パチンコ日報

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一番の無駄は1パチ、5スロ?

現在40代のホールの2代目は、子供の頃から既定路線だったホール経営の道へ進むことなく、自らが始めた学習塾の社長に収まっている。

1人息子だった。幼少期から地頭の良さを発揮。数学が得意だった。国立の超難関大学へ現役合格する。その時にオーナーは「自分の頭脳を活かせ。やりたい道へ進め」と後継者にすることは諦めた。

大学生の時に家庭教師のアルバイトを始めた。

大学を卒業すると内定していた一流企業へは就職しないで、学生時代の家庭教師仲間と学習塾の会社を興すことにした。その時の資金は全額親から出してもらったために、社長に収まることになった。

学習塾を興した時、生徒の数は3人からのスタートだったが、今では数百人の生徒を抱える学習塾へと成長していった。

生徒の比率は高校受験を控えた中学生の方が、大学受験を控えた高校生よりも多い。合格率の高さから学習塾界隈では名前が通る存在にもなっている。

生徒の教え方に加え、父兄からの相談事にも乗るようになったことが評判になる。紹介で生徒が集まってくるようになる。

で、相談事というと高校生なら進路相談、晴れて大学生になったら就職相談は当たり前。ここの違いは家庭の困りごとにも親身になっていたら、お母さんからは離婚相談までされるようになった。それで、塾で教えるだけでなく相談事にも乗れる人材を補強したほどだ。教え子が弁護士にもなっているので、法律相談はそちらへ流すようにしている。

一方、実家のホールは、かつては複数店舗を運営していたが、現在は1店舗を残すのみ。大型繁盛店だが、利益はホールよりも学習塾の方が勝っている、という。

繁盛店なのにあまり儲かっていない。父親から「コンサルをしてくれないか」と依頼があった。それでホール経営を見るようになった。

オーナーは、ホール運営を店長と部長に任せっきりにしていた。

帳簿を見て、無駄が多いことに気づいた。さらに、年間1000万円以上の使途不明金が何年か続いていたことが明らかになった。店長と部長の不正だった。懲戒解雇処分にした。「文句があるなら警察へ突き出す」とくぎを刺すと素直に応じた。

店舗管理者は業界外の大手人材紹介会社から高待遇で迎え入れた。

店舗を見るようになって1年以上が経った。

学生時代も1度もパチンコは打ったことがなかった。興味がないからだが、経営を見るようになってホール経営は効率が悪いことが気になった。

毎月のように繰り返される新台入れ替えは、投資の割に儲からない。父親の論理は「他店より出しているから客数は多いが、その分利益が薄い」。

もう一つ、一番の無駄は1パチ、5スロ、と指摘する。

ここは4パチ、20スロもそこそこの客付はあるようだが、低貸しコーナーの客がいなくなることは、怖くてできない。

低貸しの利益を手間と人件費で比較すると、なくても経営には差し支えない、との答えだ。

どっぷりとホール経営に携わっていないから、そんな視点で物事が見えるようだ。

ナンバに入口動線に配置されたコーナーには比較的客がついているホールがある。よくよく見ると客がついているのは全部0.25円パチンコだった。奥へ入って行くと4パチはもちろん、1パチにさえも客はほとんどいない。1円でも無駄だというのだから、0.25円ではもはやホール経営ではない、ということだ。



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