮するために、2005年に業界で初めてGPSを使った配車システムを導入する。
これにより、5分以上も待ち時間が短縮された。こうした経験を元に2011年にはスマホで全国のタクシーが配車できるアプリの実用化にも踏み切っている。
現場感覚を磨くために、1カ月間タクシーに乗務したこともある。ホールの社長も今の現場を肌で感じるために、1カ月間表周りをしてみたら、客からの生の声が拾えるはずだ。
その時は、「私が社長です」と書かれた名札を下げて接客するのもいいだろう。

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出ます、出します、取らせます!
本日大開放!
で煽り、規制後は
本日タレント来店!
本日新台入替!
本日取材!
とかで玉を出すような印象操作して平常以上にぶっこ抜くというやり方を繰り返したてきた。
いわゆる“騙し”を多く続づけた。
これはお客の信用を失い、来店を敬遠するようになった結果がパチンコ客の縮小でしょう。
そして、玉削りやベース殺しという違法な方法で客から不当な利益を抜いていたことも発覚した。
商売は信用が基本です。
釘曲げの違法行為、嘘の煽りで騙すという手法で不当な利益を得てきたのが発覚したことは致命傷に近い。
いくら娯楽と言っても信用回復はそう簡単ではない。
記事の日本交通の業績回復は徹底したコスト削減、お客を待たせない新たなサービスの導入、ハイヤースタイルの満足度等々・・・
身を切る改革とお客様の満足度やサービスの向上でしょう。
違法行為が前提でない!
当たり前ですがどんな商売でもお客様との信用が基本です。
パチンコ業界はこの一番大事な“信用”というのが全くない、少しでも相手を騙して如何にして儲けようかとする体質が強い。
ホールは客を、メーカーはホールを、メーカーやホールは警察を如何に騙し誤魔化すか・・・・・
パチンコは玉を出す締めるといいますが、
そもそもパチンコに限っては釘を叩いて玉の動きを変化させること自体が違法行為となってますから。
笑っちゃいますがパチンコ屋が出す出さないのコントロールできないというのが法律の建て付けです。
騙し!違法!不正!が基本ですから日本交通のようにV字回復というわけには簡単にいかないでしょう。
ピンバック: ジャン
4円/16割営業がダメだったのは、集まって来た顧客が等価の客だけだったのでは?という疑問です。
仮説ですが、4円/16割営業が適した顧客層は既に離反しているのではないか?という可能性です。
常々思うのですが、この業界は顧客の平均的なプロフィールとか地域の購買力・客層とか、行動パターンとかのマーケティングが弱いような気がします。営業地域の平均年齢や平均所得、人の流れとか、男女別の顧客比率とかが見えていないように見えます。特に弱いと思うのが集客・宣伝の方法です。新聞の折込みチラシやネット広告、ティッシュペーパー配布などを見ても余り変わった感じがしない。
せっかく台を変えて4円/16割営業専門店にして新しい事にチャレンジしても、宣伝の問題で等価に慣れた客しか来なかったら、全く意味がありませんが・・・・そこのところはどうなんでしょうか?
ピンバック: Zilion
いかに警察にバレないように法律を犯すことができるか!
(釘を曲げる、基板を改造する、計数機カットする等々)
また、それを実行する度胸がその事業者にあるかだ!
市場調査なんて綺麗事では風俗営業は務まらない。
ピンバック: 蘭ちゃん
全国でどのぐらいの割合ですか?
因みに大阪府は3年前に等価禁止になってます。
ピンバック: ボナンザ
客のピッキング精度を上げる所まで来ています。
しかしパチ業界と異なるのは、本エントリーの日本交通も含
め、1企業単位のトップダウンであるからこそ改革への足並
みが揃ったと言う事とタクシー業界自体規制緩和後配車数が
増えて過当競争になりはしたが、「顧客数は底堅い」という
ことです。
今の業界をタクシーに置き換えると、車両はロールスロイス
を準備し、客に気付かれない様に遠回り、そして高額な料金
をボッタくる一方で、中古のロールスロイスを廉価で提供す
る業態が共存している。
しかし客は「別の公共交通機関で十分」とし、タクシーのニ
ーズ自体が無くなり続けている。
業界へのニーズ自体が「興味無い」となりつつある状況に対
し、1企業の努力でどうこうなる様なレベルでは無く、業界
自体が1企業の如く「危機感の共有」が必須である。
適切な「車両」「配車数」「料金」へのシフトとやるべき事
は既に分かりきっている。
・・・・が、困難極まりない・・・。
ピンバック: 遊漁
全国的に交換率をもっと下げて旧基準に頼らずユーザーが多い内にマイルドな遊技に慣れさせる、これをしなかった
もう旧基準を抱き抱えたまま沈む未来しかない、一般客に見えるような軍団化プロや絆、ゴッドジャンキーが消えた時に一気に終わりを迎える
ピンバック: ねぎ
まずなんでそれが分らんのか。まだコンサルに頼りたいの?
