パチンコ日報

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北の大地で考えたコンビニパチンコの秘策

ホールの2代目はバイクが趣味だ。彼の奥さんもバイク愛好者で、夫婦揃って風を切りながら走ることが何よりの楽しみである。そんな彼らが、この夏の暑さを避けるべく、バイクで北海道へと旅立った。目的は3週間かけて道内を一周する壮大なツーリング。もちろん、ただの遊びではなく、視察も兼ねているのが経営者たる所以だ。

表向きは夫婦水入らずのロマンチックなツーリング。だが、実はこれ、道内ホールの視察が本当の目的である。なにせ買収話が持ち上がっていたからだ。ホール経営の後継者たるもの、ただのツーリングでは終わらせない。しっかりと商売の種も探していたのだ。

北海道は広い。札幌や旭川といった都市部のホールはまだ賑わっているものの、ひとたび郊外へ足を伸ばせば、光景は一変する。財政破綻で一時話題となった夕張市には、何とか営業を続ける小型のホールがポツンと1店舗。250台ほどの規模で、人口6000人強に対して競争相手がいないため、営業を続けられているのが現実だ。

観光地のホールを訪れると、そこに観光客の姿はなく、ただひっそりと静まり返っていた。さらに郡部を巡ってみると、かつての賑わいが嘘のように廃墟となったホールが点在している。無惨な姿をさらすこれらの建物も、かつては客で賑わった証だろう。平日の昼間、客がゼロという店もあり、客が入るとようやく電源が入るシステムだ。唯一の従業員は、そのオーナー本人。まさに孤軍奮闘とはこのことだ。

しかし、2代目もただ見るだけではない。実際にホールで打ってみると、意外な発見があった。あるホールでは驚くほどスタートが回ったのだ。隣にいたお客さんに交換率を聞いてみると、4パチの交換率が50玉交換だった。それで回ることが分かった。

さらに郡部で残っているホールは、どこも築年数が古い300台以下の小型店舗ばかり。これらのホールがあと数年も持つかどうか、2代目の心にも不安がよぎる。だが、この旅は決して無駄ではなかった。

北海道一周の旅を終えた彼が思ったこと、それは「コンビニパチンコ」の可能性だ。イオンモールなどの大型商業施設の出現で、地元の商店街がシャッター通り化してしまったが、それでもコンビニは例外的に成功を収めている。ならば、パチンコ業界でも小型ホールをコンビニ化することで生き残れるのではないか。そう考えるようになった。

実際に、スマート機の出現で「コンビニパチンコ」と銘打ったホールも誕生している。しかし、2代目はそれだけでは不十分だと考える。成功への秘策、それは「規制緩和」だ。具体的には、コンビニパチンコに限り、超連チャン機を認めるという奇想天外な発想だ。そうすれば、大手も黙っていないだろう。大型店だけでなく、コンビニパチンコにも進出し、小型店の復活が期待できるはずだと彼は読んでいる。

2代目は地方でホールを経営しているが、人口減少が進む地方にとって、この秘策が生き残りの鍵となるかもしれない。北の大地の風を感じながら、彼は新たな可能性を感じたのであった。



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