ネックになっている理由は数々あるが、パチンコが遊技なのかギャンブルなのかグレーな立ち位置にあることが大きい。
中国は習近平体制になり賭博は厳しく規制されており、自国民が海外でカジノへ行くことも禁止されている。従って、中国国内でパチンコツアーの募集を掛けることは難しい、とされている。
韓国は周知の通りメダルチギが禁止されたお国柄だ。ただ、ギャンブル好きなのでベトナムのカジノではお得意様となっている。さらに世界人口の25%を占めるイスラム圏は宗教上、賭博が禁止されており、最初から対象外となる。
訪日客を国別でみると、2024年8月時点では次のとおり。
1位は中国の74万5800人(2019年比25.5%減)で最多。2位は韓国で61万2100人(98.3%増)、3位は台湾で56万4300人(同34.3%増)、4位は香港で24万6600人(同29.6%増)、5位は米国で17万4000人(同47.7%増)と続いた。
訪日観光客で1位と2位の中国・韓国人をパチンコに集客するのは難しいと指摘するのはグルーバル・パチンコの長北代表だ。同社では外国人にパチンコを打たせるための活動全般を行って、これまでに100人近くをホールへ案内して実際に数時間打ってもらう実績を踏まえての実感でもある。
むしろ、インバウンドパチンコをターゲットにするのは、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ヨーロッパ、フィリピン、台湾というのが肌感覚のようだ。
インバウンドパチンコが盛り上がらない理由は、時間的なスケジュールがないことも大きい。ツアーで日本を回っていたら時間が結構かかるパチンコへ立ち寄ることは難しい。
さらにパチンコは分からないことだらけも解消しなければならない点だ。
遊技方法、店内ルールからいくらおカネがかかるのかサッパリ分からないのでは、敷居が高すぎる。
店頭には英語表記の看板、ポスターもないので、インバウンドを歓迎する姿勢がないことも問題だ。
インバウンドパチンコに本腰を入れるのなら海外の旅行会社とタッグを組んで共同でツアーを組むことが必要だろう。日本ではナイトタイムエコノミーが不足とされており、夕食を終えた後の1~2時間をパチンコタイムにしてもらう、という形が一番理想的だろう。
実戦に際して、パチンコ初心者のために、座学や試し打ちをメーカーのショールームを借りて行えれば、パチンコの理解も早い。
訪日客の70%はリピーターでもある。1回経験することでツアーに参加しなくても、パチンコが面白かった、となれば単独でも行くだろう。
下地を作るために最初はパチンコツアーが必要だ。
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