パチンコ日報

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業界はいつまで4パチに拘り続けるのか?

秋晴れの行楽シーズン、日曜日の大阪・ナンバは人、人、人! インバウンド効果が爆発的に影響して、道頓堀界隈は外国人だらけ。観光客でごった返し、歩くことさえ一苦労だ。大阪名物たこ焼き店の前には長い蛇の列。射的場では若者の歓声が上がる。観光客たちはスマホを片手に、SNS映えする瞬間を探しつつ、ひたすら大阪を楽しみ続けているようだ。

一方のホールはというと旗艦店と銘打っている店舗の稼働に目を疑った。ほとんどの島に閑古鳥が鳴いている。どの島もスカスカで、台の前に座る人影はまばらだ。 誇らしげに店内に掲げられた「旗艦店」という看板が痛々しい。 ま、この低稼働ぶりは今に始まったことではないが、旗艦店としては寂しい限りだ。

閑古鳥の理由は4円パチンコに拘り続けているからだ。人目につかない隅の方に、わずかばかりの1パチコーナーがあるのだが、ここだけは客が付いている。業界のジレンマを見事に体現しているのがこの旗艦店とも言える。

4パチの稼働は年々下がり続けているのに対して、20スロはその逆で稼働は上昇傾向にある。4パチは稼働低下で利益をカバーするために、玉単価が2020年1.59円だったのに対して2024年は1.93円まで上昇している。

玉単価が上がるということは、それだけユーザーの懐を痛めて、さらに4パチ客が離反する結果になっている。

4パチを維持しようと思えば、以前は台粗3000円で経営できていたものが、現在は4000円となっている。この台粗を見ても分かるように4パチ客はますますいなくなっていく傾向にある。

4パチ客は日曜日の旗艦店を見ても分かる通りだ。しかし、粗利貢献ができるという理由だけで、4パチ客がいないのも関わらず、4パチ台数を減らせないジレンマに陥っている。

これはパチンコ業界という言葉があるように、パチンコの設置台数を減らせないというメーカーとホールの妙な意地があるように感じられる。しかし、市場の動向を見れば時代は確実にスロットへと向かっている。

メーカーの年間生産台数比率は、2021年では170万台中、パチンコ64%、スロット36%、とパチンコの方が勝っていた。2024年は年間販売台数140万台に対して、パチンコ51%、スロット49%、とやっと半々になってきた。

東京の主要エリアではついに設置比率がパチンコ43%、スロット57%と逆転している。あるホール関係者は「現在パチンコで稼働が安定しているのは『海物語』だけ。他の台はもういらない」 と言うほどだ。

これまでパチンコ業界の歴史はパチンコとスロットが交互に隆盛を繰り返してきた。しかし、若者がスロットから入門する現状ではパチンコの比重はどんどん低下することになりそうだ。実際、パチンコを支えている年配層が減り、遊技頻度も低下している。これはやがてパチンコが消えていく前兆なのかも知れない。


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