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自家発電装置のコスト

ホールで自家発電装置を設置する場合、どのぐらいのコストがかかるのか? 500台と1000台規模のホールでの概算を東京ガスにお願いしていたところ、回答があった。



店舗規模500台1000台
延べ床面積1,380m24,611m2
空調設備178kW399kW
照明設備26kW90kW
パチンコ台72kW202kW
スロット台22kW67kW
設備容量合計298kW758kW




この電力消費を元に、GE(ガスエンジン)発電機の選定したものが、以下の表である。



発電機は停電対策用のため、非常時に運転するものと考えるが、都市ガス用の発電機は常用コジェネとして高効率運転することを想定しており、廃熱ボイラ等が付帯する。



このため、非常用発電機としての仕様設定がなく、GE発電機は割高になる。



500台例1000台例
メーカーヤンマーヤンマー
型式EP370GEP700G
発電能力370kW(*1)700kW(*2)
負荷投入単位50kW以下100kW以下




設備上の留意点



1.停電後の発電機に対する負荷投入は突入電流の影響を受けないよう負荷投入単位以下で(負荷投入単位以上の負荷は分割して)手動により投入していく。

   

計画停電等予測可能なものは負荷投入に時間をかけることができること、その確実性を重視すること、設備費が高価で複雑になること等の理由から自動瞬時切換えは推奨しない。



2.但し、前述したように自動瞬時切換えは推奨しないため、必要に応じてパチンコ台、スロット台はUPS(無停電装置)等で対策する必要がある。



停電対策内容



1.発電機の設置並びに配線工事は各々の停電対策設備として、500台クラスで約8500万円、1000台クラスで約1億5000万円と推算できる。



精度を求める場合は、物件毎に設備負荷の分割等の費用も考慮して見積る必要がある。



2.GE発電機の場合、常用で運転することを想定して廃熱ボイラ、系統連系設備をパッケージ化しており、設備が割高になるため、停電時だけの発電を想定するのであれば、これらの設備を付帯しないディーゼル発電機の対応もある。しかし、燃料貯蔵設備の対応が必要になる。



3.空調設備の電気設備容量が全体の50%以上を占めており、これをGHP(ガスエンジンヒートポンプシステム)に変更できれば当該設備の電気使用量を約15%まで圧縮でき、省電力に寄与する。



以上



計画停電の長期化が予想される中で、自家発電機の問い合わせが殺到しているとのこと。



加えて、今回の地震でエンジン関係の部品が入手困難となっており、GE発電機、GHP等を受注しても納入はかなり先になる見通しのようだ。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 操業時間シフト

    大学研究者や各業界の企業が会員になっている化学工学会が、今夏の電力需要平準化の為に緊急提言を出している。

    一般家庭でできる節電テクニックから産業界全体で取り組む時空間シフトまで様々なメニューを提示したので、政府は効果が大きく実行しやすいものから検討すると思う。その中で、深夜電力帯への需要シフトがある。工場生産や研究活動など昼操業である必要性の低い事業を夜間へ移すことで、冷房が必要な昼間の電力需要を抑える試みだ。

    化学工学会の試算では、提言を徹底すれば計画停電は回避できるとしている。この提言通りには上手くいかないまでも、操業時間の移転は実施されると予想する。
    養分  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 養分

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