パチンコ日報

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ネットカフェ業界も風営法入り?

来年は風営法施行条例の改正でパチンコ業界にも大きな転機が訪れるかもしれないが、それ以上に戦々恐々としている業界がある。



日本複合カフェ業界がそれ。



マンガ喫茶がその源流だが、これにインターネットが付加されると、個室やシャワー室まで完備されるようになった。



ネットが使え、カプセルホテルに泊まるよりも安い店もあるので、日雇い労働者の中には、ネットカフェを定住場所にしている人も。派遣切りが社会問題になった時は、ネット難民という流行語まで生まれた。



ネットカフェの中には入店時に身分証明書の提示を求めない店もあったことから、ネカフェを根城に不正アクセスやネット詐欺の温床にもなっていた。



それ以上に一番問題になっていることは個室の存在である。



カップルシートではラブホ代わりに利用している客もいるが、その中には中高生の姿も少なくない。妊娠した女子高生が親に問い詰められ「ネットカフェでやった」と白状したケースもある。



空気の入替えもできない構造的問題に加え、長時間滞在者が多いことからネットカフェで結核が広まったこともある。



ダメ出しは2008年10月、大阪で起こった個室ビデオ店の放火殺人事件である。ここを宿泊所代わりに利用していた客15人が犠牲になり、似たような構造のネットカフェにも問題が飛び火した。



本来の形態から使われ方が大きく変わったネットカフェは、パチンコ業界以上に問題が山積している業界である。



風営法では5m²以下の個室席を設ける場合は、公安委員会に届けることが義務付けられているが、これを無視している業者も少なくない。



さらに、ペアシート個室内では、ラブホ代わりに利用している客が多いことを問題視した警察庁は、「内部が見えない個室は風俗営業としての届けが必要になると共に、営業時間も午前0時までになる」と業界に通達している。



これを受けて業界は、カップルシート個室のドアに窓を付けたりして対応したが、敵もさるもの。2人で来店しても1人個室をそれぞれ借りて、1つの部屋で合流する。



ネットカフェを運営するオーナーは今の心境をこう打ち明ける。



「風俗営業に縛られると、0時以降の営業ができなくなるので、業界は全滅する。かといって個室を全廃することも壊滅的な影響を受ける。それでなくてもネットカフェは競争が激しく儲かる商売ではない。地デジ対応が進んでいない店もあるぐらい。風営法に引っかかったらこの商売は止める」



風営法の改正でネットカフェも風俗営業に組み込まれる可能性も出てきている、ということだ。



「法改正をちらつかせるのは、天下り先が欲しいときの警察の常套手段。警察側からは直接要求できないので、業界団体の方から『業界でOBのポストを用意しています。健全化には業界を挙げて務めてまいりますので、どうか風営法だけはご勘弁してください』と言わせるように仕向けている」とは警察行政に詳しい事情通。



次の法改正ではカジノ法案との絡みで、パチンコの換金問題にも踏み込んでくることも予想される。



これに加えてネットカフェ業界の行方も気になってきた。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. Unknown

    政治家の天下りは問題になるのに、警察の天下りに対してはあまり誰も問題にしませんね

    やはり皆、難癖付けられて逮捕されるのは嫌ですしね
    あきちゃ  »このコメントに返信
  2. ピンバック: あきちゃ

  3. Unknown

    ゲーセンが風営法規制対象になった時と同じ匂いがする

    あるいは、メイドカフェが「単にメイドさんが店員やってるだけの普通に喫茶店」にされた時と同じ匂いがする



    まあ、最終的には個室撤廃で手打ちするしかないような気がします(最後まで抵抗を続けたら風営法規制対象に加えられて24時閉店と年少者入店禁止を義務付けられて終了)
    そのへんの客  »このコメントに返信
  4. ピンバック: そのへんの客

  5. Unknown

    警察の天下り先になるほどネカフェは大きな産業ですか?いささか強引な話にも感じます。

    援交の場所に使われないようにどう工夫するかって話だけだと思いますが・・・

    だいたいネカフェでセクースやる時点で呆れるんですが。
    福岡県民  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 福岡県民

  7. Unknown

    元はマンガ図書館みたいなスタイルから始まった記憶があります



    まあオープン席ばかりの時代はマンガ読みにいけましたが個室はあまり入りませんね

    競馬開催日の周辺のネットカフェはグリーンチャンネル視聴をウリにしていますね

    個室を考えたらそろそろ規制でしょうね

    だんだんと利用のされ方が悪質になってますから
    ドンタク  »このコメントに返信
  8. ピンバック: ドンタク

  9. Unknown

    今でもまんが図書館のような形態の古い店や、そういうスタイルになる前の店(梅田レースルームなど)も残ってますよ

    もちろんその手の店では深夜営業はやってません



    個室じゃなく、左右に目隠しの仕切り板がある程度でもいいと思うんだがなあ

    そうなると、女性客は諦めるしかなくなるかも知れないが
    そのへんの客  »このコメントに返信
  10. ピンバック: そのへんの客

  11. Unknown

    個室ありでは完全に風俗営業。

    中で何が行われているか・・・



    ビデオ試写室というのは風営法規制対象なんですか?
     »このコメントに返信
  12. ピンバック: り

  13. Unknown

    >り さん

    某サイトから引用です。

    「性風俗特殊営業」というのは、ソープランドやビニ本屋のように、届出が必要なだけで、「許可されません」。

    つまり、ある日突然禁止されて摘発されるという可能性もあるってことです(実際に大阪府全域でソープランド営業は禁止されていて、既存店舗も全て閉店させられました)

