生活導線という単語を何度も使っているが、パチンコ業界でこの単語をあまり聞くことはない。それほど、この業界ではお客様の集客方法が、単一的であった証拠で、それでもよかったのかも知れない。
今までの集客方法は新聞折り込みに宣伝カー、ちょっと変わってチンドン屋を広告媒体として使っていた。最近はこれにテレビ、ラジオ、メール、DMが加わった。
集客イベントも集客のための媒体といえるだろう。
イベント会社には怒られそうだが、イベントコンパニオンは「集客という観点」からみると案外効果が薄いケースがある。
特に年配者からは不評だ。店内をビキニ姿で歩く。その姿でオシボリや粗品を配る。
これに満足しているお客様は何人いるのか?
下品と思う客様も相当数いる。店内を歩く水着ギャルを恥ずかしくて見られないお客様も多い。
イベントを盛り上げるために「役に立っている」という関係者も中にはいる。
その判断を否定はしないが、お客様の意見は次のような考えがあるのは確か。
「こんなコンパニオンを呼ぶカネがあるのなら、玉を出せ!」
コンパニオン代は客数で割れば、微々たる金額だが、お客様からすれば「コンパニオンに何万円も出して!」となる。
ただし、水着ギャルの店内ウォーキングはお客様の脳ミソにインパクトを与えることは確か。そのインパクトが脳裏に刷り込まれる。最初は小さな記憶だが、繰り返すことでより効果が出てくる。
でも、水着ギャル以外にお客様が喜ぶ方法はないものか、と疑問を持つことが大事。
人間の欲求には、性欲なども含まれるが、年齢に関係無い欲求は、「食欲」だ。
パチンコ店で集客効果を狙ったイベントは、モーターショーやメーカーの新台発表会と同じ感覚ではいけないと思う。
盛り上げるためのイベントなら「美味しい」と評判のお好み焼きの屋台を呼んで、1枚50玉(200円相当)ぐらいで格安販売するほうがよほど喜ばれる。
「食欲」を刺激するイベントは万人にウケル。
ま、この提案には反論が出ると思われるが、この件を提案したのには理由がある。
今回の生活導線の話は、コンパニオンを呼べるだけの予算立てが難しい弱小ホール向けに話をしているからだ。
また地方や郊外店では、コンパニオンを呼びたくても呼びにくいホールが多い。
従って、生活導線は郊外店や地方店には特に有効といえる。
極端な話しだが、生活導線が全くないとこんな具合になる。
■例
5キロ四方の原野。あるのは道路だけ。通行量はほとんどない。
こんな場所にパチンコ店をオープンさせたらどうなるかは明白である。そんなバカな行為は誰もしない。
「生活導線値ゼロ地帯」という場所だ。
だからこそ、今あなたのホールの「生活導線値」の確認が必要だ。確認というより「認識」だ。
3年前に比べて貴店の生活導線値は、上がっているのか? 変化しているのか? 下がっているのか?
経営者や店長が直ぐ答えられないのなら、いまここで確認して頂きたい。
資金力のあるホールは、最初から生活導線が見込める場所に新規出店させられる。
例えば、大型ショッピングセンターの隣接地など。実際、こんな立地に新規出店の計画が完了しているホールもある。
すでに、交通量の少ない郊外や人口の少ない地域に出店している店舗は、自分たちで生活導線を作り、生活導線を太くするしかない。
このことを今回のテーマの基軸と捕らえて欲しい。
私は地方へ出張する時は、できるだけ車で移動する。理由はその移動途中にあるパチンコ店を覗きたいからだ。
最近の傾向として気づいたことは、店舗は古いのに駐車場は満杯の店がある一方で、新ピカの大型店なのに、駐車場はガラガラ。
店内に入ると明らかに活気が違う。この違いは何か?明らかに生活導線の違いなのだ。
続く
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