パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

屋外パチンコという発想

ギャンブルの射幸心と依存症対策について論文を書いている大学生がいる。

自分でも射幸心を実体験するために、競馬、競輪、オート、ボートなどの公営競技を手始めに、カジノは韓国まで行った。最後に体験したのがパチンコだった。パチンコに関しては、パチンコ業界に詳しい親戚を同行者にした。

ファーストパチンコは、フィーバーパワフルの甘デジ(4パチ)だった。同行者が台データで前日1万発出ていたことと、1000円で21回も回る台だったからだ。21回も回れば、粘れば勝てると読んだ。

射幸心は自分のおカネを使ってこそ湧くものなので、最初の1万円は自腹で打った。長時間粘る心理が知りたいということで、追い銭は同行者が出した。同行者にすれば勝算があった。

回るのに、引くのは単発ばかり。多くて2~3連チャン。8時間も打って爆発することもなく、4万円ほどが溶けた。


で、ビギナーズラックになることもなく、大学生の感想は「パチンコは楽しさが分からなかった。むしろ、パチンコは不快になったのに、行く理由が分からない」と酷評した。

不快の原因は隣の客だった。パチンコ玉を耳に詰めて、自分が打っている台のボリュームはMAX状態にしていたために、うるさくてしかたなかった。

同行者がなぜ、そんなことをするのか解説した。

「パチンコ玉を耳に詰めるのは、周りの騒音は聞きたくないから。パチンコ玉で雑音をシャットアウトして、ボリュームを全開にすると自分の台の音がよく聞こえるから」

実際、大学生もやってみたら確かに自分の台の音がよく聞こえるような気がした。

「こんな大騒音の中でみんなよくやっている。隣に大音量にする人が座ると腹が立つ。こんな状況では難聴になる。二度とやりません。確率の問題よりも騒音は体がもたない」とパチンコを受け入れることはなかった。

大学生が一番好きになったのは競馬だった。他の公営競技は人間が関わることなので、不正にもつながる懸念がある。競馬は八百長が少ないことに加え、青空の下は気分がよかった。

大学生はスロットを打つことはなかったが、スロットコーナーが薄暗いことに、怖さを感じた、という。逆に言えば、猥雑で雑多でいかがわしいところに、ギャンブル好きが集まる。
健全で健康的なところにギャンブルは似つかわしくない?

公営競技をやる人たちを観察していると、競輪やオート、競艇場の客層は後ろめたさを感じさせる人が多いことに気づいた。パチンコ客然り。その点、そういう人が少ないことも競馬が好きになった理由だ。

で、結論はパチンコも自然光が降り注ぐ屋外にあれば、またイメージが変るのではないかと思った。

屋外パチンコとは業界人では思い浮かばない発想ではあるが、これを形にしてくれる業界人がいれば面白い。


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業界にとっていい客とは

パチンコ業界にとって「いい客」とは、パチンコとは一定の距離を保ち、小遣いの範囲で通ってくれるような客のことを指す。決して、負けても、負けても来店してくれる人ではない。そんな虫のいい客は、世間からは依存症と見做されてしまう。病的ギャンブラーに支えられているようでは脆弱な業界ともいえる。

ホール関係者はもうそろそろ、特定日に玉を出しても市場の拡大につながらないことに気づかなければならない。気づいていても見ないふりか? そんなことよりも、如何に特定日に集客できるかが店長の腕にかかっている。とりあえず、集客しないことには売り上げも上がらない。

で、特定日に群がる専業や軍団においしいところを持って行かれ、特定日に何をしているのか分からない。単に頭数を揃えるだけの考え方は、バッサリ捨てなければならない。

こんな営業の繰り返しを長年やって客を減らし続けている。しかも、パチンコもスロットも史上最高の出玉性能と言われながら、これで遊技人口が減るということは、ホールがいかにブッコ抜き営業を続けているかという証でもあろう。

特定日のイベントも長期的には業績向上には寄与していない。理由は前述した通り。専業や軍団を集めても特定日だけが賑わうだけで、市場の拡大にはつながらない。言い換えれば、特定日しか賑わわない店ということになる。つまり、いい客をいかに業界が育成していくか、ということにかかっている。

こんなことばかり続けてきた結果、ホール企業はどうなったか?

