その背景には、まず、ゴルフコースの数が減少していることが大きな問題だ。2002年には全国に2457コースがあったが、2020年には2209コースまで減少している。参加プレイヤー数の減少により経営が困難になっており、閉鎖に追い込まれるケースが増えている。
また、ゴルフ愛好家の高齢化もゴルフ人口の減少に拍車をかけている。パチンコファン同様、ゴルファーたちの多くが高齢者となり、健康上の理由などでプレーを続けることが困難になっている。
これまたパチンコと同様に若年層のゴルフ参加率が低いことも深刻な問題だ。 ゴルフは一般的に初期費用がかかり、練習時間も必要なため、若い世代が他のスポーツや娯楽に流れる傾向がある。
ネガティブな傾向が続く一方で、コロナ禍では一時的なゴルフブームも見られた。三密を気にしなくてもいい環境下で、特に女性ゴルファーの新規参入や、以前プレーしていた人たちの「復活」パターンにより、回復の兆しが見られた。しかし、2022年は856万人だったゴルフ人口は、2024年には515万人まで減少している。
このような状況下で、ゴルフ場経営は大きな課題に直面している。パチンコ業界でもメーカーやホールがゴルフ場経営に参入しているわけだが、ゴルフ場の維持コストや将来、利用者の減少を考えると、安泰な事業とは言えない。それでもゴルフ場経営に乗り出したのは、ゴルフ場の「跡地利用」の可能性があるからだ。
ゴルフ場は広大な土地を有している。その跡地利用として特に注目されているのが太陽光発電施設の建設だ。実際に、兵庫県三田市にある三田SYSゴルフリゾートの跡地では、パシフィコ・エナジーがメガソーラーを建設し、商業運転を開始している。 この施設は発電容量が約121メガワットあり、年間約143百万キロワット時の発電が見込まれている。
このように、ゴルフ場跡をメガソーラーに転用することで、ゴルフ事業が衰退しても新たな収益源を確保できる可能性がある。
しかし、太陽光発電にも暗雲が立ち込めている。ライバルは小型原子力発電所だ。これは工場でモジュール化された部品を生産・組み立てる方式を採用しているため、また、構造がシンプルなため、コストも低く抑えられる。さらに、送電網が未発達な地域でも、その土地の電力需要に応じた原子炉を設置これにより、将来的には太陽光発電に代わる電力供給源として期待されている。
ただ、小型原子力発電所にも急所はある。核燃料使用後の高レベル放射性廃棄物が発生する問題は避けられない。このため、今後小型原子炉がどのように普及するかは未知数である。従って、ゴルフ場跡地を活用したメガソーラーの展開は、持続可能なエネルギー社会に向けた一つの解決策となり得る。
いずれにしても、ゴルフ人口の減少に伴うゴルフ場の経営難は続くが、跡地利用の可能性を見据えた事業展開が今後の鍵を握る。特に、再生可能エネルギーの分野において、ゴルフ場跡地が新たな役割を果たす可能性はある。
※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。
ピンバック: 三味唐辛子
ピンバック: 通りすがりの風来坊
ほんとにもう無くなりそう
ピンバック: 名無しマン