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逆ザヤ狙いの大景品を値上げ前にいかに吐き出させるか

金の高騰はどこまでも続く。5月1日現在、田中貴金属では金1gの販売価格は9649円、買い取り価格は9534円となっている。こうした金高騰を受けてTUCの大景品(金1g)9000円がいつ1万円に引き上げられるかのカウントダウンは始まっていた。


それを察知したユーザーは大景品が1万円に引き上げられるタイミングを狙って、換金せずに手元に貯め込んでいる人も一定数いるようだ。大量に貯玉していた人も全部引き下ろして大景品に交換してその時を待っている。

逆ザヤ狙いはTUCとしても頭が痛い問題だ。1万円に値上げした時に交換されたらたまったもんではないので、値上げする前に現在貯め込んでいる大景品を吐き出させなければいけない。そこで編み出された方法が1g 大景品の買取中止予定予告だ。


ここでのポイントは中止日を明記していないこと。これこそが心理戦でもある。買取してもらえなければ、宝の持ち腐れになる。逆ザヤを諦めて吐き出してもらおうということだ。

しかし、東京都の金賞品は波乱万丈な運命にある。それは商品価値が高く市場流通性がある金を選択した時から始まっているとも言える。

東京都の景品買取所は暴力団排除が一番遅れていた地域でもあった。警視庁のお膝元が暴力団排除が遅れていたわけだから、恰好がつかない。暴力団にすればシノギの一つが奪われるわけだから由々しき問題だった。暴力団排除の先頭に立っていたホール組合長の家に実弾が打ち込まれたりして、抵抗を見せた。

しかし、暴力団は考え方をすぐに切り替えた。新しく組織されたTUCは金賞品で統一された。つまり、TUCの窓口なら都内どこでも景品を買い取ってもらうことができた。

「パッキーカードの偽造でも儲けさせてもらったが、まさに金鉱を見つけた思いだった。ケースは本物を使い中身は金メッキだった。金型におカネはかかったがすぐに元が取れた」(暴力団OB)

TUCは当初はニセモノが登場するのを想定していなかった。偽造防止にホログラムシールが採用されるのはその後だった。その結果ニセモノを作ることを止めたようだ。

ホログラムシール対策が終わってもニセモノは出回っていた。2008年10月には警視庁組織犯罪対策特別捜査隊が、偽造したTUC景品を換金所で交換するために中国から密輸しようとしたなどとして、日本人と中国人の男女計7人を関税法違反(輸入禁制品の輸入未遂)や詐欺の疑いで逮捕している。

金賞品を使ったばっかりに偽造や相次ぐ値上げなど数奇な運命を辿ることになる。


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