実情を知ってもらう為に偉そうにふんぞり返って数字だけ見てる幹部連中を現場に引きずり出して1カ月でも半年でも現場で働くことをから始めろ。勿論店長やチーフでなくペーペーとしてだ
そこから分る事は山ほどある。それを見ないでやってきた結果が今なんだよ。
無理に店舗を拡大し、客を客と見ず、ただ利益だけを重視し、イベントと新台に頼り、店の事より自分の保身だけを考えて店を経営。
それで何が生まれるんだ?何も生まれやしないよ
逆に客から見放されるだけだよ
南関東の某ホールは中途採用で雇った元大手ホールの店長を採用して中小ホールの店長に就任したが、利益重視の営業スタイルで年配層中心のホールにも関わず、低貸しを高レートに変更し半年で常連客の役8割を飛ばした。にもかかわらずいまだ店長である。
店長はなぜ常連客が来なくなったんだとご立腹の様で未だにその原因すら自分で理解していないと言う
こんな事やってるんだもの
上の連中がいかに現場を見ていないか分っただろ
今は高設定や釘を開ける為に使う理由なども報告する義務があるそうだね。大手は当然らしく果ては中小ホールも
馬鹿じゃねーのか?
これで大手に太刀打ちできるわけねーだろ
中小までこんなくだらない事やってるんだから来年は数千店舗消えてもおかしくないだろうよ
ピンバック: お花畑か
私が社長です!
と名札付けてフロア回りする度胸あるのか?
店長でさえ事務所に籠ってモニターの稼働データばかり眺めてる。
日本交通を立て直した若社長は現場感覚磨くために一カ月間乗務したんでしょ。
これでよす、近年のパチンコ屋さんに足りないのは。
ピンバック: ヨン
ピンバック: 一見のファン
どんな業種でも商売の根幹(現場)を知らずして事業はないわ。
特に顧客のニーズを知らずよくもその商売やってられるよ。
釘叩くなボケ!
ピンバック: さん
そのほうが何をすべきか見えてくると思いますよ。
ピンバック: もういいや
もう限界ラインも越えている可能性もあります。日本からパチ屋が全て消える事が、ファンすらも期待している感が出てきています。
今年が本当の意味での最後通告なのかもしれませんね
ピンバック: 低貸し低換金率派
自らの身を切らず、客のニーズに応えなかった
ビジネスハイヤー事業は失敗し
自らの身を切って、客のニーズに応えた
ビジネスハイヤー事業は成功する
現場に言って声を聞くこと、これが一番だと思います
だれも
有名タレントに会いたい
元気な挨拶を聞きたい
雰囲気の良いホールで打ちたい
出ない新台を打ちたい
なんて言ってません
ピンバック: 211.9.89.125
例えるなら有限で100あるものをホールとメーカーで90くらいを占領し、打ち手が10って感じかな。半々までいかなくとも打ち手が40くらいいただければバランスはとれそうだけど…。どちらにせよホールもメーカーも共に痛みを分け合わないとならない。今までずっと打ち手に背負わせた痛みを。
無理でしょ?
それにいつぞやも書いたがもうターニングポイント的な所なんてとっくの昔に過ぎてる。今はもう戻りたくても戻れない。なんせ国主導で潰しに来てるから。やり過ぎた結果なんだよ。
頑張ってほしいとは思うけど流石に八方塞がりなのかな、って思う。ただ一言言うが業界人の皆さん、あんたらは被害者ではないので、勘違いなさらずにね。
ピンバック: 凡人
きっとすごい手腕を発揮されると思いますよ
賢者ですから(笑)
ピンバック: 106.154.106.186
ピンバック: 獣
それは逆説的に
行ってはならない。
と言っているようなもの。企業のポリシーは金儲けだけで
エンターテイメントとかと、ごまかしているけど社会的な貢献度
で考えるとマイナスかもしれない。
逝ってよし
KATU3991
ピンバック: ふじたかつひさ
経営学では顧客をどう捉えるかという事がまず、最初にやって来ます。そして従業員をどう発奮させるかという事も習います。ただし、それが座学で終わってしまうか、実践できるかは本人の資質と努力にかかっています。
現場を知らない。あるいは現場の問題や改善点を放置していれば、どんな会社でも潰れるのは必然です。だけど現場だけで経営が成り立つ訳もないから、難しいのですが・・・・
大手の店長でも経営ができない人はごろごろいます。反対に経営のプロでも、現場が分らない人は少なくありません・・・・
いずれにしろ、ファンの心理や顧客の事を分らず、バクチにすれば、儲かるからバクチにしたいと考えているうちは、復活は難しいでしょう。
ピンバック: Zilion