    また、性風俗特殊営業に指定された時点で、新規開業はほぼ不可能になります。

    そういう意味で、通常の風俗営業より更に厳しいといえます。



    http://www.fu-ei.com/kyokahitsuyou.html

    >お客さんに見せるビデオ映像で、アダルト映像の割合が高い場合は店舗型性風俗特殊営業3号の届出が必要です。現在大阪府下全域で新規の届出が出来るエリアがかなり限定されています。
    そのへんの客  »このコメントに返信
  14. ピンバック: そのへんの客

  15. Unknown

    りさん

    風適法は、許可業種と届け出業種に大別されます。

    ぱちんこは7号営業と呼ばれますが、これは法律の条文に由来します。

    風適法の第2条に警察が関わる全ての風俗営業が記載されていますが、2条1項

    に記載された業種は全て許可制でそれ以外の項に記載された業種は届け出と

    なります。(法律は条、項、号という括りで大きな区分を細かく分けます。)

    もっとも、この5項という中にも様々な業種が規定されていますので全文及び

    関連する条文を一度読まないと何が風俗営業に引っかかるのかはわからないの

    かなとも思いますので、本当に興味があれば全文を読むことをお勧めします。

    で、りさんの言うビデオ試写室(40歳以上の?おっさん連中の一般知識として

    のビデオ試写室)はこの条文の第5項に規定されますので届け出となります。



    風俗営業の基本的な考え方は、善良の風俗と清浄な風俗環境を保持し、及び

    少年の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止するために定めるとあります。

    賭け事やエロは概ね引っかかることになってしまいますが、業態が変わる

    速度と法律改正の速度や範囲が追いついていないのが現状です。

    合法と違法の境目もハッキリしない場合があります。



    ここで、ビデオ試写室を例に取ると、別にビデオを見せることが風俗営業と

    成るわけではありません。映画館は興行場法に規定されますが、風俗営業の

    許認可業種ではないのです。

    しかしながら、一部のビデオ試写室は明らかに風適法の規制対象です。

    『もっぱら』アダルトコンテンツを流すのかどうか?が分かれ目となります。

    アダルト関連のものは一切置かない試写室を作れば風適法には引っかからなく

    なります。



    もう、7~8年?近く前、大手が簡易宿泊を前提としたネカフェ作りを計画して

    いました。

    実際に開店したかどうか迄は知りませんが、計画図面を見せて貰った記憶

    があります。もちろん、大手ですから合法が前提になりますが、どんなに

    ギリギリでもクリアしさえすればOKと言う考え方で図面などを見た場合には、

    実現は可能だったことを覚えて居ます。

    大手が、簡易宿泊を前提とした店作りを複数店舗で行う計画を立てるわけです

    から、ネットカフェ側は法律の境目ギリギリで営業を模索してたと言えます。



    これは、旅館業法との境目になりますので、風適法とは直接関連しませんが

    旅館業法と風適法を誤魔化そうとした業者が多数居ることから、神奈川県を

    皮切りに、全国的に違法ラブホテルの摘発や指導がなされていることは

    新聞にも出ています。



    この様に本当に様々な法律が絡んで来ることになり、どの営業はどの法律に

    規定されるかを見極めるのは難しいと言えます。



    例えば、レンタルルームは大阪と福岡だったか、摘発されて居たという記憶が

    あります。

    本当に会議室などを貸すだけであれば問題にはならないのですが、



    ソファーベッドなどを置いたり、まあ、ホテルのような使い方が出来る部屋

    を(ホテルのように使わせる前提で)提供して居た例がありました。

    寝具を置けば今度は、いわゆる旅館業法にひっかかります。

    ですから寝具はおけません。(元々旅館業法をクリア出来るような物件では

    ありません)



    まあ、これが裏でデリヘルと組む訳ですから、行政としては面白いはずは

    ありません。当然、デリヘル業者が違う名義でこの様なレンタルルームを営業

    計画する者も居たでしょう。というか、実際にやらなかった者でよければ私は

    幾人か知っています。(まだ、摘発例が出るか出ないかの時期でしたが、今後

    摘発される可能性が高いから止めなさいと言いました)



    テレクラなども以前は(もの凄く流行っていた時期?)無許可でしたが、

    流行が廃れた頃にようやく法律が出来ました。ネットカフェもそのうち風適法

    の関連業種になると、私は思います。



    見たところ需要側も供給側も自制の効かない流れのようですから、正直抗うだけ

    無駄だとおもいます。
    ふくおかのおっさん  »このコメントに返信
  16. ピンバック: ふくおかのおっさん

  17. Unknown

    援交グループのベース基地になってるカフェもあります

    女性の待機場であり

    男がパソコンからメールを作ったりしています



    店も公認かな?

    何時からTSUTAYA前とか特徴とかの会話が聞こえます

    そんなネットカフェもあります
    ドンタク  »このコメントに返信
  18. ピンバック: ドンタク

  19. Unknown

    お答えくださったお二方、ありがとうございます。

    これでハッキリしました、個室のネカフェは

    風俗営業のしかも届出営業に相当する可能性がありますね。

    ネットっていうのはエロコンテンツが満載ですからね。
     »このコメントに返信
  20. ピンバック: り

  21. Unknown

    テレクラって、初期はともかく末期はもう援交の営業電話がかかってくるの前提っぽかったですからね、あれは規制されても当然としか言いようがないと思います

    #いわゆるツーショットダイヤルは無店舗型としてやはり届出が必要。エロ本屋なんかにカードが売っていたりしますよね



    あと、1000円ぐらいで女性のプロフィールと連絡先が買えるガチャとか見た記憶があります
    そのへんの客  »このコメントに返信
  22. ピンバック: そのへんの客

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