全国のホール企業は経費節減のトレンドの中で、ただただ取り続け、その結果、お客を減らし続けても、ただただ機械入れ替えを続ける。この悪循環から抜け出せない。

「パチンコ産業に対する将来不安は、幹部でも持っていますから、働く人の不安感を払しょくさせることが重要になってきます」(ホール関係者)

とはいうものの、経営者は資金繰りに奔走している。そんな姿を社員には見せられないだろうが、それが現実である。

スマート遊技は本体価格にユニットや工事代を含めると初期投資は1台100万円とも言われている。となれば、スマート遊技機を導入できるのも、財務基盤がしっかりしているホール企業と言うことになる。

では、中小はどうすれば生き残れるかというと、スマート遊技機には一切頼ることなく、お客に喜びを与えるために、玉利を下げるしかない。

「そんな簡単に玉利は下げられない」という外野の声が聞こえてくる。

これでは「いい客」を育成することはできない。


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スマパチ雑感

4月から導入が始まったスマパチは、6月1日現在、まだ3機種しかリリースされていない。その3機種の評価が芳しくない中で、早くも日工組は内規変更に向け警察庁と折衝している、という。

内規変更の中身が気になる中、「ラッキートリガー」という新機能でゲーム性をアップすることが含まれているように言われている。その他、大当たり確率の下限を1/399に引き上げ、保留玉を10~20個に引き上げなども含まれているようだが、こちらはNGだった模様だ。その代わり大当たり確率が1/200以下のライトミドルや甘デジの総量出玉が、6400個から9600個まで引き上げられたとの情報も流れている。

6月1日に開催された日工組の総会で、榎本理事長は「確率の甘い機械でもファンの支持を獲得できるような機械づくりができるステージをつくっていくことに、全力で取り組んでいきたい」と述べている。それが上記の内規変更の中身ということか。

これからスマパチをリリースするメーカーの関係者は現状をこう見る。

「仕置き人はハンドル、ゲージ、Cタイムの使い方にも問題があったので、これを見てスマパチを一括りにダメだとは思わないで欲しい。1/349だから打たないということでもないと思う。玉が出ないという問題も各台計数機で慣れている。スマパチに慣れるまでのことで、あまり問題視していません。ま、ウチのスマパチが出てダメなら、本当にダメかもしれませんが」

しかし、気になるのは各メーカーがスマパチをリリースするスピードだ。専用ユニットが必要なため、ユニットがなければ、入れたくても入れられない問題も含んでいることは確かだが、一斉スタート感がない。メーカーの中にはスマパチのスペックに懐疑的なところがあって、リリースを遅らせているようだ。

それだけではない。日工組内にはスマパチ反対派もいるとか、いないとか。内規変更に関しても反対派が邪魔している、という話も漏れ伝わってくる。つまり一枚岩ではなかった。

「スマパチのスペックは成功しないと読んでいるメーカーもありました。成功したら出すのではないかと陰口もたたかれていましたが、今となってはそれが正しかったのかと思い始めています」(事情通)

ホール側のスマパチに対する要望としては、爆裂するタイプとしないタイプの両方をリリースすること。スマパチはおカネがかかるパチンコと頭に刷り込まれないためにも、優しいスマパチが望まれる。それなら、スマパチである必要がない、という意見も出てくるだろう。

今のホールに本当に必要なのは、1パチの代わりに4パチで1パチ並みに遊べる機械だ。となるとスペックは大当たり確率の下限を引き上げることではなく、ヘソ賞球も7個時代に戻すぐらいの大改革が必要になってくる。



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私には資金はないが業界を変える知恵はある

昨年、新卒で首都圏のホール企業に就職したAくんには野望がある。それは業界研究を徹底して導き出した答えでもあった。

例えば自動車業界。内燃機関エンジンを作り続けたことで、部品メーカーなどの下請けのすそ野が一番広い業界でもある。これが部品点数の少ないEV化によって大半の下請けメーカーが職を失いことになる。雇用喪失に危機感を持ったフォルクスワーゲンがEV化一辺倒に待ったをかけ、水素と二酸化炭素を原料にした「e―fuel」と呼ばれる合成燃料を使う内燃機関は容認することになったほどだ。

