コスト、コスト、とは言うけれど、その①にも書いたが、コスト管理先(項目)は多岐にわたる。
イニシャルコストやランニングコスト…製造元から見たコストとその製品を購入する側のコストの観点も、立場によって違ってくる。
店舗建設のコスト管理もあれば従業員管理のコストやユーザー管理のコストなど様々である。
大手チェーン店が確立した低予算型店舗建設コスト管理もあれば、その地域に合わせた豪華臨機応変型店舗建設コスト管理もある。
費用対効果型コスト管理という見方のコストもある。
それは、DM制作費やチラシ作成及び配布費用から見たコスト管理などで、本当にコスト管理は多岐に拡がる。
それら全てを現場の店長レベルが管理しなくてはいけないかというと、そうではないケースも多々ある。
しかし、他の産業(第一次第二次第三次産業を含む全て)の中には、パチンコ業界より進んだコスト管理をしている会社が多いのは確かである。
農産物企業は野菜の生産を全て数値化したコスト管理をしているところもある。
遊技機メーカーのコスト管理は、小さな小さなネジや基盤制作費、台製造費、プログラム開発費用など、ここでは書ききれないコスト管理をしている。
1台30万円の機械代の場合、どれだけのコストがかかり、どれだけの荒利が取れるかは、販売台数が伸びれば伸びただけコストが安くなるし、売れなければ大変な負担増にもつながるので、一言二言では書けない。
●楽がこの数年で売り上げが数倍になった反面、△ミーの売り上げが激減したが、
これらのケースをコスト管理の面から見ると、遊技機はヒットした場合を前提にするのではなく、ヒットしないことを前提に遊技機のコスト管理をしなくてはならないことがお分かりだろう。
機械代が高いのでもう少し安くならないか、との意見も各方面で耳にするが、メーカー側からすると、今の業界の流れでは非常に難しいのである。
超メガヒットしたあの台で2000億円の埋蔵金を手にしたメーカーでも、ヒット作が出なければ、数年で埋蔵金がゼロになる業界なのだ。
5年前の遊技機メーカーの売り上げランキングと、今のメーカーの売り上げランキングの入れ替わりの激しさを見れば、機械代が高くても仕方がないと思うはずである。
その様な環境の中で稼動する川下(ホール)のコスト管理は、超大手チェーン店レベルでも最高水準レベルまでのコスト管理をしているホールは何軒あるのだろうか。
最初に書いた様々なコスト管理項目を全て把握しているホールは、まだまだ足りないのである。
よって、これから競争が激しくなり、厳しい環境下に晒されるホールは、これらのコスト管理を実践するというより、コスト管理を意識して運営を行わなければならない!ということである。
先日の講演では、これらの話題から大きな議論に発展した。
ホール側からみた大学新卒採用の将来的コストと、高卒や中卒の採用の将来的コストは、どちらが低いコストであるか!までも議論になった。
その①に書いた「玉やコインに対する愛情を持つ気持ち」がこのコスト管理をするためのきめ細やな対応に繋がるのだ。
それらが将来、稼動や売り上げや利益に貢献するのである。
それらのコスト管理が完全に構築されていない今だからこそ、それらを構築することが、将来のこの業界のためになると思う。
未だ日銭回収業という発想が残るこの業界。
講演で質疑応答から発展した内容は、この先の回でお話する。
最後に一言付け加えるが、私のこのブログの寄稿内容は、他様では書いていない内容を目指しているので、その観点を共有して戴ければ有り難い思う。
共有して頂けたら、多くのコメントは無くてもいいと思うし、それよりは前向きな議論のコメントを頂けたら嬉しい。
以下続く
コメント[ コメント記入欄を表示 ]
コメントする