自動車業界とパチンコ業界を比較すると、パチンコ業界は自動車業界のようにすそ野が広い下請けのしがらみがない分、まだ有望に思えた。

さらにパチンコ業界を調べて行くと、確かに斜陽産業になりかけてはいるが、このままパチンコ業界が潰れないパワーを持っていることも分かってくる。いま、廃業して行っているホールは、廃業するだけの理由があり、廃業は当然の成り行きで、廃業すべきところが廃業して行っているだけ。パチンコ業界の構造改革をすれば、業界は必ずや復活する!と見ている。

一般の上場企業で出世するには時間がかかる。ホール企業でも同族色の強いホールでは出世するにも限界があると考えた結果、選択したホールは首都圏の中堅ホールだった。

「他業界はお客さんが欲しいものやお客さんが便利になるものを提供して、発展してきたのに、パチンコ業界はそれが一切行われていない。メーカーが機械を提供して、ホールはそれを使うだけ。ホールオリジナル台もネーミングを変え、スペックもちょっと手を加えただけ。メーカーから提供される機械をそのまま使うスタイルを変える。つまりメーカーとホールの立ち位置を変える構造改革をやる時期に来ている。自分には資金力はないが、業界を変える知恵はある」(Aくん)

パチンコ業界の将来予測としては、ホールの利益を確保するためには無人化は避けて通れないと読んでいる。そのうえでホール経営についてはこう言及する。

「ホール経営は至って単純。お客さんに還元すれば、お客さんは黙っていても戻って来る。玉を出せばいいのに、玉が出せないのは構造改革が必要。そのためにもオーナーが私利私欲に走らないこと。パチンコはギャンブル性を高めて成長してきたが、今後はギャンブル性だけを追っかけても成り立たなくなる。今のメイン客層の高齢者が亡くなり、その財産を相続する世代はパチンコをしない。お客さんの奪い合いになると出玉競争になる。生き残ったホールは必ずイノベーションを起こす」とAくんは経営者目線で表周りに励んでいる。

Aくんがどんな知恵を働かして業界を変えるのかそっと見守りたい。



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ホールが安心して遊べる場所としてサービス介助士の資格を

東北は福島のホールでの出来事。周辺は農業地帯で常連客は高齢者が多い。ま、地域性に関係なく、高齢者が多いのは全国共通ではあるが、話を進めよう。

常連のおじいちゃんは普段は補聴器を掛けている。しかし、遊技するときは効果音が大きいために、外して打っている。

で、外したままどこかへ落としてしまったようだ。従業員を呼んで店内を探してもらった。おじいちゃんは片方だけ落としていたのだが、全部で3つの補聴器が落ちていた。おじいちゃんの補聴器は無事戻った。店内放送で補聴器の持ち主の呼び出しをしたが、現れることはなかった。

夜、ホールに1本の電話が入った。

「おばあちゃんが、補聴器をなくしているんですが、お宅に落としていませんでしたか?」

「はい、ちゃんとあります。保管していますよ」

それは常連のおばあちゃんの家族の人からの電話で、無事、持ち主が見つかった。

翌日、家族の人が菓子折りを持ってお礼かたがた補聴器を取りに来た。

おばあちゃんは、10年前までは野良仕事が終わると、おじいちゃんが運転する軽トラに乗ってホールに通っていた。店長は夫婦で仲良くパチンコを打っていた姿をよく覚えている。

おじいちゃんが亡くなると、ホールへ行く足がなくなったが、タクシーで通うようになった。帰る時間は夕方4時と決めていた。勝っても負けても4時まではホールに滞在している。

「おばあちゃんは行くところもないので、御宅には本当に助けられているんですよ。パチンコ屋がなくなったら、外へ出かけることもなくなると思います。そうしたら鬱になるかも知れません」

菓子折りは品番から5000円相当と思われた。感謝の気持ちをありがたく頂いた。

昼間のホールは一種の老人ホーム状態になっているようでもある。老人ホームというより、デイサービスか。

そこで店長は考えた。ホールではAEDを設置するケースが増えた。これに関連して、役職者の条件としてサービス介助士の資格を加えたらいいのではないかと思った。

で、サービス介助士とは、高齢の人や障害がある人を手伝うときの「おもてなしの心」と「介助技術」を学び、相手に安心していただきながら手伝いができる人のことだ。

ホールの中心客層が高齢者となった現在、サービス介助士がいるホールであれば、安心して遊ぶことができる、というわけだ。

業界が率先してこの資格制度に取り組めば、ホールは万一のことがあっても「安心」な場所であることが認知される。



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